昨日の続きです。混戦と見られる日曜東京のNHKマイルCですが、今日は過去の「トライアル戦」の時計と比べながら、出走馬の能力比較をしてみようと思います。対象となるのは、昨日挙げた、アーリントンC、ニュージーランドT(NZT)、ファルコンSの3つに、桜花賞、皐月賞を加えた計5つですが、皐月賞組からただ一頭参戦するダノンタッチダウンは、同レースで最下位に終わり、時計があまりに悪かったので、叩いた変わり身に期待はしますが、ここでは除外して、4レースを検討することにします。
まず、アーリントンCから。重馬場が共通する一昨年2021年、ホウオウアマゾンが勝ったレースと今回のメンバーの時計を比べてみます。⇒の先の〇数字は本番の着順です。
2023アーリントンC組 曇・重 2021アーリントンC 曇・重
①オオバンブルマイ 1分33秒9 34.6 ①ホウオウアマゾン 1分34秒2 34.8 ⇒⑨
②セッション 1分33秒9 35.1 ②リッケンバッカー 1分34秒2 34.7 ⇒④
③ショーモン 1分34秒0 35.4 ③レイモンドバローズ 1分34秒5 35.0 ⇒⑮
④トウホウガレオン 1分34秒1 34.6 ④ピクシーナイト 1分34秒6 35.4 ⇒⑫
⑦ナヴォーナ 1分34秒3 34.8 ⑰グレイイングリーン 1分36秒2 36.4 ⇒⑰
⑪ユリーシャ 1分35秒0 37.3
上がり脚にだけ着目すれば、オオバンブルマイだけでなく、トウホウガレオンも、出走できるならば上位候補と見てよさそうです。
続いて、NZTです。稍重の馬場で比較できる適当な過去レースがないので、アーリントンCとそろえて、2年前のバスラットレオンが勝ったレースと比べてみます。
2023NZT組 雨・稍 2021NZT 晴・良
①エエヤン 1分33秒7 36.0 ①バスラットレオン 1分33秒1 34.6 ⇒中止
②ウンブライル 1分33秒9 35.3 ②タイムトゥヘヴン 1分34秒0 35.0 ⇒⑥
③シャンパンカラー 1分34秒0 35.7 ③シティレインボー 1分34秒2 35.5 ⇒⑭
④モリアーナ 1分34秒0 35.6 ⑥ゴールドチャリス 1分34秒5 35.1 ⇒⑯
⑤ミシシッピテソーロ 1分34秒2 35.4
⑦ドルチェモア 1分34秒3 36.6
ここはウンブライルの上がり脚が目を引きますが、バスラットレオンの時計を考えると、少々物足りなさもあります。人気になるようなら、狙いを下げたい気もします。あと、昨日注目したモリアーナは、潜在能力はあるので、叩いて上昇があれば、というところでしょうか。
続いて、ファルコンSです。ここは重馬場で同じなのが2020年のシャインガーネットが勝ったレースですが、上の2つと揃えるために2021年のレースとも引き比べてみたいと思います。
2023ファルコンS組 晴・重 2020ファルコンS 晴・重
①タマモブラックタイ 1分22秒6 35.5 ①シャインガーネット 1分21秒3 34.7 ⇒⑥
②カルロヴェローチェ 1分22秒6 35.5 ②ラウダシオン 1分21秒5 35.2 ⇒①
⑥ウイングレイテスト 1分22秒2 35.4 ⇒⑦
2021ファルコンS 曇・良
①ルーズネクスト 1分20秒1 35.0 ⇒⑩
②グレナディアガーズ 1分20秒1 34.9 ⇒①
⑨ロードマックス 1分21秒0 35.4 ⇒⑤
ここは重馬場とはいえ、本番で上位に来るためには時計が1秒くらい遅いように感じます。二頭とも、相当な変わり身でもないと厳しいのではないでしょうか。
最後に桜花賞です。
2023桜花賞 晴・良 2021桜花賞 晴・良
⑦シングザットソング 1分32秒9 34.7 ⑮ソングライン 1分33秒1 35.0 ⇒②
2022桜花賞 晴・良
⑧アルーリングウェイ 1分33秒1 34.0 ⇒⑨
⑭フォラブリューテ 1分33秒8 34.1 ⇒⑱
レースのレベルを順位づけすると、桜花賞 > アーリントンC > NZT > ファルコンS でしょうから、こうなると、前走桜花賞7着のシングザットソングと、オオバンブルマイ、トウホウガレオンら、アーリントンC組にNZT組のウンブライルやモリアーナらがどこまで迫れるか、という構図になってくると思います。
これらに別路線組がどう対抗するかですが、それは次回検討することにします。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も良い一日でありますように。
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