憲法九条やまとの会

今、日本国憲法九条改憲を止める
 ・・・平和を望み、維持したい・・・

『攻められた時のために軍隊を持っておくべきだ』について

2009年12月27日 | 憲法改定を進める人たちの論理について

『攻められた時のために軍隊を持っておくべきだ』について

 現在の「テロとの闘い」といわれるような戦争では、軍隊を持っていたとしても攻められてしまったら同じなのです(9.11同時多発テロ、ロンドンのテロ)

 特に日本は、入り組んだ海岸線に囲まれ、人口が密集し、新幹線が走り回り、多くの原子力発電所を抱えています。

 このような国が軍隊を持つことによってテロを含む
攻撃から国民を守れると考えるほうが、よほど非現実的なことです。

 今の日本国憲法は、軍隊を持つことはかえって攻撃の口実を与えることになるから、軍隊は持たないほうが安全だ、という考えによって、非暴力平和主義を宣言しています。

 一旦戦争が始まり、暴力の連鎖、憎しみの連鎖が始まると、それにより多くの国民の生命と財産が失われることになります。

 こうした殺し合いの無間地獄に入り込むリ
スクを負って、先制攻撃をしかけるメリットがあるのでしょうか。

 日本軍がアメリカと行動を共にすることにより、アメリカの敵は日本の敵となり、日本は今まで以上に攻撃されやすくなります。

 常にテロの脅威にさらされる社会とな
ります。

*この内容は伊藤真著『憲法の力』(集英社新書)714 からの要約です。全文を読まれることをお勧めいたします。(スタッフT)

『軍隊を持ったからといって、必ずしも戦争をするわけではない』について

2009年12月27日 | 憲法改定を進める人たちの論理について

『軍隊を持ったからといって、必ずしも戦争をするわけではない』について

 これまで人類は自衛戦争の名の下で侵略戦争を行ってきた。

 アメリカの行ったベトナム戦争も、旧ソ連のチェコスロバキア軍事介入や、イギリスの中東のイエメン介入、日本の「満州事変」から「大東亜戦争」にいたるまでの侵略戦争を、自衛の名の下に行ってきました。

 憲法で歯止めをかけておけば大丈夫、という考えは、権力者が憲法を守ってくれるという前提があっての話。

 現在の権力者は現行憲法すら守れない人たちで、この先も
信頼できない。

*この内容は伊藤真著『憲法の力』(集英社新書)714 からの要約です。全文を読まれることをお勧めいたします。(スタッフT)