久しぶりに息子から電話が入ってきた。 孫の近況などを話している間に、仕事の緊急呼び出しが掛ったらしく、話が途絶えてしまいまとた。
1週間前の話です。
そのあと、6年生になった孫から、「岡山の来住です。」と、誕生祝いの礼の電話が入りました。
離れて住んでいるのが当たり前の時代がやってきた今。少し淋しい気持ちと、それぞれが自分を一生懸命生きている様子が、確実な言葉で伝わってきます。
「Just memory」と、アラスカへ一人旅した息子が、アラスカから電話して来たときに、「写真を撮って来い」と指示した時の返事の言葉です。 20年近く前の言葉ですが、時々思い起こします。
「心の中に留めます。」と言うぐらいの言葉だったのでしょう。でも、簡潔で、エキセントリックな響きを持っているものですから、今も強く「Just memory」なのでしょう。
何となく他人行儀な、叙事的言葉だと思ったけれども、今になって始めてその言葉の重さを同時に感じているのです。
その後、私もアラスカでオーロラを見て「Just memory」と口ずさみながら、大自然の中に同化されていった事を想い起こすのです。
アトリエの書庫の図書たちの一部を、何時ものように掲載します。
これらの本を頼りにしていたころの旅の思い出だったようにも思えて来るのです。