ＮＹ旅行記 其の四

昼食を取った後に、いよいよ本格的に観光開始。
とりあえずホテルのチェックインの３時までは荷物を持っての行動になるので
座ったまま観光が出来る
『マンハッタン島一周クルーズツアー　３時間コース』
に参加する事にしました。

船からはＮＹの高層ビル群や、マンハッタン島にかかる年季の入った橋、
そして自由の女神を眺めることができました。
自由の女神を見ると、今更ながらにアメリカにきたなぁ…って気持ちになります。

しかしちょっとこの３時間コースは長すぎたように思えます。
前の座席に座っていた子供たちなんて、乗って１０分位で飽きてしまったようで
寝に入っていました。
やれやれ、決して安い料金ではないのにこれでは親も連れてきた甲斐がないね～
と、内心思ったね。

でも実際３時間というのは長い訳で、船もそれだけ走っていると
もう観光地とは全く関係ない場所も通ります。
日差しも温かくて朝は４時起きだったし旦那さんも私もウトウト…。

クルーズが終了するころには良い具合に体力が回復していました。

船を降りた後は、チェックインのために一旦ホテルへ。
旦那さんがいろいろ調べた結果、値段の割にお客さんの満足度が高いという事で
ヒルトン系列のヒルトンインガーデンとかいうホテルに泊まることに。

ちょうどオヤツの時間帯だったからか
チェクインカウンターには美味しそうなクッキーが乗せられた
お皿が置いてありました。
これは食べても良いってことなんだよね。
その時点でとってもお腹が空いていたので、ものすっごく食べたかったんだけど
誰も食べている人がいなかったので小心者の私は断念。
その後２時間くらいクッキーの事が頭から離れませんでした。

荷物を置きにひとまず部屋へ。
アメリカでは標準的広さなんだろうけどゆとりのある部屋で
内装もシックで落ち着きがあり合格です。
薄型テレビが置いてある部屋って初めて泊まったよ～。

本日のメインイベントの前に腹ごしらえ。
ＮＹで一番と評判のベーグル屋さんに（地球の歩き方にそう書いてあった）
行ってみました。
クリームチーズとスモークサーモンのベーグルとポテトキッシュ（？）
と紅茶を頼んでみました。
評判通り、とっても美味しいベーグルでした。
クリームチーズとサーモンて合うんだねぇ。
ポテトキッシュっていうのはよく分からないで頼んだんだけど
コロッケの中身みたいな感じでした。
こういうお店がアナーヴァーにもあると良いのにな～。

しかしこのベーグルが結構大きくてずっしりとしていて半分食べた時点で
お腹いっぱいになってしまいました。
明日の朝ご飯にするためにお持ち帰りです。

帰りにタイムズスクエア（年末にカウントダウン中継されるところ）を見学して来たんだけど
なんていうか光の洪水だぁね。
きらびやかな街だけど大都会独特の臭気とクラクション、人ごみに圧倒されてしまいました。
汚れた空気に鼻の穴まで黒くなりそうだと思ったね。

ＮＹ旅行記 其の参

旦那さんと無事合流した後は時間も時間だったので
お昼御飯を食べにチャイナタウンへ。
世界中あちこちに根を張って自分達の街を築く中国人。
逞しいよなぁ。

日本はもちろんのこと世界数カ国でチェーン展開している
某ラーメン屋さんに行くことにしました。

3月末、日本を離れる直前に山頭火に行って以来
一度も食べていなかったのでＮＹでは是非食べていきたいと思っていました。
値段も安いし味もまぁまぁ。
チャーシューが冷たいのが気になったけど、満足のいく品でした。

アメリカの習慣で面倒くさいなぁ、と思うものの一つがチップ制度です。
チップを要求するくらいなら初めから価格に含めておけよな！
と、思ってしまうのは私だけではないはず。
後からチップとして上乗せすると、なんだか損した気分がするというか
余計に支払っているような気になります。
しかも15パーセントって結構大きいです。

『当店のスタッフのサービスにご満足いただけましたら
　チップをお願いいたします。』

今回入ったこのラーメン屋さんも、日本のチェーン店ではあるけれど
チップはやっぱり必要で
こんな文面の張り紙がレジの近くに貼ってありました。
特別店員さんの愛想が良いとかサービスが良かったとか言う事はなかったけれど
とりあえず標準額の15パーセントを記入しよう、と思って
請求書を見たらアラマ。
この店は最初っから請求額に15パーセント上乗せしてあるではありませんか。
自分で計算しなくて良いのは楽で良いんだけど、だったら

