むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

冷静か情熱か

2009年04月09日 02時58分46秒 | Weblog
オバマ大統領をはじめ、最近の7代の米国大統領のうち5人が左利きらしい。
ワシントン・ポストが選挙前から注目している。
英字新聞は相変わらずスラスラ~とは行かないけれど、たまにこんな記事を見つけると、うれしい!
◆Washington Post
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/03/22/AR2009032201663.html


左利きの人間の方が優秀なんだろうか……?
答えはわからないらしい。


ただ、左脳は言語や論理、右脳は感覚、感情をつかさどるとされる。
ややこしいことに、脳と体の関係は逆になっていて、左脳は右半身、右脳は左半身に影響を及ぼすらしい。


ということは、オバマは理論よりも感覚、感情重視……?
確かに、難しい理屈というよりは、オバマは庶民「感覚」に近い。
冷静でありつつ、情熱も感じられる。


  ×   ×


一方で、あまりに感覚、感情に走りすぎるのもこれまた困りもんだ。
そんな感情に走りすぎるマスメディアの北朝鮮報道に異論をとなえる声も強まっている。

◆浅井基文・広島市大平和研究所長
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2009/index.html

◆日刊ベリタ
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200904031626365

根拠が不十分なまま「弾道ミサイル」という言葉を使い続け、国民感情を煽るような報道がなんとな~く許されている。
結果的に多額の国の防衛予算を支えている。

メディアは無自覚。途中から引き下がるのも大嫌い。
「男社会」のマスメディアって、やっぱり右脳型なんだろうか。
冷静さを欠いた情熱?熱情?は、なんだかうっとうしい。


大人の世界は、本質的な議論よりもいろんな「力学」が優先する。
納得できないけれど、この問題からひとまず撤退。
力のなさとサラリーマンであることを自覚した。

目線と効率

2009年04月08日 01時51分38秒 | Weblog
アフリカから先輩記者が一時帰国中。
全く変わっていない……というか、余計に変てこ?になっていた。
その目線の低さ、やさしさから、周囲に多くの人が自然と集まってしまう不思議な人だ。
「効率」や「スピード」とは対極の人でもある。

  ×   ×

今、国内だけでなく海外の記者でも、いつでも携帯電話で呼び出される時代だ。
昼も夜もあんまり関係ない。
被災地や紛争地に行っても、パソコンを通じて原稿や写真をすぐに送るのが当たり前になっている。

駆けだし記者のころは、携帯電話もなくポケベルの時代。
呼び出されても、ひと呼吸置いてから電話をかけられるし、いろんな“言いわけ”も可能だった(笑)
写真も暗室でじっくり時間をかけ、失敗を繰り返しながら、1枚1枚焼いていた。



時間は大幅に短縮され、「作業」は大幅に楽になった。
それで、果たして、読まれる記事が増えただろうか。
効率やスピードと引き換えに、失われていくものも多い。

一攫千金

2009年04月07日 11時03分58秒 | Weblog
「新聞記者って、儲かるでしょう?」

入社以来、ずっと嫌だった。
一部の大新聞や優良地方紙の記者たちと一緒にされ、取材相手からこう言われるのが……。
全くそうでない人たちも結構いるのに(笑)
時給にしたら一体……???



けれど、17年目にしてようやく報われた。
疲れが一気に吹っ飛ぶ!

「250億$」

夜勤を明けて、財布を見たら、入っていた。
こんなに欲しいなんて言ってないのに……。


先輩記者からのお土産。
ただし、ジンバブエでのみ使用可。

やっぱりこれほど楽しい仕事はない!


17年目

2009年04月06日 11時19分52秒 | Weblog
タイトルを変えるのを忘れていた。
もう17年目!
生まれてから17年であれば、立派な一人の人間が形成されてしまう長い期間だ。
一体、どれだけ成長したのか????

今の職場に来てから数えても、もう2年が経つ。
引っ越し荷物をかたづけ、河川敷に走りに行って、よ~し、やるぞ!と誓った覚えがあるような、ないような……。

  ×   ×

午前中、久々に思い立ち、やや重~くなった体で河川敷をジョグ!
そのあと、音楽聴きながら朝食を取って、久々にゆっくり。

週末が完全につぶれたし、これくらいは罰が当たらんだろう。
さあ、夕方からまたまた夜勤だ。

気持ちを切り替えるのにはジャズがいい!
確か2年前にも聴いていた。
ソニー・ロリンズのサックス。絡みついて、話しかけてくるようだ。
◆Sonny Rollins - St. Thomas



お祭り終了

2009年04月06日 00時34分39秒 | Weblog
「君のような問題意識は大切。けれど、メディアは“流れ”の中で仕事をしているんだ。残念ながら、君の意見は多数派ではないな」


「ミサイル」という用語を前面に出し、恐怖感を煽るのってメディアの役割なんだろうか?
この数日消えない違和感を思い切って、超ベテラン記者にぶつけてみた。
すると、上のような答えが返ってきた。


「不安や敵対心を煽ることで、在日コリアンへの事件などにつながるのでは」との懸念も口にしたら、「そこまで新聞が防ぐことはできないよ」と笑顔で一蹴された。
もともと自分が多数派だとは思っていないけれど、しっくりこない。
もっと「賢く」なるべきなんだろうか……。



結局、ロケットに弾頭はなく、人工衛星と主張して飛ばしたものは軌道に乗らなかった。
北朝鮮の「政治ショー」はお粗末な結果になり、それに群がるお祭りも終わった。



戦争ってこうやって起きるんだろうか……。
「流れ」ができると、みんながなんとな~く気分で許してしまう。
大半の人は、どこかおかしいと感じていながら、出来上がる不思議な空気感。
対抗するには、もっと力をつけるしかない。

