Break Time Ⅱ

coffee breakで気分転換を~♪

貝に続く場所にて

2021-12-07 14:50:16 | 日記
石沢 麻依(著)貝に続く場所にて  第165回芥川賞受賞!第64回群像新人文学賞受賞のデビュー作  を読んだ。
時空間の距離感を超えて 綴られる文章。比喩が多くてかえって文章を難解にさせている。
これも意図的か! 起承転結の曖昧な内容に芥川賞作品との相性が悪い私は不完全燃焼気味。

あらすじ<ネット参照>

コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う。
ドイツの学術都市に暮らす私の元に、震災で行方不明になったはずの友人が現れる。
人と場所の記憶に向かい合い、静謐な祈りを込めて描く鎮魂の物語。

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神さまの貨物

2021-12-06 09:20:52 | 日記
Jean‐Claude Grumberg (原著), ジャン=クロード グランベール (翻訳), & 1 神さまの貨物  を読んだ。
童話の中の話のようで、深く考えさえられる内容だった。


あらすじ<ネット参照>

大きな暗い森に貧しい木こりの夫婦が住んでいた。
きょうの食べ物にも困るような暮らしだったが、おかみさんは「子どもを授けてください」と祈り続ける。
そんなある日、森を走りぬける貨物列車の小窓があき、雪のうえに赤ちゃんが投げられた――。明日の見えない世界で、託された命を守ろうとする大人たち。こんなとき、どうする? この子を守るには、どうする? それぞれが下す人生の決断は読む者の心を激しく揺さぶらずにおかない。モリエール賞作家が書いたこの物語は、
人間への信頼を呼び覚ます「小さな本」として、フランスから世界へ広まり、温かな灯をともし続けている。
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灯台からの響き

2021-12-04 14:23:33 | 日記
宮本輝(著)灯台からの響き を読んだ
確かな文章、最後まで引きつけて止まない内容、全てに感服。


あらすじ<ネット参照>


本の間から見つかった、亡き妻宛ての古いハガキ。
妻の知られざる過去を追い、男は灯台を巡る旅に出る――。

板橋の商店街で、父の代から続く中華そば店を営む康平は、
一緒に店を切り盛りしてきた妻を急病で失って、長い間休業していた。
ある日、分厚い本の間から、妻宛ての古いはがきを見つける。
30年前の日付が記されたはがきには、海辺の地図らしい線画と数行の文章が添えられていた。
差出人は大学生の小坂真砂雄。
記憶をたどるうちに、当時30歳だった妻が「見知らぬ人からはがきが届いた」と言っていたことを思い出す。
なぜ妻はこれを大事にとっていたのか、そしてなぜ康平の蔵書に挟んでおいたのか。妻の知られざる過去を探して、康平は旅に出る――。
市井の人々の姿を通じて、人生の尊さを伝える傑作長編。
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52ヘルツのクジラたち

2021-12-01 23:32:32 | 日記
町田そのこ(著) 52ヘルツのクジラたち を読んだ。
親によって傷つけられた過去を持つ主人公の過酷な人生。
心が震える内容に一気読みした。



あらすじ<ネット参照>

52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。
たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。
そのため、世界で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。
孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。
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