憲法九条やまとの会

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6月13日集会の後援を取り消そうとしていることについての声明

2015年06月26日 | その他の会からのお知らせ

メディアに大きく取り上げられている下記のこと、会としての声明が決まったので、アップします。
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6月13日集会の後援を取り消そうとしていることについての声明

  大和市と大和市教育委員会は、当会が主催した6月13日の集まり「若者と国家-自分で考える集団的自衛権」の後援を取り消そうとしています。

  当会は、この集まりに広い市民の参加を得たく、2月6日両者に後援をお願いし、3月13日と31日に了解を得ました。社会派アイドルグループ「制服向上委員会」を招くことが決まったのは申請の後でしたが、このグループが歌うことなども完成したチラシに記載し、これと招待状を市の担当者らと市議会議員全員にお送りもし、この招待状にて何人もが参加されています。集まりの参加者は300人強でした。市からの財政的支援はありません。
 今回、同グループの歌った歌詞が問題とされていますが、歌詞を変えてと言えるはずはありません。著作者人格権を侵害しますし、実に失礼な話です。
 
市と教育委員会は、学識や多くの意見などを聞くことのできる集まりにつき、広く市民に知らせるために、後援すべきだと考えます。実際、大和市是である厚木基地問題の解決あるいは介護問題1つをとってもすべて政治が絡み、単に政治が絡むから後援できない、と言うのでは、ほとんどの集まりの後援ができないことともなり、市民の市への期待に反します。そして今まさに「憲法についての国民的議論の喚起」が必要なところです。ですから、政党党派が主催するとか、政党党派拡大のための集まりでない限り、後援すべきだと考えます。
 
以上のことから、今回の後援を取り消そうとしていることには、到底納得ができません。これをここに表明し、大和市と大和市教育委員会には、お考え直して頂きたいと存じます。

  また、このたび「制服向上委員会」の会社と歌手らには多大な迷惑をかけました。ここにお詫び申し上げます。
  
今回、お招きしたアイドルグループの歌詞をもとに自由民主党から後援の疑義が出てくるという事態となりました。今回の「戦争立法」の異常性がいよいよ広く知られてきたことの焦りだと感じます。
  
当会は、今後とも海外派兵のための改憲に強く反対し、まして今回、国会各議院の3分の2による発議、国民投票の過半数の賛成による明文改憲を問わず、すなわち憲法制定権力が国民にあることを無視して提出された違憲の戦争立法に強く反対し、その理解を求めていきます。

平成27年6月26日

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