いろんなメーリングリストを通じて、メディアへの不信を訴えるふつうの人たちの声が次々と流れてくる。

 ×  ×

何はともあれ、久々にぐっすり寝られる。
金正日様ありがとう(笑)

ドメスティック

2009年04月05日 03時15分53秒 | Weblog
職場は絶好の場所にあるのに、金正日さまのおかげで、じっくり花見もできない。
でも、今しかない!昼間に1時間ほど会社を抜け出した。
桜の木の下に新聞を引いてゴロ~ン……。

たかが桜、されど桜。
余裕がなくなってる心の隙間に、大事なものを埋めてくれる感じ。


各地を転勤したきたけれど、どこでも桜の名所だけは忘れない。
水面に桜が映る北部の琵琶湖畔、めちゃくちゃ開花が早い高知城、水鳥も飛び交う昆陽池、桜のデパートのような大阪造幣局……。
どれもいい思い出ばかり。

  ×   ×

あっという間にもう日曜日。
思えば今週はなんだか会社にばっかりいるけれど、水曜日の夜だけは仕事を離れて楽しかった。
地球の裏側の南米チリから大学時代の友人、先輩夫婦が一時帰国。
大勢で一緒にバカ話ばかりして、数時間がすぎた。

海外で活躍する友人が増えてきた。
あいつにあいつ、英語が大嫌いだった意外なあいつも……。


「外」の生活もうらやましいけれど、桜はドメスティックな良さを再認識させてくれる。

踏ん張る

2009年04月05日 02時53分20秒 | Weblog
まるでお祭り騒ぎだ。
ひねくれた性格なのか、周囲が騒げば騒ぐほど自分は冷めていく。
結局、発射しなかったから、明日以降に持ち越し。


外国のメディアは、すでに「ミサイル」という言葉を外し、だいぶ冷静になっている。
なのに、NHKや日本の各新聞は「弾道ミサイルの発射」という言葉を使い続け、驚異を煽っている。

日本のメディアは大きな流れができてしまうと、なかなか変わらない。
松本サリン事件で、みんなが一斉に河野さんを犯人に仕立て上げた時の構造と、根本は変わらないと思う。


一番考えたくないのは発射後に、弱いところへ変なエネルギーが向かうこと。
過去の地下核実験やミサイル発射の時には、必ず在日コリアンの子供たちが被害に遭う事件が起こっている。

  ×   ×

そんな中、ちょっと違った視点で踏ん張っているメディアが東京新聞だ。
北朝鮮の国民の窮状ぶりを伝えるジャーナリストのインタビューや、日本の政府が進める「ミサイル防衛」がいかに世界の潮流から遅れているかを書いた論評も載せている。
なんだか悔しい……。

◆東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2009040402000053.html

流れに抗う

2009年04月04日 00時55分25秒 | Weblog
木曜日の昼すぎから短い仮眠をはさんで32時間ぶりに会社を出られた。
はあ~あ……。なんだか北朝鮮に翻弄されっぱなしだ。

一方で、冷静さを欠いた異様なメディアの暴走ぶりにも違和感が消えない。
北朝鮮を過剰に異端視して、敵対関係をあおって一体何が生まれるのか……。

最近、淡々と仕事をこなす中でも、なるべく違和感を口にするようにしている。
嫌われたり、変に思われるリスクがあっても、言葉にしないと意味がない。
幸い少しは耳を傾けてくれる上司もいる

  ×    ×

身近な職場でさえも、はっきり声を上げたり、流れに逆らうのには勇気がいる。
そんな日本社会の独特の「枠」を簡単に超えてしまった日本人の一人がオノ・ヨーコかもしれない。

ジョン・レノンとともに、国境のない世界……♪を訴え続けた。
そんなの実現するわけがない。そりゃ、そうだ。
バカにするのは簡単だけれど、「想像」しないことには何も始まらない
40年前には考えられなかった黒人大統領が誕生し、「核のない世界」という理想を声高に訴え始めた。

中学生のころ、オノ・ヨーコって「ジョンレノンを狂わせた変わりもののおばはん」というイメージが強く、正直好きになれなかった。
でも、今はそのすごさがわかる気がする。
ジョンの死後も幅広い分野でメッセージを送り続ける脅威的な76歳!

◆毎日新聞
http://mainichi.jp/select/world/news/20090403dde007030049000c.html

◆IMAGINE PEACE
http://imaginepeace.com/news/archives/6206

Imagine - John Lennon


マイペース

2009年04月01日 02時39分38秒 | Weblog
うっ……?見たことのない数字に目がくらむ。
会社がらみの飲み会が続き、体重増加が止まらない。
体が重いと、気持ちもなんとな~く重くなる感じだ。
職場のつきあいは、無意識であっても過剰に気を使うし、あんまり続くとやっぱり疲れる。

ぜい肉を落として、早くマイペースを取り戻そう!

  ×   ×

NHKの朝の連ドラ「つばさ」がスタートした。
埼玉・川越の和菓子屋を舞台にしたドラマで、はちゃめちゃな登場人物が好き勝手に動いている。

なんと、学生時代からの友人が脚本協力で参加している!
あふれる資質と関西出身の独特のノリで、ダイナミックに自分のペースで人生をぐいぐいと切り開いている才女だ。
◆いまいまさこカフェ
http://www.masakoimai.com/