北部の地域懇談会素敵なつどいでした。ありがとう。
「東海の・・」「働けど・・」誰もが口にしている歌。日本中で一人として知らない人がいない歌。それが啄木。今日は啄木の値打ちを再認識しました。
そして啄木に魅せられた人の、心の一端をいただきました。
「初恋の」こと。坂本竜馬の4代目のこと。書簡の値打ちのこと。興味深く聞きました。
宮沢賢治のことも貴重な話でした。北部の皆さんの、特にご婦人達の活躍にも感心しました。
交流会に参加出来なかったのが残念でした。
一つ質問をと思っていたことを、思い出しました。
「なぜ砂山から錆びたピストル」が出てきたのでしょうね。昔から疑問でした。今日、の心残りはこれをききそこなったことです(M)
石川啄木については、ほとんど名前しか知らない状態でしたが、歌謡曲の「ポプラ」やら「アカシア」やらの文句は啄木の歌から始まり、他にも私たちのおなじみの歌や歌謡曲やらには啄木の歌に影響されたものがいっぱい。
啄木は、日本の和歌を近代にうまくのせてくれた、今、巷にあふれる日本の歌の元祖だったんですね。
上野先生のアイルランドと日本の朝鮮占領との深ーい関係でもそうでしたが、全然関係ないと思っていたものが実はしっかりつながっている。「魅せられて」シリーズで、「遠くの昔のことか、、」とおもっていても、「今」というのはその「昔」のことからしかできていないんだなあ、、、ということを教えていただきました。温故知新の大切さを思います。ありがとうございました(Y)
会場に来たけど、幼児連れでは入れるような場所がなく、ドアの外から私と目を合わせて帰った娘を除き、「行くよ」と言ってくれたうち3人は来ていなかったので、むしろ予定もしていなかった方々が結構多かったようですね。
あらためて「いい企画だったんだなあ!」と。
私自身はうろうろ歩きしていることが多く余り集中していなかったので、質問も憚られるような感じだったのですが(でもやっぱり喋ってしまった!)、年末のわがスタ会恒例望年会のように気楽な雰囲気の中で、つい声を出したくなる、しゃべってしまう、という集いがいいな、と思っていたので、良かったです。
話たい人が話しできると楽しいし、話したくない人も話を強要されず聞くだけで楽しい人も来れる集いが、定着するといいですね。
それにしても、近藤典彦氏のお話にセックス関連の話が平然と出てくるとは思いもよらなかったのですが、開始早々で、ふんわりと場の雰囲気を作って下さったように感じました。
やっぱり去年の「アイルランドに魅せられて」の下地が今年の集いに繋がったものと思います。「シリーズ・魅せられて」のネーミングは成功。
実に啄木さんに魅せられてウン十年、といったお話でしたよね。
ああいう風に薀蓄をかたむけられると、影響をうけますね、“打上げ”から帰宅するや否や、竜太さんが関連図書を10冊くらい持ってきて、ひとしきり「啄木談義」でした。
もっと続きを聞きたいという要望もあったようで、どうしましょうか
。近藤先生も嬉しそうで、またおいでくださる用意があるように見えました(S)
こんなに有意義で、楽しく興味のそそられる講演会は、久方ぶりでした。はい!!
