1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

思慮深い人に講釈言い、文句言いは少ない。

2016-08-01 16:52:27 | 法話
江戸時代高僧『白隠』が 詠んだ「手を打てば、はいと答える、鳥逃げる、鯉は集まる、猿沢の池」が。奈良猿沢池には旅館が多く、そりゃ手を打ちゃ仲居さんは「はい」とね。がその音で鳥は逃げ、鯉は餌を貰えると集まるわね。立場によって受け止め方は様々。自分の考えを人に押し付けるな、の教訓だね。

力に応じて支給されるのが給料。

2016-08-01 12:31:24 | 法話
会社講演時安月給を不満とする新入社員達に「一人前の仕事も出来ぬ者に給料を払ってくれているのは、君らに投資をしているんだ。将来利益をもたらす人材となってもらう為に。『今の時点では私は給料泥棒』とそれぐらい謙虚であれ。給料に対する文句は利益を生み出せるようになってから言いなさい」と。

拘らないことが信仰の本意。

2016-08-01 05:56:01 | 法話
息子5歳の頃、父と3人で奈良の真言宗豊山派の長谷寺へ。参拝後下っておると「オンマカロニサラダ」と息子が何度も何度も。すれ違ったご老人が「こりゃ、父ちゃんよりいただいとる」と笑顔で。よく聞くと「オンマカキャロニキャソワカ」という本尊千手観音のご真言にて。子供は子供なり、のご縁だね。