『攻められた時のために軍隊を持っておくべきだ』について
現在の「テロとの闘い」といわれるような戦争では、軍隊を持っていたとしても攻められてしまったら同じなのです(9.11同時多発テロ、ロンドンのテロ)。
特に日本は、入り組んだ海岸線に囲まれ、人口が密集し、新幹線が走り回り、多くの原子力発電所を抱えています。
このような国が軍隊を持つことによってテロを含む攻撃から国民を守れると考えるほうが、よほど非現実的なことです。
今の日本国憲法は、軍隊を持つことはかえって攻撃の口実を与えることになるから、軍隊は持たないほうが安全だ、という考えによって、非暴力平和主義を宣言しています。
一旦戦争が始まり、暴力の連鎖、憎しみの連鎖が始まると、それにより多くの国民の生命と財産が失われることになります。
こうした殺し合いの無間地獄に入り込むリスクを負って、先制攻撃をしかけるメリットがあるのでしょうか。
日本軍がアメリカと行動を共にすることにより、アメリカの敵は日本の敵となり、日本は今まで以上に攻撃されやすくなります。
常にテロの脅威にさらされる社会となります。