ご紹介してくださった上野さん、快く来てくださった近藤さんに心より感謝してます。
石川啄木の「東海の小島の磯の・・・・・」はなぜか気に入って居りました。
例の「啄木の詩は、なんとなくいい!」の近藤先生の言葉、しっくりきました。
改めて啄木のことをお聞きし、さらなる興味がわいています。
是非2回、3回とシリーズ「石川啄木に魅せられて・・・、恋有り生活有りで」賛成です。
今回参加された皆さんも、きっとまた参加したいのではと思います。お茶とお菓子タイムも、とっーーても良かったと思います。!!(^-^)
皆さん、ティータイムが有ったことで、かなりホットした事でしょう。
近藤先生のお話は、後から後から湧き出るように、溢れるように、尽きる事を知らないというか、あの物凄い数の詩の解説だけでも、莫大な時間にもなることでしょう。
上野先生、どうぞまた近藤先生へのご依頼、構わないものでしょうか?今回参加出来なかったスタッフのみなさんのせひの参加、お勧め致します。
「良いですよーーー」ほんまに!!では、おやすみなさい(Y)
沢山の方々の参加嬉しかったですね。近藤先生の啄木への思いに裏打ちされたお話は魅力的でした。
忘れかけていた文学への思いをかき立てられた気がします。
近藤先生の啄木についての授業を受けて勉強したい気分デース。
「魅せられてシリーズ3」も石川啄木でお願いしたいです。
お誘いした人の何人かの感想
・とてもよかった。もっと聞きたかった。
・お話しの時間がもう少しあればよかったのに・・・
・まだまだ、いろんな角度からの啄木の話も聞いてみたい。
などなど・・・
隣に座っていた方のお父様が啄木のお父さんにお金を貸して証文も持っていると言っていました。(いろんな方が参加されていたんですね)
・自分たちの会に来ていただいてお話しをききたい。
・感想メール(40代男性)
正直なところ、今日まで啄木についてはあまり馴染みがなく、ほとんど予備知識なしでの参加となってしまいました。
一日でどこまで理解できたのかと言われると心許ない部分はあるのですが、それでも啄木の才能の一端はみてとれたように思います。
とりわけ、見開きで4つ詩を並べることで仕掛けがしてあるという点、とても興味深く時間がもう少しあったらと思わずにはいられませんでした。
また、宮沢賢治の話はショッキングではありましたが考えるところ大でした。
今日一日で日本の近代文学に対する興味が湧いてきたような気がします。お誘いいただきましてありがとうございます。(M.・H)
とても好評で本当によかったです。
本もだいぶ買っていただきました。先生のお話を聞いて読んでみたいと思ったのでしょうね。私もですが・・
我が家の夫はもう読み終えたようですが、私はこれからです。
・啄木短歌に時代を読む 10冊
・石川啄木入門 1冊
・一握の砂 石川啄木 12冊
上野さんいろいろお骨折りありがとうございました。みなさん本当にご苦労様でした(Y)
沢山の追加のご感想送付ありがとうございました。ほとんどびっくりして、うれしく拝読しました。
Mさんのご質問について。
啄木短歌の3年間(1908~10)の特徴は
1908年(明治41):空想・奇想による歌が多い。
例:はてもなき曠野の草のただ中の髑髏を貫きて赤き百合咲く
1909年(明治42):ふざけた歌が多い
例:つかれたる牛の涎(よだれ)はたらたらと千万年も尽きざる如し
1910年(明治43):これぞ啄木調
例:アカシアの並木にポプラに秋の風吹くがかなしと日記(にき)にのこれり
ピストルの歌は1909年の作です。 近藤典彦
私が以前「すてきな歌」としてご紹介した啄木のうた
宗次郎に
おかねが泣きて口説きおり
大根の花白きゆふぐれ
これも空想の歌かなあ、と考えておりましたが、そうでしょうか?
この歌に出会ったのは、盛岡の好きな「わんこそば」屋さんの壁に短冊に書いて貼ってあったのです。
こんな歌に出会ったのは、私たち二人初めてだったので、びっくりして啄木のイメージがかなり広がり、でも「どうも現実の歌ではないのではないか。
感じとしてロシア文学的な景色だなあ」などと感想を言い合っていました。
女のおかねさんが男の宗次郎(そうじろ)を口説く」などは封建思想ではなく、民主的でしょう?
啄木の“あこがれ”などが感じられ、作家としての啄木がますます好きになった、という一首となりました(S)
上野さん、近藤さんありがとうございます。
もしかして、テロリストと関係があって、そのピストルのこと、かなとおもいました。が、ジャックナイフのほうが可能性がありますね。最大の感想は、15の自分と比べて想像もできない、猛烈に才能に満ち満ちた存在であったということです(M)