よもやまカンボジア

カンボジアの日本語学校で起こった不思議な出来事を…。

誕生日がわからない・・・?

2005-10-10 23:17:50 | Weblog
日本人で誕生日がわからない人は、今の時代もう少ないだろう。ここカンボジアではまだまだそういう人がたくさんいる。誕生日だけならともかく、正確には今何歳かわからない人もけっこう多い。特に今、20代後半から30代のポルポト時代前後の混乱の中に生まれた人などは、本人も両親も本当にわからないらしい。とはいえ、カンボジアだってIDカードがあるし、学校に入ったり、会社に入ったり、何か申請したりするのに、誕生日は必要だ。そこで、偽りの誕生日が登場する。学生に誕生日を聞くと異常に1日、15日生まれの人が多く、ほかにぞろめ(1月1日、2月2日など)誕生日もとてもたくさん。。。なかには親が早く子供を学校に行かせるために、わざと誕生日を早める人もいる。

最近の子はそんなことはないので、けっこう派手に誕生日パーティーなんかもやっている人が多いけど、やはり偽りバースデー組はあまり、誕生日にも実感がわかないみたいだ。コンピューターのスタッフ、サロンくんは去年誕生日プレゼントをあげたとき、20何年か生きていて生まれて初めて誕生日プレゼントをもらったと、あげたこっちが恐縮してしまうくらいに、感激していたっけ。

今日は10月10日。私の学生だけでも2人も今日が誕生日の人がいた。彼らの誕生日は本当かどうか、詳しくは知らない。そして、コンピューターの先生マオさんも今日が誕生日。ポルポト時代まっただなかに生まれた彼の誕生日はもちろん偽りのバースデー。マオさん誕生日おめでとう!ところで、本当は今年で何歳?