Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
主に京浜東北・根岸線について書いていきます 
とかいいつつ模型ネタ多め

懐かしい京浜東北線~TOMIX 103系(高運転台ATC車・スカイブルー)の話

2020-07-25 15:47:04 | 鉄道模型-通勤・近郊型

ようこそおいで下さいまして、厚く御礼申し上げます

毎度お馴染みのKボーイでございます

本日もNゲージのお話になりますが、お題は懐かしいスカイブルー1色の京浜東北線です。

ということで、


TOMIX 103系(高運転台ATC車・スカイブルー)のお話です



(JRマークを付けて馴染みのある姿にしました)

昭和50年代から平成初期の京浜東北・根岸線の再現には欠かせない103系 高運転台ATC車になります。

一応入線記事という形になりますが、車両本体ついては軽く触れる程度にして、どちらかと言えば付属の転写シート(インレタ)を話の中心になります。



(引き締まった先頭台車周辺)



(このお顔最高です)



(モハ103形のパンタグラフ周辺)

それでは中身を見ていきましょう。

103系は京浜東北線において約30年間活躍しました。冷房化やATC化の兼ね合いもあり、時期によって編成のバリエーションも様々でしたが、今回はJR後のシンプルな、全車ユニットサッシ車による10両貫通編成として入線させました。

今回購入したのはこの3種類です。

品番92585 国鉄 103系通勤電車(高運転台ATC車・スカイブルー)基本セット
品番92588 国鉄 103系通勤電車(ユニットサッシ・スカイブルー)増結セット
品番9308 国鉄電車 サハ103形(ユニットサッシ・スカイブルー)
になります

基本セットの内容は、


クハ103形(高運転台ATC車・奇数向き)



モハ103形(ユニットサッシ)



モハ102形(ユニットサッシ・動力車)



クハ103形(高運転台ATC車・偶数向き)
車両は以上4両です

付属品のパーツは

  • 前面方向幕パーツ
  • 運行番号パーツ
  • ATC用無線アンテナ
  • ジャンパ栓/ホース
  • 信号炎管
  • 排障器
  • 無線アンテナ用治具(※ドリル刃は0.6mmを使用)

の6種類です

行先表示パーツは「快速 大宮」「快速 大船」「大宮」「南浦和」「東十条」「蒲田」「桜木町」「大船」が、運行番号は「33B」「41A」「23A」「43B」「35B」「17B」「33C」「29A」が収録されています。

行先表示と運行番号の組み合わせは説明書に記載されています

もちろん、これ以外の組み合わせでも問題ありません

そして、皆を悩ます転写シート(インレタ)がこちら


車両番号のほか、シルバーシートマーク、JRマーク、予備用のバラ車番が収録されています。

車両番号は国鉄末期からJR化直後の浦和電車区配置車のはずです

が、一部変な番号も収録されていて、どうも腑に落ちないです。

車番については後述します

 

増結セットの中身は、


モハ103形(ユニットサッシ)



モハ102形(ユニットサッシ・T車)
の2両です。

付属品はありませんので、車番は基本セットのものを使います



サハ103形(ユニットサッシ)も増結セットと同じく付属品はありません

◎模型の細かいところ◎

初めに述べますと、今回の103系高運転台・ATC車ですが、昭和48年度第2次債務車までがプロトタイプのようです
(クハ103-336/モハ103-632・モハ102-476/サハ103-380まで)

それ以降(昭和49年度1次債務車)はドアコックのふたがユニットタイプに変わります

(引用:『鉄道ファン』1993年5月号 P32より)


手元にあった旧製品はふたがユニットタイプでしたので、新と旧ではプロトタイプが異なります

「現行製品は高運転台・ATC仕様車の中でも初期タイプ」と言えばわかりやすいかな

では、さっそくお顔を並べてみましょう。


右の旧製品も良いお顔だと思いますが、真ん中の現行製品を見ると、テールライトのふち表現や細くなったHゴム表現といった細かい部分に進化があります
左のKATO製は、Hゴムが太めの昔ながらのKATO顔、でも、ギラリと光る銀色のベルトが良いアクセントです

こうして見ると旧製品も悪くないですね。ですが旧製品にはないのも、それはLEDによる灯


電球色LEDで明るく光るヘッドライト、
水色プリズムで白色点灯する行先表示…
昔では考えられませんでした



(先頭部を斜め上から)
先頭車の信号炎管と無線アンテナは別パーツです。

信号炎管は製品状態で取り付け穴が開いていますが、ATC用無線アンテナについてはユーザーが開ける必要があります。
ドリル刃は0.6mmを使います。



パンタグラフとその配管回り、避雷器は出荷時点で取り付け済みです



クーラーはAU75Bの三菱製タイプです




(台車近影 上がクハ・サハ用、下がモハ用です)

さて、TOMIX製品の常ですが、製品に行先表示シールや、所属標記・保安装置標記・エンド標記用のインレタは含まれておりません。



なので、製品に付属するパーツやインレタだけだとちょっと寂しい仕上がりです。

ちょっと勿体ないですよね

なので、今回はお見せした車両には

・鳳車輌製造♯204「国電用方向幕 根岸・京浜東北線用』
・トレジャータウン♯TTL801-43「103系京浜東北標記」
この2つを用いてドレスアップしております


方向幕は「大船」、所属標記は民営化後の「東ウラ」にします
水色のホースも黒色で塗装すればよりリアルになります



(整備後)
レタリングと方向幕シールだけでかなり違うでしょ?