『当店のスタッフのサービスにご満足いただけましたら
　チップをお願いいたします。』

とか書くのはおよしなさいよ、と思ったね。

ラーメン美味かったから許すけど。

ＮＹ旅行記 其の弐

NY地下鉄ホームに一人取り残されてしまった私。
扉が閉じた後に、旦那さんが何か言っていたのだけど聞き取ることは出来ませんでした。

さて、どうするべきか…。
はぐれた時の鉄則は、はぐれた場所を離れない事とか言うけれど
去り際の旦那さんの口の動きとこの状況からすると
私が次の電車に乗って、次の駅で落ち合う…が正解のような気もするし。

少し考えた末に、次の電車に乗ってみることにしました。
幸いなことに都会なだけあって電車はポンポン来ます。
他の区間はそうでもなかったんだけど、この区間に限って次の駅までがやたら長くて…。
心細くて参りました。
電車は酷く揺れるしボロいし…。
人がたくさん乗っていたのが救いでした。

ようやっと次の駅についてホームに旦那さんの姿を求めました。
が、そこに旦那さんを見つけることは出来ず。

ここで落ち合えなかったという事は、目的地の駅ホームにいるのだろうか…
と思い再び地下鉄に乗ったのでした。
しかし困ったことに、旅行の行動予定や移動手段に関して
旦那さんに頼りっきりだったので
情けないことに私は降りる駅すら解っていなかったんですわ。
やっぱりまかせっきりは良くないね。

とりあえず、マンハッタン島一周のクルーズツアーに行くことになっていたので
地下鉄路線図の船のマークがある駅に行ってみることにしました。
路線図上に船のマークがある駅は二つ。
この辺はもう運任せ。
なんて適当！

そしてこの路線の終点、ワールドトレードセンターに到着。
旦那さんは…。
思った通りいませんでした。

仕方ないので一旦地上に出て電話をかけてみることに。
最近携帯電話を持ったところだったんです。
でも一度も使った事がなかったし、地下にいるかもしれない相手に
通じるかかなり不安がありました。

3度目の挑戦でコンタクト成功。
この時の安堵感と言ったらもう…。
あと10歳くらい若かったら泣いていたかもしれないね。

旦那さんは私とはぐれた駅に戻ってきていたようです。

ほんと携帯電話様様ですわ。

ＮＹ旅行記 其の壱

夜明け前、4時に起床して
5時にデトロイト・メトロポリタン空港へ出発。

普段は高速と言ってもせいぜい東北自動車道くらいしか走らないので
分岐と合流が頻繁なアメリカのハイウェイを走るのはどうも緊張してしまいます。

国内線とは言え空港に着いた時点でフライト30分前。
寝坊したわけではなかったんだけど、起きる時間の設定が甘かったようです。
チェックインを事前にインターネットで済ませていたから良かったようなものの
そうでなかったらキャンセル扱いになっていたかもしれません。
搭乗口まで猛ダッシュ。
ひとつ勉強になりました。

飛んでしまえば早いもので
目的地ニューヨーク・ラガーディア空港までは2時間弱。

同じアメリカだけどアナーヴァーとは雰囲気がまるで違いました。
まぁ日本だって新宿と一関では全く違うものね。

あたりまえだけど、とにかく人も車も建物も多くて
いかにも空気が汚れているという感じがしました。
アナーヴァーでは殆ど聞くことのないクラクションが頻繁に鳴っていて、
攻撃的な雰囲気にタジタジ。

まずはマンハッタン島を一周するクルーズツアー。
乗り場に行くために地下鉄に乗ります。
映画や漫画で何度か見たことがあったニューヨークの地下鉄…。
イメージ通り構内は薄汚れていてムアッとしていて何か臭い。
絶対夜一人で乗りたくない感じでした。

ＮＹ地下鉄記念すべき初乗車。
しかし旦那さんに続いて乗り込もうとした私に思わぬトラブルが…！！

私が乗り込む前にドアが無情にも閉じられてしまったのでした。
日本なら、ここでもう一度ドアが開いて乗せてもらえるところですが
ほんの一瞬だけドアが開いたもののすぐ閉まり、
あっけにとられた私を残してそのまま走り去ってしまったのです。

あ～れ～

来て早々にはぐれてしまったよ。

早寝早起き

明日から３泊４日のニューヨーク旅行です。
日本から行くと、かなり時間もお金も労力も掛かりますが
アメリカにいる今は国内旅行として行けるので
かなり気軽な感じがします。
飛行機も安いみたいだし。

フライトは朝早い時間なので、明日は４時半起き位かな。
という事で今日は９時頃には寝れるようにしなければ。

免許への道 最終章

渡米３カ月にしてようやく免許取得。
私が無事免許を取得したことによって、旦那さんは自分で運転する気が全くなくなったようです。
私は方向音痴だったり乗り物の中で地図を読むと酔ってしまうので
ナビとして助手席に乗るよりも、自分で運転する方が良いのかもしれないけど。
でも時々は運転してもらおうと思います。

