TRIVIAL JUNK Blog

ダラダラコスプレイヤー”克晴”の、コスと映画とその他諸々。

300[スリーハンドレッド]

2007-07-08 23:57:47 | 映画
スパルタブートキャンプ(多分同ネタ多数)
<公式サイト>


史実「テルモピュライの戦い」を元にした、フランク・ミラー(「シン・シティ」)の劇画の実写化。

まぁ予告やポスターを見ていただければ分かるとおり、全編これ男性ホルモンの本格マッチョ映画であります。

放射能すら弾き返しそうなムッキムキの益荒男どもが、延々腹筋を躍動させて大軍相手に大暴れ。
身に纏っている物がビキニパンツとマントだけなので、画面にはほぼ常にムキムキの腹筋かきわどい股間が写っているという壮絶な事態。
観た後は筋トレに励みたくなること必至。

戦闘シーンではスローと早回しを交互に挟み独自のテンポを確立。
これによりタダでさえ迫力ある(筋肉で)ぶつかりあいが更に熱さ倍増。観るほどに血液沸騰!
出血描写は控えめながら、「切り株」はバッチリ描かれていて容赦のなさも伝わります。
敵さんも無意味にバリエーションに富んでいて飽きさせません。

これに加え、CG加工により常にザラついている背景も独特の雰囲気を醸します。
新感覚の映像体験というアオリもあながちハッタリだけではないなと。

まぁ、上記のノリそのままで主人公とその奥方が一戦お始めになられたあげく、前から後ろへのラーゲチェンジまで丁寧に描写された時はリアクションに困りましたがそれはどうでもいいことですね。

ストーリー面はやや陳腐、とは言え本格歴史モノを期待しなければ充分面白がれるでしょう。
最近はこういう「真正面から熱い英雄譚」は珍しく、そういう路線がお好きな愛すべきバカ(含む自分)にはたまらない作品です。
つーか、敵方に魔術士だの巨人だの両手が剣になってるハート様もどきだのがいる時点でB級なのは丸分かりですけども。


ともあれ、LOTR以降むやみに増えた「大軍勢バトル」に新たな方向性を示した功績はデカいと思います。
必見。


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