じゅやん的日常

大自然に囲まれた田舎に暮らす
専業主婦のブログ。

お勧め国立公園、其のニ

2007-12-28 13:19:31 | Weblog
ブライスキャニオン観光二日目。

ロッジの中はホカホカに暖かいのだけど
一歩外に足を踏み出すと、そこは極寒の世界。
車のエンジンキーを回すと、今までに聞いたことのないような
おかしな音がするは
ブレーキペダルの踏み込み具合がおかしいはで
ここの寒さが尋常ではないのだと言う事を
改めて実感させられたのでした。

それもまぁそのはず
この国立公園は標高2000メートルから2700メートルの場所に位置しているのです。
車に付いている温度計を見ると華氏-6度
摂氏温度に直すと約-20℃という仙台や一関では
体験できないような温度でした。
ちなみに前日の最低気温は-27度…。
風がなかったのが、せめてもの救いです。

朝日に照らされたブライスキャニオンを鑑賞するために
ポイントに車を走らせたものの
寒さと高度のためか、軽い頭痛に襲われ
なかなかじっくり鑑賞する事が出来ませんでした。

とは言え、世界的に見ても
ここでしか拝むことが出来ないブライスキャニオンの尖塔群は
この谷に、世にも不思議な光景を作り出していて
寒さに耐える価値は十分にあるものでした。

午後からは尖塔群の合間を縫って谷に下りて行くトレイルに挑戦。
展望台から眺めるブライスキャニオンももちろん素晴らしいのだけど
下から眺める谷は
また違ったものに見えて非常に楽しめました。

谷間にポコポコとそびえ立っている尖塔は
それぞれ微妙に色合いが違い、形も様々で
それらが集まるとまるで西洋の城や城壁、教会や寺社のよう。
岩のオレンジと空の青、雪の白。
この色合いのなんと美しいことか。

旅行でアメリカに行く予定があるという方がいたら
私はブライスキャニオンも強くお勧めします。

I'm pretty tired…。

2007-12-24 21:32:49 | Weblog
モニュメントバレーは数々のCMや
ジョン・フォード監督の映画、他にも『Back to the futureⅢ』など
たくさんの映画が撮影された地です。

私のお気に入りの映画の一つ『フォレスト・ガンプ』のワンシーンも
ここで撮影されました。
昨日の午後もこのシーンと同じアングルの場所を求めて
車を走らせたのだけど
あいにく逆光のために良い写真が撮れそうになく
今日に持ち越しになりました。

午前中は日差しの加減も丁度よく
あのシーン、ジェニーに去られたのちに突如始まった
果てしな~く長いフォレスト御一行のランニング(?)の最後の場所で
思う存分写真を撮ることができました。

そして旦那さんにフォレストが走る事を止めた
「I'm pretty tired…。」のシーンを再現してもらい
デジカメの動画撮影機能で撮影したのでした。

この道はハイウェイではないのだけど、田舎道であるためか
スピードリミットが110キロくらいの道なので
道端、路上での撮影は内心ヒヤヒヤものでした。
交通量の極めて少ない見通しの良い道だからできることです。

好きな映画のロケ地を訪れることができて
大満足の一日でした。

腐海の底

2007-12-20 21:33:58 | Weblog
朝からアッパーアンテロープキャニオンのツアーに参加。

ツアー催行会社に集合して、四駆で現地へ。
15分ほどの道のりでしたが途中から道とも言えないような
場所を走って行ったので、ちょっと酔いそうになってしまいました。

ここは鉄砲水によって浸食された、極端に狭い渓谷で
岩肌が比較的柔らかい為に、滑らかな水の流れがそのまま刻まれている
とても幻想的な場所です。

グランドキャニオンやモニュメントバレーなんかに比べると
日本での知名度は低いけれども
(実際私も今回の旅行の計画を立てるまで聞いたこともありませんでした)
私にとって、この地が今回の旅行で最も楽しみな場所でした。

およそ岩とは思えないような、
例えるならばチョコレートクリームを刷毛で撫でたような滑らかな美しさ!
渓谷の上部から薄っすらと光が差し込み、地面はサラサラの砂で覆われていて
「風の谷のナウシカ」の腐海の底のような
不思議空間でした。

アメリカにはNYやシカゴ等の大都会や
ディズニーワールドのような巨大テーマパークなど見どころはたくさんあるけれど
私としては、このアンテロープキャニオンをお勧めいたします。




