よもやまカンボジア

カンボジアの日本語学校で起こった不思議な出来事を…。

カンボジアで知るいいこと Vol.2扇風機の風のすばらしさ

2006-04-01 19:41:14 | Weblog
日本にいる人はみんなカンボジアは暑いと思っていることだろう。正直暑い。1年中暑い。一番寒いといわれている12月ごろだって、寒い寒いといってときどきカンボジア人のバイクタクシーのドライバーはダウンジャケットとかきているけれど、日本人は半そででじゅうぶんの気候だ。だから暑季である今はもうとにかく暑い。

でも、不思議なもので暑い暑いといっても、エアコンなしの生活をもうかれこれ2年以上続けている。自分も想像できなかったし、日本人の友達もうそでしょう?というけれど、人間不思議なもので慣れればけっこういけるものだ。エアコンがあったらいいなあとも思うけど、なければないでやっていけるものである。

エアコンがないかわりに、扇風機が大活躍している。思えば私のうちも子供のころはエアコンはなかった。いつのころからエアコンを買い、今ではエアコンだらけ(家族はみな冷房病!とにかく冷やすのがすき!)になっていたが、子供のころはもちろんエアコンなどなく、扇風機にあたっていたものだ。でもエアコンを部屋に設置してから、いつの日か我が家から扇風機は姿を消していった。

カンボジアで生活して、毎日扇風機を使っている。夜はどろぼうが危なく窓をあけることができないので、扇風機さまさまである。夜はまわっしぱなしだ。寝ていると、時々ぱたっと扇風機の風が止まる。停電だ。扇風機の風は冷房のような涼しい風ではないけれど、この風のありがたみをかみしめる。汗だくで寝ていると、しばらくして、また扇風機が回りはじめる。どうやら電気がきたようだ。扇風機の風を浴びながら、またまどろみの世界に入る。