乳がんになってスピリチュアリズムに出会うVol.2

スピリチュアリズムに出会い
生き方が180度かわりました
シルバーバーチの霊訓を人生の指針としています

良心の声

2017-09-02 20:34:39 | シルバーバーチの霊訓
More Wisdum df Silver Bilrch (次の第7巻として翻訳の予定―訳者)を読んだ読者からサークル宛に長文の手紙が寄せられた。

その大要を紹介すると―
”私の知っている人のなかには神を畏(おそ)れ教会を第一主義とする信心深い人が大勢います。

その人たちは確かに親切心に富み喜んで人助けをする人たちで、教会が善いこと正しいこととして教えるものを忠実に守っております。

ところが何でもないはずの霊的事実を耳にすると、それを悪魔のしわざであるとか罪深きこととか邪悪なこととを言って恐れます。

その無知は情けなくなるほどです。

ところで、こうした人達 及びこれに類する、言わば堅実に生きる善人は、私の考えでは、偏見のない良心と、何世代にもわたって教え込まれてきた幼稚な教説によって汚染された良心との区別がつかなくなっているのだと思います。

たとえば日曜日に教会へ出席しなかっただけで悩んだりします。

彼らにとっては礼拝に出席することが神の御心に適(かな)ったことであり、善であり、正しいことであり、従って欠席することは間違ったことであり、罪深いことであるかに思えるのです。

そうした思考形式が魂に深く植えつけられた場合、いったいどうすれば正常に戻すことができるのでしょうか。

彼らが呵責(かしゃく)を覚えているのは本当はシルバーバーチ霊がおっしゃる偏りのない良心ではありません。

一種の偏見によって本当の良心が上塗りをされております。

そこでシルバーバーチ霊にお願いしたいのは、本当の良心は何か、それと見せかけの良心とを見分けるにはどうしたらよいかを教えていただきたいのです”云々・・・

この手紙の主旨を聞かされたシルバーバーチは次のように答えた。


「地上においても霊界においても、道徳的、精神的ないし霊的問題に関連してある決断を迫られる事態に直面した時、正常な人間であれば”良心”が進むべき道について適確な指示を与える、というのが私の考えです。

神によって植えつけられた霊性の一部である良心が瞬間的に前面に出て、進むべきコースを指示します。

問題は、その指示が出たあとから、それとは別の側面がでしゃばりはじめることです。

偏見がそれであり、欲望がそれです。良心の命令を気に食わなく思う人間性があれこれと理屈を言い始め、何かほかによい解決法があるはずだと言い訳を始め、しばしばそれを“正当化”してしまいます。

しかし、いかに弁明し、いかに知らぬふりをしてみても、良心の声がすでに最も正しい道を指示しております」

サークルの一人「この手紙にはスピリチュアリズムは間違いであると思い込んでいる実直で真面目な教会第一主義の信心家のことが述べられておりますが…」


「それはもはや良心の問題ではなく、精神的発達の問題です。

問題がまったく別です。

それは間違った前提に立った誤った推理にすぎません。

私のいう良心は内的な霊性に関わる問題において指示を必要とする時に呼び出されるものです」


―でも、良心は精神的発達と密接につながっていませんか。


「つながっている場合とつながっていない場合とがあります。

私は良心とは神が与えた霊的監視装置(モニター)で、各自が進むべき道を的確に指示するものであると主張します」


一人の人間は正しいと言い、別の人間は間違いだと言う場合もあるでしょう?


「あります。

が、そのいずれの場合においても、自動的に送られてくる良心による最初の指示が本人の魂にとって最も正しい判断であると申し上げているのです。

問題はその指示を受けたあとで、それに不満を覚え、ほかにもっとラクで都合のいい方法はないものかと、屁(へ)理屈と正当化と弁解を始めることです。

しかしモニターによってすでに最初の正しい指示が出されているのです。

この説はあまり一般受けしないかも知れませんが、私の知るかぎり、これが真実です」


東洋の宗教は古くから人間の内部に宿る神を強調していますね。

「私なら神の内部に宿る人間を強調したいところです。

私に言わせれば”人間の中の大霊”といっても”大霊の中の人間”と言ってもまったく同じことです。

神と人間とは永遠のつながりがあります。

神は絶対に切れることのない愛の絆によって創造物とつながっております。

進化の程度において最下等のものから最高の天使的存在にいたるまでの全存在が神の愛と生命の活動範囲の中におさまっています。

程度が低すぎて神から見放されることもなければ、高すぎて神を超えてしまうこともあり得ません」



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