秋セメスター終了

2007-12-13 22:04:05 | Weblog
秋季英会話教室の打ち上げで近所の軽食屋さんに行ってきました。
もちろん先生も一緒です。

当初は9人いた生徒も最終的には
5人に減ってしまったけども
そのぶん和気あいあいとした楽しいクラスでした。

しばらく皆さんと会えないのかと思うと
なんだか寂しいです。

一関にいた時には、結局友達は一人も出来なかったけど
アメリカに来てからは沢山の人と知り合う事ができました。
子供もいないで専業主婦をやっていると
友達を作るのはとっても難しそうです。

本場物のクリスマスデコレーション

2007-12-12 15:12:23 | Weblog
カンバーセーションパートナーのベティさんの家にお邪魔してきました。

以前、サンクスギビングの日には親戚が22人集まるんだ
という話を聞いていたので
かなり大きな家なんだろうなぁ、と私は想像しました。

そして辿り着いたその家は期待を裏切る事のない、
広大な庭とテニスコートを持つ、立派な家でした。

アメリカの家はホントにデカイ!!
郊外に立地しているという事もあって
周りの家もとにかくデカイ。
ちょっと安比のペンションを思い出させるものがありました。

家そのものも立派だったんだけど
なによりインテリアが素敵でした。
玄関に上がってすぐのホールには
アメリカ人のお宅定番の、御先祖様や親類の写真の数々が
素敵なフォトフレームに入れて飾られていました。

もし日本で友達の家に遊びに行って
玄関ホールに白黒の、着物や軍服を着た無表情の御先祖様たちの
写真が所狭しと飾られていたら
間違いなく不気味に感じると思うんだけど
こちらの人たちがやると、どういう訳か
とっても素敵に見えます。
なんだか映画のワンシーンみたいな感じ。

天井が吹き抜けになっている広いリビングには
これまた巨大なクリスマスツリー(本物)が飾られていました。
ツリーに飾るオーナメントは長い年月をかけて
少しずつ増えていったもののようで
ひとつひとつに思い出が込められているとの事。

ツリーに限らず、家中がクリスマスアイテムで飾り付けられていて
とても一般家庭とは思えないほどの素晴しさでした。

クリスマスの飾り付け以外で目を引いたのは
数々の外国旅行の土産物。
ベティさんは特にアフリカがお気に入りのようで
アフリカの儀式で使うようなお面や女性の銅像みたいなもの
絵画などが飾られていました。

よく旅先の土産物屋さんで、こんなの貰っても困るよ~
っていうような巨大な置物とか不気味なお面が売られているけど
そういう強烈な物が違和感なく飾られている家でした。

巨大ツリーの下には5足の巨大靴下が置かれていました。
こちらではプレゼントはツリーの下に置く風習があるようで
私はそれを飾りのプレゼントと思っていたのだけど
それは私達へのプレゼントでした。

そんな訳で、とても良い1日でした。

グレートジャーニー

2007-12-11 14:39:46 | Weblog
年の瀬も押し迫ってまいりました。
こっちにいると、どうも年末という実感がわきません。

デパートやスーパーではクリスマス関連の商品や
飾り付けがジャンジャンされているけど
どうも日本にいる時のような浮かれた気分にはなれません。
何故だろー。
やっぱり忘年会と自分のボーナス(まぁこれは去年からだけど)
がないからでしょうか。

今年の年末年始は、除夜の鐘も、初売りも、初詣も、おせちも無いけども
なかなか濃い日々になりそうです。
12月15日から年明け6日まで3週間、グランドサークルやヨセミテなど
国立公園巡りをしてきます。

こんなに学校を休んでしまって仕事に支障ないのだろうか
…と、ちょっと気になりますが
アメリカは非常に休みを取りやすい雰囲気があるようです。
日本では不可能な休みの取り方です。

ラスベガスまではさすがに飛行機で行くけど
そこからは車を借りて自力の移動です。
3週間でどれ位の道のりを走破するのかよく解らないけど
だいたい1400キロ位??