試験は９時からだったんだけど、事前に縦列駐車などの練習をしておきたかったので８時半に試験会場入りしました。
何故か教会の駐車場が試験会場になっていて、そこで駐車や車間距離などのテストをします。
それをパスすると路上試験に突入。
駐車場で練習していると、８時半からの受験者と思われる人の車が戻ってきました。
受験者は多分高校生で（こっちは１６歳から車の免許が取得できる）声と見た感じから１６歳くらいなんじゃないかと思いました。

少年と同伴していた父親は車から降りて、試験官のおっちゃんの合否を決めるための点数集計作業？
が終了するのを待っていました。
心なしか少年の表情が硬かったように思えました。
採点を終えたおっちゃんは車から降りて、少年に運転の注意点などの説明を開始しました。
話が長かったのでどうやら上出来ではなかったようですが
見事合格したようで、合格証書を受け取っていました。
おっちゃんと握手をして嬉しそうに去っていく親子。
良かったね、少年。

家までは合格したばかりの少年が運転していくようでした。
車を止めていた場所からバックでギューンと出ていく少年の姿からは
なんだか溢れる自信が見えるようでした。

…って、あれ、そっちにそのままバックし続けちゃうの？？
え！？ちょっ！！
という私の心の声を無視して

バキッ
メリメリ
グシャ

試験会場の三角ポールを巻き込みつつバックを続ける少年。
親父さんがちょっと気まづそうに潰れてしまった三角ポールを
車の下から引きづりだし
何やら試験官のおっちゃんに詫びて、今度こそ家に向かったのでありました。
特にお咎めはなかったようです。
試験中じゃなくって良かったね。

少年の試験が無事（？）終了し次は私の番。
とりあえず、おっちゃんに聞かれた事は
「Are you student?」
日本人は若く見られるのです。
旦那さんが練習に付き合ってくれたおかげか、私の練習の成果か、わりとスムーズに試験は終了しました。
おっちゃんはグッドジョブ！と言ってくれました。

２週間後には免許証が送付されます。
楽しみだなぁ。

最近気になって仕方ないもの

先月一時帰国した時以来とても気になっているもの…。

【ビリーズブートキャンプのＤＶＤ】

たまたまテレビを見ていた時に、通販番組をやっていたんだけど
その衝撃に釘付け。
あのテンポと動き、ビリーの喋りと笑顔で激しくエクササイズする後ろの人達。
一度見たら忘れられないね。

後から知ったんだけど、あれって最近の通販での目がヒット商品だそうで。

昨日本屋さんのスポーツＤＶＤコーナーに行ったらありましたよ、ビリーのＤＶＤが。
日本で買うよりだいぶ安いんじゃなかろうか。
（字幕とか吹き替えは無いだろうけど）
こっちでは【ビリーズブートキャンプ】のベースになった【タエボ】というやつのほうがメジャーらしい。

それにしても自分がこういう通販の外人エクササイズＤＶＤものに興味を持つとは思わなかったよ。
映画【ウォーターボーイズ】の中で、虚弱っぽい男の子のが家でこっそり
パンツ一丁でＤＶＤ見ながらエクササイズしているシーンを見て
噴き出しちゃった私がねぇ…。

ビリーのエクササイズは経験者の声を聞くと相当にハードなようで、
日頃運動不足の人がいきなりやるには覚悟がいるようです。
とりあえず今度図書館で探してみよ～っと。

美しいということ

金曜日から３泊４日でニューヨークに行く予定。
せっかくアメリカにいるので任期中には観光をしまくってやる！！と旦那さんは鼻息荒く意気込んでいます。

今回の旅行での私の一番の楽しみは、ブロードウェイで【オペラ座の怪人】を見ることです。
映画版の方はＤＶＤで見たことがありますが、美術と音楽、ダンスの素晴らしさにうっとり。
私は特に【マスカレード】のシーンが一番好きで、ここは何度も見たくなります。
歌にしても音楽にしても、人間の体ってこんな事もできるんだなぁ、と感心してしまいますわ。
美しい…。
こんなの子供の頃に見ていたら、私もバレエ習いたい！
とか言い出していそう。

そんな訳で、予習として図書館で【オペラ座の怪人】を借りてきました。
ちょっと残念だったことは音です。
これを初めて見たのは実家のホームシアターセットでだったんだけど、音が物凄く良かったんですわ。
今のうちのテレビだとその迫力が半減どころではない…。
でもでも、金曜日には間近で生で生オーケストラで鑑賞できるので
ものすっごい楽しみです。

