1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

遊び過ぎも、働き過ぎも、あかん。

2016-08-23 16:31:31 | 法話
現在充実してない人は「昔は良かった」と落胆の言葉を。「苦労した昔が懐かしい」は現在充実している人の安堵の言葉。人生はイソップ物語の「蟻とキリギリス」にて。夏遊べば冬は報いが。これは間違いなき真理。が昨今の社会現象は「冬に蟻さんの家を訪ねると、夏の働き過ぎで全員過労死していた」と。

自分で足を止めない限り、この足は止まる事はない。

2016-08-23 11:24:47 | 法話
寺の檀家さんには良い意味で諦めの悪い人が多い。わが寺の男性僧侶は他界して20年になるが、会社定年後腰の手術をして歩けぬ状態に。ところがその体でお寺の130段ある石段を毎日2時間掛けて這って上ってきた、何ヶ月も。晩年は毎朝歩いて公園中のゴミ拾いを、87歳まで。いいね、諦めの悪い人。

人は謙虚さを忘れたらあかん。

2016-08-23 07:09:14 | 法話
育ててもらった経験しかない者が親に。診てもらった経験しかない者がドクターに。教えてもらった経験しかない者が教諭に。支えてもらった経験しかない者が社会人に。まずスタート時はど素人という自覚を。初めっからプロは。失敗を繰り返しながら本物に。知識は学問から、知識を活かす知恵は経験から。