今朝、阪神は晴れているようです。好天の下に桜花賞を迎えられそうなのは何よりです。馬場も今は稍重のようですが、レースが始まる頃には良に回復しているでしょう。好メンバーが揃い、楽しみなレースになりました。
リバティアイランドが単勝人気1.9倍で圧倒的に支持されています。12月の阪神JFから4ヶ月ぶりのレースになりますので、1倍台というのはやや被りすぎではないかという気もしますが、どうでしょうか。今朝のオッズから、枠の人気と狙い馬を並べてみようと思います。〇数字は単勝人気順です。
<4/9(日) 阪神11R 桜花賞 芝1600>
〇1番人気枠=2枠 リバティアイランド① ドゥアイズ⑤
〇2番人気枠=3枠 ハーパー③
〇3番人気枠=1枠 ライトクオンタム②
〇4番人気枠=7枠 ペリファーニア⑥
〇5番人気枠=6枠 シンリョクカ⑧ シングザットソング⑫
〇6番人気枠=5枠 コナコースト④
〇7番人気枠=8枠 ラヴェル⑩
〇8番人気枠=4枠
阪神JFからの直行組でも2年前にソダシが勝っているように、リバティアイランドも強い競馬を見せるかも知れません。しかし、やはりトライアルを叩いて本番に臨むというのが「本道」でしょう。強さは認めつつも、他馬がそろって力及ばずということはないのではないか。過去には桜花賞で単勝1倍台に推されて敗れた馬もけっこう目に付きます。近いところでは、2018年に1.8倍のラッキーライラックが2着、17年に1.4倍のソウルスターリングが3着、16年に1.5倍のメジャーエンブレムが4着、15年には1.6倍のルージュバックが9着と、4年連続で勝てませんでした。まさに桜花賞の単勝1倍台は勝てないジンクスがある、と言ってもいいくらいです。
桜花賞の過去10年データ、好走馬一覧(2023年4月9日阪神11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
では、どの馬が先んずるのか。前走、稍重のクイーンCを好時計で勝ったハーパーなどは、有力な一頭だと思いますが、レース時計がおそらく1分32秒台の早い時計の決着となることを予想すると、この馬が33秒台の上がり脚を使えるかどうか、疑問なしとしません。ルメールさんが乗って上位に来るかもしれませんが、勝ち切るまではどうか。あと、桜花賞男の武が乗るライトクオンタムも2番人気になっていて、このレースに強いディープインパクト産駒であることはいいとしても、調教具合がよいという声がほとんど聞かれなかったのは最大の難点です。
勝てる馬かどうか自信はありませんが、どんなペースでも33秒台の末脚を繰り出せるという点で注目したいのが、コナコーストです。今年のチューリップ賞は、過去と比べると時計が今ひとつということもあって、上位3頭が今のところ「ためらいがち」な人気に落ち着いていますが、このレースで2着に来た同馬は、中位差しからわりと息の長い末脚が使えるので、ハイペースで前が潰れることになれば、展開上はまる公算が高いと思います。桜花賞の「王道」ともいえるチューリップ賞を叩いて、ここはリバティアイランドに迫るか、ひょっとしたら一泡吹かせてくれるのではと期待しています。過去のチューリップ賞2着馬から桜花賞2着に入った2019年のシゲルピンクダイヤとイメージが重なります。 相手には、ラヴェルやシングザットソング(キタウイングも含めたいところです)など、人気薄でも33秒台の末脚を繰り出せる馬たちを選んで、波乱に備えておきたいと思います。
さて、どうなりますか。注目の一戦。みなさんの好配当を祈ります。
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