晴朗無上

日々の出来事など

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2009-04-14 17:42:13 | Weblog
『ゼルプの殺人』ベルンハルト・シュリンク著

 これで、ゼルプシリーズは読了。

 今回は、ドイツそのもの、旧東西時代から、統一後までの
 日本で、のほほんと暮らしている私には、なかなかわからない
 問題で、ドイツの人々というのは、常にいろんなことを考えて
 いるんだなー、なんて思った。

 そして、ドイツの人は小説という架空の世界だからなのか、
 それとも、現実でもそうなのかはわからないけど、
 日本のミステリ小説のように「勧善懲悪」というか、
 犯罪を犯したら、ぜっっったい、つかまるんだぞっっていう
 ものではないんだな、と思った。

 だいたい、第一作でゼルプ氏はすごいことをやってるんだから。
 日本なら、これでおしまい、になるだろうな~。

 シュリンク氏、もうミステリは書かないのだろうか?

 おもしろかったな。