よもやまカンボジア

カンボジアの日本語学校で起こった不思議な出来事を…。

カンボジアのお盆突入

2006-09-15 17:51:13 | Weblog
そろそろカンボジアのお盆「プチュンブン」である。この時期はみんな帰省したり、お寺に行ったりする。去年は学生といっしょに寺に行ったっけ。祝日は今年の場合9月21日から3日間だが、今回は土日をはさんで5日間。しかし、お盆の期間はすでに9月8日から始まっているという。信仰にあついおばちゃんなどはもうお寺にいっているらしい。こっちの人がお寺に行くときは、本当にみんなきれいにしていくので、すぐわかる。特に女の人は老いも若きも正装できれいなクメールの伝統的な衣装に身をつつんでいる。信仰心のない外国人にとってはただの休みだが、嫌なのはこの時期にすべてのものが高くなることだ。野菜なんて、まだお盆の休みの前なのに、「お盆だから」と難癖をつけてすごい値上がりよう。休みになるのはうれしいが、バスのチケットやバイクタクシーなど交通機関ものきなみその期間だけ高くなり、道も大渋滞、そしてどこへ行っても込んでいるとなると、プノンペン人を見習って、家にこもるほうがいいのかも・・・。

グッバイ ジーザス!

2006-09-15 17:50:20 | Weblog
仏教国カンボジアだが、意外にキリスト教徒も多く、学生にもぱらぱらとキリスト教徒がいる。ちなみにうちの学校の新しいセキュリティの男の子2名もキリスト教徒である。週末は日曜学校にも行っているようで、なかなか敬虔なクリスチャンかなと思っていたのもつかの間、仕事にもだんだん慣れ始めた昨今、神聖だった?キリスト教徒ボーイズにも異変が見え始めた。彼らに立ち向かう強大な敵が現れたのである。

彼らが信仰するイエスキリストをも打ち負かそうとしている敵とは、現代の情報源、インターネット。彼らもカンボジア人の健康な男子としての当然のごとく、エロ画像とチャットにはまってしまった。セキュリティは夜も学校に寝泊りしているのだが、ことの発端は新しくインターネットカフェ(学校はインターネットカフェも併設している)に新しく男のスタッフが入ったこと。元来、セキュリティーの二人はコンピューターも得意なほうではなく、まったくインターネットカフェのエリアにも立ち寄らなかった。それが、夜ふと見ると、インターネットスタッフとセキュリティスタッフ計3名の男子が1台のコンピューターの前にがん首をそろえてすわっている。年ごろの男たちがにやにや見ているものといえばただひとつ。エロサイトである。そして、インターネットスタッフよりチャットの手ほどきをうけていた。
ボスが問いただすと「見ていない」の一点張りだが、そこはコンピューターのすごさよ。しっかりエロサイトの履歴が残っている。そこまで知恵がまわらない浅はかさよ。コンピューターをうらめ。そしてキリストに懺悔せよ。エロサイトにおぼれ、うそをついた自分をはたしてイエスキリストは許してくれるのか?

禁断の果実をかじってしまった彼らの頭の中はもはや、女の裸でいっぱいのはず。懺悔もいざ知らず、最近は毎夜、インターネットの画面にかじりついている。ああ、敬虔なクリスチャンの精神はどこへいってしまったのであろうか?
グッバイジーザス!ウェルカムヴィーナス!