カジノデビュー

午前中からデトロイトの北にある大型ショッピングセンターに行ってきました。
アナーヴァーからは100キロ程の場所にある店でハイウェイを乗り継いで1時間ばかりかかりました。
大きい大きいとは聞いていたけれど、その大きさは想像以上のものでした。
道路を挟んで二つの建物からなっており、その間を連絡通路というのでしょうか？
（モールのpart1とpart2を繋いでいるやつみたいな感じ。）で繋がれています。

この通路がまた長くて、空港とか東京駅の地下で見かけるような歩く歩道が設置されています。
とにかく広すぎて、どこを見たらよいのだろう…と言った感じ。
とりあえず一通り眺めて、連絡通路を通り向かいの建物へ。
こっちの棟にはヴィトンやグッチ、ティファニーやコーチなどブランドショップが入っていて、好きな人にはたまらないだろうなぁ、と思います。
こういう店は、買う意思や買わないにしても目当てのものがないと入りにくいものがあります。

お昼をフードコートで取り、その後に旦那さんはジーパンを買い店を後にしたのでありました。

思ったより早く買い物が終わったので、デトロイトの街並みを見に行くことに。
橋の向こうにはカナダが見えて、ちょっとそっちにも足を延ばしてみたくなりました。
私が一時帰国している間に旦那さんは一度来た事があったんですが
その時の感想通りの町でした。

デトロイトは国際空港もあるし、自動車業界のビッグ３が本社を構えるかなり名の通った街と思われます。
街は大きく高層建築も見られ、やっぱりアナーヴァーとは違うなぁと思いました。
…しかし、何か異様な雰囲気を感じました。
まだ５時前の明るい時間だというのに人の気配が殆どない！！
我が家の辺りなんて８時頃まで子どもたちは外で遊んでいるというのに。
そして廃墟のビルや空き地、封鎖された商店があちこちに！
民家の廃墟なんかはたまに見かけるけど、高層ビルの廃墟があちこちにある様は異様です。
迫力がある。
廃墟マニアの人には良いかもしれないけどね。
たまに人を見かけても、なんだかフラフラ道路を歩いていたりスケボーで道路の真ん中を疾走していたりして
正直言って怖い。

怖いとかいいつつも、せっかくここまで来たのでカジノに行ってみることにしました。
まぁカジノはセキュリティがしっかりしているから、デトロイトの街中を歩きまわるよりは遙かに安全だと思います。
入り口では身分証明書で年齢確認が行われていました。
２１歳未満は入場禁止です。

カジノ体験は初めてだったんだけど、かなり少額でもゲームを楽しむ事が出来ることを初めて知りました。
私たちが挑戦したゲームはビデオポーカーとスロット。
ポーカーは１ゲーム…なんと２セント（２．５円）から。
スロットは１レーンだと一回２セント、５レーンだと５セント。
ゲームセンターより安いです。
二人で２ドルしか使わなかったけどそれなりに楽しむことができました。
ただちょっと煙草の臭いがきつくて参ったけど。

そして帰路についたわけですが、アナーヴァーに着いた時はなんだかホッとしました。
行楽地など無い田舎だけど治安のよい街でよかった～。

ウィンカーとワイパーと汗だくの私

路上試験の練習も兼ねて、今日もスーパーまでお買い物。
今日のスーパーは昨日の所よりも遠い場所にある…、
と言っても15分かからない位だけど、ヒラーズという店に行ってきました。
ここはちょっと値段は高めだけど、日本食材が豊富でわりと気に入っています。

万が一事故でも起こしたら…と思うと、一人での運転は
やっぱりまだ緊張するものがあって暑さからくる汗と、それとは別の汗とで
背中はぐっちゃり。
とりあえず2回クラクション鳴らされてしまった私。
頑張れ自分！

一日に一回やってしまう間違えはウィンカーの操作ミス。
日本だとウィンカーはハンドルの右に付いています。
右折はウィンカーを下に、左折は上に動かしますね。
しかしアメリカでは逆なんですね。
ウィンカーはハンドルの左で、右折は上で左折は下。
左右はさすがに間違えないんだけど、ウィンカーを動かしたつもりで
ハンドルの右に付いているワイパーを動かしてしまう事があるんですわ。
これは右ハンドルの国から来た人に最初ありがちな間違いなんだろうけど
やってしまうとかなり恥ずかしいです。
今日もやってしまったんだけど、ワイパーの動きを止めようとしたら
間違ってしまったみたいでさらにビュンビュン加速する始末。
恥ずいんですけど…。


明日は車でデトロイトの北にある大型ショッピングセンターに行く予定です。
ここは聞くところによると、相当でかいらしく一日で見つくすのは大変だとか。
ブランドショップが軒を連ねているらしく、そう言うのが好きな人にはたまらないのだろうなぁと思います。