またつまらぬ物を切ってしまった

3月末にアメリカに来て、明日からはもう5月です。
最初の1週間くらいは長く感じたけど、4月に入ってからは生活環境が整ったせいか早く感じました。
こんな具合に1年が過ぎ去っていくのでしょうかね。

間もなく春季ＥＬＣ（英会話教室）が始まります。
私が選択したクラスは明後日からで、それに先立って今日の昼に先生との面接がありました。
【初心者英会話】だけあってか、先生はそれはもうゆっくりと私にでも理解できるような簡単な単語を使って話してくれて
とっても助かりました。
聞かれた内容は
どうしてアメリカに来たの？
あなたの旦那さんは何をしているの？
あなたは日本で何をしていたの？
あなたの家族は？
このクラスで何を学びたい？
とか色々。
全１１回で１コマ２時間授業。
まぁ私は今月下旬から２週間ばかり一時帰国するから出席できるのは最初の６回だけなんだけどね。
頑張って授業についていけるようにしなければ。

帰宅後、先日図書館で借りてきた『ルパン三世　カリオストロの城』を見ました。
吹き替えはあんまり期待していなかったんだけど、似た声質の人っているものだね。
ルパンや五右衛門、銭型のとっつぁんはパーフェクトでした。
カリオストロのルパンはＴＶシリーズとか他の劇場版のルパンより年齢がいっている設定らしくて落ち着きがあるっていうか
紳士的な魅力があります。
原作やＴＶシリーズのファンには批判を受けたみたいだけど、私はこの【おじ様】ルパンが大好きです。
クラリスじゃなくったって心を盗まれてしまうね。

イカトン？

29日の行動。
午前中は家でのんびり図書館で借りたメゾン一刻を読んでいました。
20年以上前の作品だけど、今読んでもやっぱり面白いです。
住人たちがみんな良い味を出しているんだよね。
4号室の四谷さんの職業は『やっぱり猫が好き』の
かや乃姉ちゃんばりに謎です。

午後から市バスに乗って郊外のショッピングモールへ。
今日は一段と酔いました。
早く自家用車で行けるようになりたいです。
ＤＶＤプレイヤーと旦那さんの服を購入。
色々迷った挙句チェックの長袖シャツとか白いシャツとか5点購入。
どの柄が良いかと聞かれたけど、チェックのぼたんが付いているシャツって難しいなぁ…と思いました。
色合いとか、着方、着る人によるんだろうけど、一歩間違えると
…なんていうかオタクっぽいというか。
オタク文化を否定する気は全然ないんだけどね。

旦那さん曰く、【イカトン】だそうです。
私は初めて聞く言葉だったんだけど、イカにも東○大生っぽいファッションという意味だそうです。
実際イカトンスタイルの学生を見た事はないけど、何故か強く頷けるものがあり笑ってしまいました。
現実にはおしゃれさんな東○大生がいるって事は知っているけど、イメージって怖いね。

愛について考えたい人はこの絵本を読みましょう

家の近所にアナーヴァー図書館の分館があります。
分館というだけあって小さい図書館なんだけれど、日本の漫画がやたら充実しています。

今日はメゾン一刻を借りてみました。
日本の書籍は漫画以外はそんなに数はないんだけれど、他は小説とか絵本かな。
その数少ない絵本の中に、私が一番好きな作品があったのが嬉しかったです。
絵本なんだけど、大人が読むにも良い。
『100万回生きた猫』という話で、何度読んでも目頭が熱くなるのです。
一人で立ち読みしながらも泣きそうになってしまいました。
で、旦那さんにも読んでもらったんだけど…、フーンって感じで終わってしまいました。
私は横で一緒に読みながらも目頭熱くしていたというのに。
同じ作品でも人によって感じ方がこうも違うものか、と思ったのでありました。

主人公の猫は誰の事も好きではない、自分の事だけが大好きな猫なんだけど一匹の白いメス猫に出会って変わるんだね。
静かな愛情と穏やかな幸福、年老いてからの配偶者（猫だけどね）との死別なんかが描かれていて、なんか色々考えさせられるわけですよ。

