DIARIO

流れていく日々

東京タワーの続き

2006-01-13 10:56:40 | books
東京タワー(byリリー・フランキー)をやっと読み終えました。

やっぱり全然泣きませんでした。
うーん・・・この辺が号泣ポイントなのかな?
とか想像できるとこはありましたけど。

本の帯に連ねてある感想を読むと、おおよそ自分と重ね合わせて、
そして切なくなって号泣ということのようです。
わたしも何となく重ね合わせてしまうところはありました。
(こういう本は大抵、知らず知らずそうしてしまうものです)
そうすると感想としては「うらやましい」です。

抗がん剤によって苦しむオカン。
モルヒネも効かなくなって、痛みに苦しむオカン。
そしてボクがオカンの死に目にあうところ。
そのあとの葬式。

たぶん号泣ポイントあたりと思われるのだけれど、
「うらやましい」は特にここら辺。
なんでかって、「病院で親の死に目にあえた」から。

こうやって2度、ブログに感想書くくらいだから、
それはそれで「印象に残った本」といえるのかもしれません。
でも、「ベストセラー」ってふれこみがなかったら、
手にとらなかっただろうと思うし、たとえ読んだとしても、
こんな風に感想を書いたりはしなかったと思います。

「やっと終わったよ・・」と思ってしまったあたり、
冷徹なヤツだねぇ、とか思われてもしょうがないかな。