細かいところは以上です

〇転写シートに含まれる車番と1990年4月1日時点での配置区
・クハ103形 奇数車・偶数車

クハ103-307・308 浦和電車区第30編成
クハ103-395・396 松戸電車区第23編成
クハ103-415・416 京葉電車区第110編成
クハ103-481・482 浦和電車区第31編成

・モハ103・102形ユニット

モハ103-281・モハ102-436 浦和電車区第30編成 6・5号車
モハ103-309・モハ102-465 日根野電車区S615編成
モハ103-310・モハ102-466 日根野電車区S615編成
モハ103-420・モハ102-576 浦和電車区第30編成 9・8号車
モハ103-421・モハ102-577 浦和電車区第30編成 3・2号車
モハ103-447・モハ102-603 京葉電車区213編成
モハ103-449・モハ102-605 浦和電車区第65編成 6・5号車
モハ103-566・モハ102-722 浦和電車区第35編成 2・3号車
モハ103-588・モハ102-744 浦和電車区第45編成 9・8号車
モハ103-651・モハ102-807 京葉電車区第110編成
モハ103-652・モハ102-808 京葉電車区第110編成

・サハ103形(非ユニットサッシ・初期型冷改車)

サハ103-107 浦和電車区第25編成 4号車
サハ103-146 浦和電車区第36編成 7号車
サハ103-190 浦和電車区第64編成 7号車
サハ103-218 浦和電車区第31編成 7号車
サハ103-219 浦和電車区第31編成 4号車
サハ103-284 日根野電車区S414編成

・サハ103形(ユニットサッシ)

サハ103-417 浦和電車区第47編成 4号車
サハ103-431 浦和電車区第63編成 7号車
サハ103-437 浦和電車区第30編成 7号車
サハ103-438 浦和電車区第30編成 4号車
サハ103-447 明石電車区第43編成
サハ103-473 浦和電車区第36編成 4号車

ご覧の通り、何故か関西地区配置車の車番も含まれています。
新製配置も関西なので一時期京浜東北線にいたとは考えにくいですが…

ともかく私としてはJR化後、特に205系や209系もいる末期の編成にしたいところ
ですが、205系が新製投入された1990年夏時点で既に京浜東北線にいない車両もチラホラ

〇メモ:転写シートに含まれる車番で比較的再現しやすい編成
(太字=転写シートに含まれる車番)
(1)1990年4月1日現在 浦和電車区第30編成
●クハ103-307
●モハ103-420
●モハ102-576
●サハ103-437
●モハ103-281 ※1994年夏はモハ103-625
●モハ102-436 ※1994年夏はモハ102-781
●サハ103-438
●モハ103-421
●モハ102-577
●クハ103-308

この第30編成は付属品の転写シートで最も再現しやすい編成です。両先頭車は1986年2月に山手線から転属した車両で、1986年春からの1993年秋までこの編成を維持した模様。205系だけではなく、209系0番台と並べてもOKです。なのでこの編成を私はチョイスしております。

なお、モハ103-281とモハ102-436は試作冷房車です。

(2)1987年4月1日現在 浦和電車区第31編成
●クハ103-481
●モハ103-447
●モハ102-603
●サハ103-218
モハ103-13(非冷房)
モハ102-13(非冷房)
●サハ103-219
●モハ103-449
●モハ102-605
●クハ103-482

205系投入まで京浜東北線で多く見られた中間に非冷房車を挟む編成です。

そして1990年になると以下の編成になります。(1994年夏でも同一編成)
クハ103-481
モハ103-653
モハ102-809
サハ103-218(車両更新車)
モハ103-580
モハ102-736
サハ103-219(車両更新車)
モハ103-654
モハ102-810
クハ103-482

(3)1987年4月1日現在 浦和電車区51編成
●クハ103-415
●モハ103-651
●モハ102-807
クハ103-572(非冷房・シールドビーム)
クモハ103-93(非冷房)
モハ102-213(非冷房)
サハ103-154(非冷房)
●モハ103-652
●モハ102-808
●クハ103-416

中間に封じ込められた低運クハ・クモハを含む編成です。ATC化後の京浜東北線おける蒲田電車区・下十条電車区所属編成の基本パターンです。一番のネックはシールドビーム改造のクハ103-572かしら?

(4)1986年4月1日現在 浦和電車区54編成
●クハ103-395
●モハ103-588
●モハ102-744
クハ103-604(非冷房)
クモハ103-86(非冷房)
モハ102-203(非冷房)
サハ103-201(非冷房)
●モハ103-566
●モハ102-722
●クハ103-396

こちらは国鉄末期の編成です。当時としてはオーソドックスな編成です

参考:1990年4月1日時点での京浜東北線
205系 40両配置(10両編成×4本)
103系 818両配置(10両編成78本とバラ38両)
→103系の非冷房車はおおむね淘汰されています

 

◎まとめ◎

また色々をお話ししましたが、製品の魅力、伝わりましたか?

103系が京浜東北線で現役だった頃をギリギリ覚えていますが、当時は嫌いでしたね。そりゃ、幼い子供は209系でしょ。「103系大好き!」とか言ったら、将来が心配になります…危ない子だ

前面展望は絶望的だったし、真ん中に先頭車がいた編成とか、車内が明るい雰囲気の更新車とか朧気ながら記憶にあります

そんな遠い昔の記憶を手繰るのに写真も良いですが、出来の良い模型を見ながら思い出すも一興だと思います

209系0番台や205系山手線、113系と並べれば


約25年前の品川―田町間の雰囲気

実にたまりません

以上です

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