免許への道

ドライバーズライセンスの学科試験を受ける日を決めたので、それに向けての勉強を始めました。
ミシガンでは日本語での受験が可能という事で、それを聞いてちょっと安心したね。
とは言えそれはちょっと怪しい日本語らしく、英語が堪能な人ならそっちで受けた方がスムーズらしいです。
カリフォルニア州のだったけど、ネットで過去の試験問題が掲載されていたのでそれを解いていました。
ちょっと問題を抜粋してみます。

５４．どんなとき、あなたの法的な先行権を譲るべきですか：
　　　a. 衝突を避ける助けとなる時
　　　b. 決してしてはいけません。他の人が混乱するから
　　　c. そうすることが思いやりと言うものだから

日本語訳が変で笑えます。
やたらセリフ調だよ！
cに至っては諭されている気分になるね。
（ちなみに回答はaでした。）

暮れ待ちす

買い物に出かける時に、なんだかポツポツ雨が降っているし雲行きが怪しいなぁ…思ったんだけれど
荷物が増えるのが厭で傘は持たずに出かけました。
買い物を終え、外に出てビックリ。
ザーザー降りなんですけど…。
スーパーの外には花とか苗が売られているんだけれど、雨の日は花がとってもキレイに見えるね。
クレマチスが見事に咲いていました。

去年の6月頃に、みちのくあじさい園という所に行きました。
小雨の降る日で地面がぬかるんで歩きにくかったけど雨の日のあじさいは5割増しでキレイに見えます。
あじさいって実はものすご～く種類が豊富なのね。
これもあじさいなの？って思うようなのもあった。
あじさい好きの人は是非みちのくあじさい園に行ってみると良いね。
今日の写真はその時に撮ったものです。

店の外でしばし小雨になるのを待ったんだけれど、一向に弱まる気配はなく
仕方なしにザーザー降りの中をダッシュで帰ったのでありました。
フード付きのオーバーを着ていたのが救いだったなぁ。

円高祈願

さっき今月の家計簿の締め作業をしたんだけれど、やっぱりすごい支出でしたよ。
家具一式を揃えたから仕方ないけどさ。
何といっても家賃が高いよ！！
水道光熱費込とは言え、前住んでいたアパートの倍額です。
宿舎っていうから、さぞかし安いんだろうと思う所だけど結構な額。
仙台だったら３ＬＤＫのマンションに住めるよ。
田舎のわりに家賃が高いなぁ…。
家賃の事は仕方がないけど、円高になってくれないかなぁ。
1ドル110円位になってくれると嬉しいよ。

ソファーの誘惑

日本人の昼寝はカーペット、畳の上とかコタツでします。
でも土足生活の（我が家は内履きを用意しているけど）国では床の上でゴロゴロは出来ません。
こっちの人ってどこで昼寝しているんだろう…と、不思議に思っていました。
まさかベッドで昼寝はしないだろうし。
アメリカに来て３日間、ホテル暮らしをしていたときに私は気付きました。
きっとソファーで寝ているんですね！
今までソファーのある家で生活したことがなかったので知らなかったんだけれど、
ソファーって物凄く寝心地良いのね。
旦那さんがソファーは専業主婦が太るアイテムだ、と言っていたのには非常に頷けるものがあります。

私たちが先日のヤードセールで購入したソファーも実に座り心地・寝心地が良いです。
猛烈な誘惑を私にしてくるのです。
危険ソファーです。

空気がうまい

ここ数日困っていたガス問題がようやく解決しました。
午前１０時過ぎくらいに修理のおばちゃんが来てくれて、一瞬で直してくれました。
内部のガス排出口の種火っていうのかな？それが消えてしまっていて、ガスが常時垂れ流れている状態だったっぽい。
まぁ詳しい説明は聞かなかったからよく分からないんだけどもね。
多分その辺の構造は日本のコンロと違うんじゃないかと思う。
おばちゃんがコンロの蓋をガバリと開けてガスの排出口付近にチャッカマンをかざしたら、そこに火がともりコンロに着火できるようになりました。
ホントあの臭いには困っていたので簡単に直ってくれて良かったです。

