旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

『留萌本線、最後の事件 ~トンネルの向こうは真っ白』

2022年12月14日 14時26分27秒 | 帰省~オロロンガーデン

今年一年「ノジュール」という旅マガジンを購読してきました。
継続はせず、12月号で購読はお終いです。
その、私にとっての最終号の特集のワンコーナーで「トラベルミステリー」が取り上げられていました。
西村京太郎シリーズがメインですが、ページ下にお勧めのトラベルミステリーが掲載されていて、そのタイトルにビックリし、ついアマゾンをポチッとしてしまいました。
そのミステリー小説が
『留萌本線、最後の事件 ~トンネルの向こうは真っ白』(山本巧次著)
来春に廃線となる北海道の留萌本線が舞台の本格ミステリー小説です。
昨日、本が届いて一気に読み終えました。

内容はカバーに書いてある文章を借りると
鉄道フアンの浦本は廃線前の撮りおさめのために、北海道・留萌本線に乗車した。だが発車後まもなく発生したハイジャック事件に巻き込まれ、乗員乗客4名とともに車内に閉じ込められてしまう。・・・・

この装丁も留萌ぽくてイイんですよね~

日に数本しか走らないし一両の車両に乗客も数名という留萌本線を何故作者は取り上げたのか・・・
まずそこに疑問を持ち、そして故郷を走る留萌本線が懐かしく、読み進めました。
ミステリー自体も面白いのですが、私が感心したのは周辺の町の描写です。
私には土地勘があるので読んでいると感情がどんどん移入されていきました。
北海道、炭鉱、鉄道・・・私が幼いころ住んでいた炭鉱の町を思い出さずにはいられませんでした。
特に幌延始発の羽幌線から札幌への直通の急行列車の描写には、ウルウルしてしまいました。
(羽幌線は私が高校生時代に通学で使っていた路線で、国鉄がJRになってすぐに廃線になってしまいました。)
よくぞここまで取材したものだ、とつくづく感心する箇所が沢山
留萌本線を知っている人々にはぜひ読んで欲しいわ。

ニ時間ドラマにならないかしらね~
読みながら勝手に登場人物をキャスティング
チームナックスのメンバーにはどこかで登場して欲しいな~とか、
巻き込まれる浦本はこの人が良いな~とか、
そして水谷豊さんには是非出演して欲しい、と強く思ったのでした。
そのわけは・・・

留萌本線が題材になるなんてNHKの朝ドラ「すずらん」以来かも。
(映画「第三の殺人」でも登場していましたが)
あのドラマはまさに当時の北海道の炭鉱町、私の幼少期に過ごした町にそっくりでした。
当時ドラマに合わせて走らせていたSLすずらん号に亡父と乗りにいったことも思い出しました。

廃線になる留萌本線の記事はアサヒコムの「テツの広場」でも取り上げられています。
気になる方はチェックを
廃止決定のJR留萌線、休日は大混雑 ワンマン車両から見えた風景は:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

なんとかドラマにならないかな~


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2022-12-15 11:25:52
暖かな気温になっています!

留萌本線が題材の中に・・・
読むうちに、学生の頃が思い出された
のでは はまります!笑

 それからキャステング う〜ん わかる
 水谷豊は最近 時代劇での番組で
 良い味を 出しています!

 図書館で 時代小説を借りて〜
 1年くらいになるかしら?
 この役は この俳優さんに・・・
 と思うんですよ
 最近は 女性作家さんの本を
 友達に勧められて、読んでいます。

 でもNHK の鎌倉殿は、見ていません
 来年の番組は 見ようかと思います。
返信する
郷愁 (Jo)
2022-12-17 10:33:24
Unknownさん!?
「留萌本線・・・」の作者は北海道民ではないのに、描写がまさにその頃留萌で過ごした人みたいで、臨場感があって本当に驚きました。
懐かしさで心一杯になりました。

水谷豊さんは、実は小学校低学年まで私の故郷に住んでました。
炭鉱閉山で東京へ引っ越したそうです。
ご存じの時代劇も面白いですよね。

私も小説のキャスティングを時々考えます。
それも読み進める楽しみになりますね。

鎌倉殿・・・私は途中で観るのを止めました(苦笑)
今は「舞い上がれ!」が楽しみで、帯広のロケ地のガーデンにまた行きたいな~なんて。
来春からの朝ドラ「らんまん」も楽しみです。
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