よもやまカンボジア

カンボジアの日本語学校で起こった不思議な出来事を…。

私はゴルフボール

2005-10-26 22:47:19 | Weblog
最近、日本では30代、40代で結婚する女性も珍しくない。有名人も晩婚、高齢出産などしているし、私のまわりでも結婚していない女の人がけっこういる。ひと昔前ならきれいじゃないからとか何か問題がある人だったろうが、最近はきれいだし、性格もいいのに、結婚をしていない人もいるし、結婚したくない人も多いという。

とはいえ、ここカンボジアではまだまだみんな早く結婚するのが普通だ。プノンペンでは大学を卒業した高学歴の女性やお金もちの子など、最近はあまり若いうちには結婚しない人もいるけれど、それでも25歳くらいまでにはお嫁に行くのが普通だろう。

日本でも昔は結婚適齢期の女性をクリスマスケーキにたとえ、24歳までが売れどき!25歳も終わりの方は大安売り!クリスマスを過ぎればいらない・・・なんていわれていたものだ。カンボジアでも同じようで、先日おもしろい話を学生に聞いた。カンボジアでは女の人をボールにたとえるそう。

学生いわく、20代前半はサッカーボール。両チームの男たちが、俺が俺がとボールを追いかけ、なんとか自分のものにしようとする。男たちはボールをめぐり、グランドを走りぬける。ひとつのボールに何人もが集中し、ゴールを狙う。やはりこのうちに結婚するのが幸せだろう。

20代後半はバレーボール。男たちはもうボールをめぐって広いコートを走ることはない。でも、自分のところに来たボールはいちおう拾う。拾ってはみるが、あまりほしくはないから相手のコートへ投げ入れる。

そして迎える30代以上はゴルフボール。
もういらないから、なるべく遠くまでふっとばす。
学生が「パーん!」と、とてもわかりやすいジェスチャーつきで説明してくれた。

ゴルフボールはどこまで飛んでいくのだろうか?