地上生活は、その人でなければならない場所に、またその人が最善をなすにふさわしい場所に、各人が適確におかれている。
霊性進化の究極の目的は個人の鍛錬にある。
人の思想・言葉・行為は、人生の畠に播かれる種子です。その結果は狂いなく、逃れることは出来ません。それは真理であり、他日、人はその証しを身をもって知るに至りましょう。明日、人が困難にあい、気を動転させれば、人生は不快なものとなります。逆に、この世の事は目くじらを立てるほどではない、こう思えば、人生は心楽しくなります。焦れば事は難しくなり、辛抱して、心静かに神に目を向け、行くべき道を問えば、万事よくなります。
人生の一瞬たりとも、無駄でなく、間違ったものはない。人の経験、人生の目的、これらはすべて、魂の成長と内在の自己顕現のためにある。経験の下をよく掘り下げて、知恵と知を求めるなら、その進歩と自己顕現の速度は早まる。大切なことは、表面の出来事ではない。その境遇だとか富のあるなしではない。本人のその境遇への反応の仕方、隣人と神に対する自己のかかわり方、これである。人生航路の一つ一つは、その者が日々通過する悟りへの門である。
この世に偶然はない。
日々起こる出来事に対して逃げずに、経験することが、霊性が上がる最短である。
嫌なことは避けたいし、嫌な思いもなるべくしたくない。
苦手な相手を避けていたけれど、向き合わないといけない。頭で考えるのは簡単なんだけど、肉体は重いな。
どうしたら吾等は良い世界を創り出せるか。それはですな、皆さんが心魂をつくして、人類に対し、また一人一人に対し、親切であろうと決意することーー唯この一事その他に何があろうーーさすれば、驚くほどの平和が生まれることに、皆さんは一驚しよう。
単純きわまる道ですな「親切であれ」。
しかと心に銘ずることです。
新年が来れば、人は新しい年に目を向け、新しい決意をする。しかし、たちまちそれはどこかへ吹き飛んでしまう。
実行は中々に難しいものだから。
誰しも思うように、皆さんは奉仕やら人生の活用やら、それ以上のことをやろうと考えてしまう。
人というものは、未だせねばならぬ仕事がある間は、他界するものではない。
従って、皆さんが本日、神の忠誠なる僕たらんと決意するなら、吾等は皆さんにもう一度新しい第一歩を与えよう。
親切であれ・・・・・互いに親切であれ。
自分が苦手な人に親切にする。なかなか難しい。いろんな思いが出てきて素直に行動に移せない。
それが最短の道なのに。
人のことを批判するが、間違ってるのは自分かもしれないと、ものの見方を変えないといけない。
私は自分のカルマ（業）を辿っているにすぎない。自分の播いたものを刈り取る、これなくして、人は人生から価値あるのを学びとる道はほかにはない。
