Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

NHKマイルCの展望②

2023-05-02 | 予想

 

 

 

 昨日の続きです。混戦と見られる日曜東京のNHKマイルCですが、今日は過去の「トライアル戦」の時計と比べながら、出走馬の能力比較をしてみようと思います。対象となるのは、昨日挙げた、アーリントンC、ニュージーランドT(NZT)、ファルコンSの3つに、桜花賞、皐月賞を加えた計5つですが、皐月賞組からただ一頭参戦するダノンタッチダウンは、同レースで最下位に終わり、時計があまりに悪かったので、叩いた変わり身に期待はしますが、ここでは除外して、4レースを検討することにします。

 まず、アーリントンCから。重馬場が共通する一昨年2021年、ホウオウアマゾンが勝ったレースと今回のメンバーの時計を比べてみます。⇒の先の〇数字は本番の着順です。

 2023アーリントンC組 曇・重         2021アーリントンC 曇・重  

①オオバンブルマイ   1分33秒9  34.6   ①ホウオウアマゾン   1分34秒2  34.8 ⇒⑨ 

②セッション      1分33秒9  35.1   ②リッケンバッカー   1分34秒2  34.7 ⇒④

③ショーモン      1分34秒0  35.4   ③レイモンドバローズ  1分34秒5  35.0 ⇒⑮  

④トウホウガレオン   1分34秒1  34.6   ④ピクシーナイト    1分34秒6  35.4 ⇒⑫

⑦ナヴォーナ      1分34秒3  34.8   ⑰グレイイングリーン  1分36秒2  36.4 ⇒⑰

⑪ユリーシャ      1分35秒0  37.3

 上がり脚にだけ着目すれば、オオバンブルマイだけでなく、トウホウガレオンも、出走できるならば上位候補と見てよさそうです。

 続いて、NZTです。稍重の馬場で比較できる適当な過去レースがないので、アーリントンCとそろえて、2年前のバスラットレオンが勝ったレースと比べてみます。

 2023NZT組  雨・稍            2021NZT     晴・良  

①エエヤン       1分33秒7  36.0   ①バスラットレオン   1分33秒1  34.6 ⇒中止 

②ウンブライル     1分33秒9  35.3   ②タイムトゥヘヴン   1分34秒0  35.0 ⇒⑥

③シャンパンカラー   1分34秒0  35.7   ③シティレインボー   1分34秒2  35.5 ⇒⑭  

④モリアーナ      1分34秒0  35.6   ⑥ゴールドチャリス   1分34秒5  35.1 ⇒⑯

⑤ミシシッピテソーロ  1分34秒2  35.4   

⑦ドルチェモア     1分34秒3  36.6

 ここはウンブライルの上がり脚が目を引きますが、バスラットレオンの時計を考えると、少々物足りなさもあります。人気になるようなら、狙いを下げたい気もします。あと、昨日注目したモリアーナは、潜在能力はあるので、叩いて上昇があれば、というところでしょうか。

 続いて、ファルコンSです。ここは重馬場で同じなのが2020年のシャインガーネットが勝ったレースですが、上の2つと揃えるために2021年のレースとも引き比べてみたいと思います。 

 2023ファルコンS組  晴・重         2020ファルコンS  晴・重  

①タマモブラックタイ  1分22秒6  35.5   ①シャインガーネット  1分21秒3  34.7 ⇒⑥ 

②カルロヴェローチェ  1分22秒6  35.5   ②ラウダシオン     1分21秒5  35.2 ⇒①

                         ⑥ウイングレイテスト  1分22秒2  35.4 ⇒⑦ 

                          2021ファルコンS  曇・良   

                         ①ルーズネクスト    1分20秒1  35.0 ⇒⑩

                         ②グレナディアガーズ  1分20秒1  34.9 ⇒①

                         ⑨ロードマックス    1分21秒0  35.4 ⇒⑤

 ここは重馬場とはいえ、本番で上位に来るためには時計が1秒くらい遅いように感じます。二頭とも、相当な変わり身でもないと厳しいのではないでしょうか。

 最後に桜花賞です。

 2023桜花賞     晴・良         2021桜花賞      晴・良  

⑦シングザットソング  1分32秒9  34.7   ⑮ソングライン     1分33秒1  35.0 ⇒② 

                         2022桜花賞      晴・良  

                         ⑧アルーリングウェイ  1分33秒1  34.0 ⇒⑨

                         ⑭フォラブリューテ   1分33秒8  34.1 ⇒⑱

 

 レースのレベルを順位づけすると、桜花賞 > アーリントンC > NZT > ファルコンS でしょうから、こうなると、前走桜花賞7着のシングザットソングと、オオバンブルマイトウホウガレオンら、アーリントンC組にNZT組のウンブライルやモリアーナらがどこまで迫れるか、という構図になってくると思います。

 これらに別路線組がどう対抗するかですが、それは次回検討することにします。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も良い一日でありますように。


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