Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

週明けの展望 阪神フィリーズR

2023-03-06 | 予想

 3月に入って新人騎手のデビューに初々しさを感じましたが、福永騎手をはじめ、第一線を離れる競馬関係者が多いのもこの季節です。JRAのHPで福永騎手引退の記事やインタヴューを眺めていたら、和田騎手が同期であったことに気づきました。そう言えば、と思って、調べてみると、福永・和田の二人が競馬学校を卒業した12期生には、JRA史上初の女性騎手3人娘がいて、フジの競馬解説でおなじみの細江純子さんもその一人だったのだと懐かしく思い出しました。ずいぶん時は流れたものです。

 さて、週明けの月曜は次の日曜の重賞レースをピックアップして展望してみます。今度の土日からは3場開催となって中京が加わり、日曜にはその中京でGⅡ金鯱賞もありますが、阪神と中山で行われる桜花賞トライアルの最終便の方が気になります。特に阪神のGⅡ報知杯フィリーズレヴューは本番さながらに28頭も登録していて、混戦模様です。今日はこのレースを検討してみたいと思います。

フィリーズレビュー【2023年3月12日阪神11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp) 

報知杯フィリーズレビュー(桜花賞トライアル)の過去10年データ、好走馬一覧(2023年3月12日阪神11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 去年このレースで2着だったナムラクレアは、本番の桜花賞で3着に好走しましたが、近年の傾向からすると、これは例外で、ここで桜花賞の出走権を得ても、本番の成績は冴えないというパターンが続いてきました。やはりGⅠを控えた陣営としては、余裕のある調整をしたいので、できれば1週早いチューリップ賞の方をステップにしたいのでしょう。今年のメンバーはどうでしょうか。

 手順としては、まず、GⅠ出走馬や重賞で上位に来ている馬たちから見ていくべきでしょう。となると、まずはGⅡ京王杯2歳S3着、GⅢフェアリーS3着のスピードオブライト。私にとっては続けて高配当馬券を獲らせてもらっている縁起のいい馬です。先行力があり、末脚もけっこうタフな馬で、距離的には本番の1600よりも1400の方が断然いいと思います。前走で馬体重を12㌔減らして粘りの競馬を見せたので、消耗度が気になります。今回は馬体の回復がカギでしょう。それから、阪神JFは10着でしたが、GⅢ函館2歳Sを勝ち、GⅢファンタジーS2着のブトンドールもいて、実績的には、こちらの方が上でしょう。阪神JFの負けは距離が長かったせいだとすれば、実際に阪神1400のGⅢで2着の実績は光ります。あと、ファンタジーS組では、1着のリバーラ(阪神JF18着)と3着のレッドヒルシューズもいて、今回巻き返せるかどうか。重賞ではないものの前走エルフィンSで3着に入ったシングザットソングの末脚はけっこう魅力的です。同レース2着のコナコーストが土曜のチューリップ賞で2着に入ったので、そのコナに上がり33.2秒の脚でクビ差に迫った同馬は俄然注目されそうです。その他、阪神JF組のインティネラートル(13着)、ミスヨコハマ(9着)、ムーンプロープ(17着)ら2勝馬たちも相応に注意が必要と思います。実力の程が未知数で怖いのは、地方馬としてクローバー賞を勝って、2月にJRAに転入してきたジョリダムでしょうか。

 登録数が多いので、10頭以上が外れることになります。レースもフルゲートの18頭がひしめき合い、ごちゃついて有力どころが力を出し切れずに終わるというシーンも十分あり得ます。去年は未勝利戦を5戦目にして勝ち上がったサブライムアンセムが1着になりましたので、1勝馬たちにもチャンスがあり、波乱の余地は十分です。現段階では太字の4頭に目星を付けていますが、追い切りの様子などを見ながら穴馬を探して、週末に備えようと思います。

 明日は中山の桜花賞トラアイル、アネモネSを検討してみます。こちらもまた22頭が登録しています。フィリーズRと両睨みの馬が何頭もいて、最終的に出走馬がどう確定されるかわかりませんが、どうなっても大混戦でしょう。今日もお読みいただきありがとうございました。今週もまたがんばりましょう。


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