道中は体調管理に気をつけたいと思います。

魅惑の国、タイ

2007-12-07 14:49:25 | Weblog
英会話の授業でスゴロクをしました。
サイコロを振って出た眼だけ進み
そのマスに書かれた事に関連して質問を考え
会話を進めるというものです。

Mさんが進んだマスに書かれていたのは
「あなたは飛行機に乗ったことがありますか?」
というもの。
まぁアメリカに滞在している日本人に対して
この質問をする事はとっても滑稽なんだけど…。
答えはもちろん
「はい、あります」

関連しての次の質問は
「あなたが行った中で一番好きな国はどこですか?」
というもの。
対する答は予想通り
「タイです。」
との事でした。
Mさんは次に海外赴任の機会があったらタイが良い
というくらい大好きです。

そして次の質問
「タイには何回行った事がありますか?」

まぁ2~3回くらいあるのかなぁと思っていたら答えはなんと10回!!
多い時は年に3回も行った事があるそうです。
バカンスで10回って言ったら相当なものです。
スゴイなぁ~。

今まで旅行でタイに行ってみたい、なんて考えたことはありませんでした。
タイ料理が結構イケルという事が先月のタイイベントでわかったし
このMさんの惚れようを見ていると
ちょっと行ってみたいなぁ…と、思うのでありました。
まぁ暫くは無理だろうけど。

ゆんこ

2007-12-04 22:06:34 | Weblog
私の名前は特に難しい発音でもないように思うのだけど
なかなか正確に呼んでもらう事が出来ません。

一番多いのが『ジャンコ』。
あとはJを発音してもらえなくて『ユンコ』。

思えばjuの綴りでジュと発音する単語ってあんまりないような。
jump,junction,jungle…。

それ行けピストンズ

2007-12-03 12:24:32 | Weblog
濃い霧が立ち込める中
行って参りましたNBA観戦に。
野球みたいにチケット1枚20ドルくらいだったら
恐らく観戦は断念したのではないかと思われるような
悪天候。
昨夜うっすらと道路に積もった雪も不安要素の一つでした。

ピストンズのホームスタジアムは
家からだと高速に乗っても1時間近くかかる場所にあり
ちょっと不便です。

途中で激しい雨に見舞われたものの
無事にパレス(ピストンズのホームスタジアム)に辿り着くことができました。

ピストンズは時々ディフェンスがザルになることもあったけど
最終的には30点ばかり差をつけての快勝。

誰だったか忘れたけど途中交代で出てきたピストンズの人で
ディフェンスがとっても上手な人がいました。
腰がとても低い位置で保たれていて
スラムダンクで言ったら山王の深津って感じ。

バスケはダンクしているところとか
ディフェンスを鮮やかに抜き去った時などオフェンスも華やかで
もちろん格好良いんだけど
個人的にはディフェンスがオフェンスに
腰を落としてビシッと張り付いている時が
一番素敵だなぁと思うのです。

大女優キタル

2007-12-02 14:29:02 | Weblog
ミシガン大学の日本研究センターで
『MOMOI IN AMERICA』
というイベントが催されました。

桃井かおりさんへのインタビューと
彼女の初監督作品「無花果の顔」の上映会です。

田舎に住んでいるとなかなか芸能人を間近で見るという
機会がないので
私にとって今回のイベントはかなり
貴重な体験となりました。

インタビューはダウンタウンにある昔ながらのシアターで
行われたんだけど
小さめの会場だったので
とても近くで桃井さんを拝見する事が出来て
良かったです。

桃井さんは、通訳の日本人女性と日本研究センターのセンター長
と三人で会場入りしたんだけども
この会場が特に舞台など無い小さい会場で
登場の仕方もあまりにもあっさりしていたので
私は最初桃井さんを桃井さんと気づくことが出来ませんでした。

桃井さんはテレビで見るよりもずっと小柄で
華奢な感じがしました。
でも、口を開けばテレビで見るような
あの独特の気だるい喋り方での面白トーク炸裂。
まさに私のイメージにあった桃井さんがそこにいたのでした。

インタビューの後は会場をミシガン大学のホールに移して
映画の上映会。
私達は最前列に席を確保し
桃井さんを本当に間近で見ることが出来たのでした。

映画は日本ではお客さんがあまり入らなかったようだけど
セリフや色彩なんかに桃井さん独自の雰囲気が出ていて
楽しく見ることが出来ました。

上映会の後、観客が桃井さんの元にサインや握手を求めに殺到していたけど
桃井さんは一人一人の話を聞いて丁寧に接していたので
ちょっと桃井さんに対するイメージが変わったのでありました。

無料のイベントだったけど
かなりオイシイ楽しいイベントでした。