ちなみに修理のおばちゃんに私が発した言葉は
「Yeah!」
「Come on in」
「OK」
「Thank you very much」
「bye-bye!」
だけ…。
「先週木曜日の晩からコンロ二つが着火しなくなって、その時からガス臭いんです。あと、今朝から全部のコンロが使えなくなりました。」
というセリフを用意して練習していたんだけど、その言葉が私の口から出ることはありませんでした。

三陸の寿司が食べたいのである

旦那さんがネットで探してくれた美味しいと評判の日本料理屋さんに、晩御飯を食べに出かけました。
紹介者はこのお店をかなり絶賛していて、特に散らし寿司は絶品とのことでした。
私と違って任期中は帰国する事が許されていない旦那さんは、美味しい生魚が食べられるという事でかなり期待しているようでした。
メニューを見てみると値段は高いものの、ブリ大根やばってら寿司などこちらでは到底お目にかかれないと思っていた
品々が並んでいてどれを頼もうか迷ってしまうほど。
とりあえず旦那さんはお勧めの散らし寿司を、私はうな重を頼みました。
散らし寿司を口にした旦那さんのリアクションを見るとアレレ…無反応。
一言「いかにも冷凍って感じで水っぽい」との事でした。
やっぱり素材勝負の寿司は海から遠いこの土地では難しいのかね？
一方私が頼んだうな重は、なかなか美味でありました。

それはそうと最近我が家はガス臭い。
木曜の晩からガスコンロ４基のうち２基が着火しなくなってしまったんだけど、その事と関係しているのだろうか。
外から家に入るともう臭くて臭くて窓を開けずにはいられません。
常にガスが漏れている気がする。
「爆発したりしないかな…？」
と旦那さんに聞いたら
「これくらいの濃度なら大丈夫でしょう」
との事でした。
それにしても臭くて敵わんよ。
明日修理に来てくれるかな～。

ステキソファー

この時期は大学の一つの区切りの時期らしく、宿舎の住人たちの引っ越しの時期でもあります。
そういう人たちが家財道具などを処分するために、今日は私たちが住んでいる地域ノースウッドで
ヤードセール（玄関先、或いは自室で売りさばく）というのが行われました。
先月宿舎に入居した時点で、ひと月待てばヤードセールで家具を安く揃えられるという事を知っていたので
必要最低限の家具しか揃えていませんでした。

本日のターゲットはソファーとローテーブル、本棚としてカラーボックス。
初めに目をつけたのは、多分インド人と思われる人の家で見つけた群青色の三人掛けソファー。
座り心地は良好。
ただ少し汚れっぽかったかな～。
値段は100ドル以下で考えていたんだけど65ドルという事でした。
相当でかいソファーでサイズ的に不安があったので保留にして再び散策。

なかなかソファーを売りに出している家は無くノースウッドの端まで付いた所で一枚の張り紙を発見。
二人掛けソファー50ドル、ローテーブル30ドル。
写真で見る限りなかなかステキ。
とりあえず実物を見せてもらおうと家の中に入れて頂いたら日本人のお宅でした。
その方は今回引っ越しはしないんだけれど、家具が余っているので売りに出したという事でした。
こっちに来た時に家具一式を入れ替わりで帰る知り合いの日本人から売ってもらったそうなんですが、
多分その人の家が相当大きかったんじゃないかと思います。
この宿舎のリビングに三人掛けソファーと二人掛けソファーの二つを置くのは窮屈です。
実物も申し分なく、このソファーとテーブルに決定しました。
やっぱり日本人が使っていたものという事で安心感があります。
結果的に二つで70ドルと、良い品を安く揃えることができました。

家具を売ってくださったのはＭさんという女性でお子さんが二人いました。
こっちに来て1年経つとのことでしたが、生活基盤が整うまでの最初の３～４ヶ月は本当に大変だったそうです。
自分の事だけでも大変なのに小さい子供が二人もいて、その上仕事もあっては色々と大変だろうなぁと思いました。
尊敬してしまう…。
後からＭさんの名刺を頂いたんだけど、そこにはＭ大学教授と書かれていた…。
目がくりくりしていて小柄で可愛らしい感じの人で、多分30代中～後半位かなぁと思ったんだけど、そんな若さで教授になるなんてスゴイなぁ。
私もせめて家事くらいはきちんとしなければな！