よもやまカンボジア

カンボジアの日本語学校で起こった不思議な出来事を…。

交流って何だろう?

2006-09-17 11:13:32 | Weblog
先日、日本の大学生のサークルが学校にやってきた。学生を集めて小さなパーティーのようなものをやった。カンボジア人と日本人の交流会だという。ゲームをやって、歌を歌って、最後は彼らがもってきた日本の駄菓子を食べて歓談。カンボジア人の学生は大喜び。ふだんあまり日本人と話す機会もないし、同じ年ごろの日本人が9名も来たので、みんなわれもわれもと一生懸命話していて、ほほえましかった。会自体は大成功?で日本から来た大学生も満足しているようであったのでよかったと思う。

教師人は当日は当然裏方作業にまわるわけだが、日本語教師として会を見ていておもしろかったのは、日本の大学生が何かというと「交流」「交流」を連発することだ。「今日はみなさんと交流したいと思います!」「まずはこのゲームをやって交流しましょう!」「みなさん交流できたでしょうか?」「お菓子を食べながら交流してください!」「さいごは歌で交流してみたいと思います」「今日はみなさんと交流できてよかったです!」等々。2時間ぐらいの会の間に、彼らはいったい何回「交流」と言っただろうか。一方、カンボジア人学生はいったい何人が「交流」という言葉を理解できたのか?そして彼らのいう「交流」とはいったい何だったのだろうか?特に大きな事故もなく、双方の学生が楽しんだことで、教師としては満足だが、「交流」の意味だけがわからないまま会は無事に終了した。