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福祉タクシー二郎丸

下関市で福祉(介護)タクシーをやってます❣オーナーは新.中.自動車販売・整備・レンタカーをやっている会社です。

休日対応を考える時が来たかなぁ

2025年08月24日 | 日記

 今年に入ってから日曜、祝日に依頼の入る日がかなり多くなっている。当方も基本お休みですが、事前の予約が有る場合に限り対応している。がそこで困るのが介護タクシーもタクシーだからいつ電話しても来てくれるものだと決めつけている方が非常に多いのだ。

                   

 もちろんタクシーは運輸局の規定で「公共交通機関」とされてるから、基本24時間依頼があれば常に対応しなければならないのは当然の事であるが、介護タクシーは『限定』と表示されているように限られた利用者を対象とした交通機関の扱いを受ける。「介護(福祉)タクシーは、高齢者・身体障害者・車椅子利用者・怪我・妊婦などで単独で公共交通機関の利用が困難な人の移動手段として認められる。」と有るように公共交通機関としては認められていないのである。その為現在のところでは少なくとも下関市では各介護タクシー事業者(一般タクシー事業者で介護(福祉)タクシーも扱ってる事業者を除く)は営業日を各医療機関に準じてるのである。他市域では24時間体制の事業者は有るが、聞くと時間外や遠方迎えなどの理由でかなり高額な料金設定になっているらしい。
         

 ここで、悩むのが仮に休日の依頼を受ける場合の基準である。まず受ける依頼のほとんどが午前中の希望時間にお迎えに行って、午後の希望時間にまたお迎えに戻る形式。そうなると待っているその間に他の仕事はないから事務所か遠方の場合はその近くで数時間待機することになる。結果として休日の依頼はほぼ半日か日中が全て取られてしまうことになる。依頼者はたいてい「すぐ近くですから、すぐ終わりますから」と言われるのだが、こちらとしてはわざわざ休日を返上して仕事をするのならせめてその分の日当充当額が出ないと意味がないのだ。多いのがメーター料金1,000円+介助料1,000円=2,000円で3時間後に送った先にまたお迎えに行き同額を頂くというスタイル。出勤して準備して業務を終わるまでに要する時間は最低でも4時間は取られるのだ。同業者さんからは一律休日加算や待機時間も請求したらどうかともいわれるが、相手の弱みに付け込んだようなことはしたくない。今は「所要時間に見合う料金が出ればお受けします。せめて日曜日くらいお休みしたいので採算の取れる場合ならやります。」と答えている。そのため「そうなんですか…仕方ないですね、では休日でも対応してくれる同業者さんを紹介してください。」と大抵言われるが、私がお断りしたものをあなたやってくださいなどと頼めるわけない。「なんであなたが断ったものを私がやらなければいけないの?冗談じゃないよ!」と返されるのが目に見えてる。

                           

 でもお断りしたあともずっと気にはなっている。(あのあとどこか受けてくれただろうか…)といってどうなりましたかと聞くわけにいかないし。やはりこれからは休日の最低金額をちゃんと表記しないといけないと現在思案中です。

                     


介護タクシーの意味をわからない人がまだいるの❓

2025年08月11日 | 日記

 つい先日の事だが、過去に2度ほどご利用頂いた利用者さん(今では顧客から外したのだけど…)の依頼で彦島の介護施設から市民病院の診療往復の依頼が有りました。しかし当日は既に他の依頼を受けていてどうしても対応不可能なので、グループのぷらっとケアタクシーさんに変わってもらうことで先方の了解を得たのだ。ただ、ぷらっとさんはそのあとストレッチャー依頼がある為、大型車であるストレッチャー車を使わないとならないので、やむなく以前ご利用頂いた時の料金でメーター外料金として対応することでご了解を得ていた。

                               

 そして診療終了後にお迎えのお電話を頂いたのだが、予想通り他の利用者さんの対応中にダブってしまったので「申し訳ないのですが先ほどお迎えに行ったぷらっとさんに行ってもらいますのでよろしいでしょうか?」「しかたないですね、どのくらい待てばいいですか?」「おそらくすぐ近くにいるはずなのでそんな時間はかからないと思います。

 そこまでは良かったのだが、当初ご依頼頂いたのはご主人で、今回は奥さんが付き添いであったので料金の説明を改めてしないとならなくなり、「今回は私が対応出来なかったのでグループのぷらっとケアタクシーさんにお願いしました。ただ見られてお判りのようにストレッチャー対応の大型車なのでメーター入れて走ると3割程度高くなるので、以前ご利用頂いた料金から計算してメーター外料金で行かせてもらいました。」すると、「大きな車で来たなぁと思ってたけどそれで高かったの…❣」「いえいえ、だからメーターを入れずに決めた料金で走らせていますよ。通常の料金ですよ。」

                                                                     

 と、介護タクシーの料金システムの説明をして一般タクシーのメーター料金に基本介助料1,000円を頂いたと説明したのだが、「なにそれ、介助料て ❣ このあいだ彦島から関門医療センターまで障害割引引いてタクシー代が3,800円(計算すると一般タクシー料金ピッタリ)だったのに今回市民病院までで3,500円も取られて高い介護タクシーだなと思ったのよ。」「すみません、介護タクシーはどこも一般タクシーと同じメーター料金だけで対応してる業者はいないはずですよ。もちろん合計の金額だけしか提示せずに内訳をお伝えしてないかもしれないですね。」「そんな、介助料なんて支払ったことありません ❣」「」そんなことはないはずなんですがどうしてもご納得いただけないようでしたら、ご納得いただけるタクシー料金だけで結構です。不足分は私がぷらっとさんに支払いますから。」と腹は立ったけど我慢して冷静に対応した。そうすると「いやいや、払わないとならないものはちゃんとお支払いしますよ ❣ そんな介助料なんて知らなもの…」この会話で、もうこの顧客は次はないなと思ったが、最後までちゃんと対応して禍根を残さないようにと心掛けた。

                                       

 ぷらっとさんにもこの話しの内容を伝えて通常通りの対応でお願いした。おそらく施設にはうちの文句を精一杯言ったことだろうと思う。従ってこの施設からの依頼もしばらくは来ないようになるけど、理解してもらえる人に精一杯対応していけばいいと自分に言い聞かせたのである。

                                                                                                 


非常に刺激になる会合でした ❣

2025年07月27日 | 日記

 先日グループの「ぷらっとケアタクシー」さんから、豊浦町で昨年開業されて医療機関でお会いすることが多くなった「ウイルエイド」さんと一度集まって色々と話しをしたいと提案が有りました。私自身も旧豊浦郡部で始められた理由や実際にどのような活動をされているのかが非常に気になっていたので、さっそくお会いできる機会を作ってくださいとぷらっとさんにお願いしました。話しだけで実際に実現するのは難しいだろうと思いつつもご返事を待っていたら、ほぼ一週間で日時が決まりました。

            

 これを機会に、如何にして営業活動をされておられるか、現在どのくらいの依頼やどの地域まで対応されているのか、差し支えなければ料金体系(実はこれに関してはどこも嫌がられるので無理かなと思いつつ…)も知りたいなぁと大きな期待を持ってお会いできたのです。色々とお話しを伺っていると、元々の実家は私の自宅のかなり近くで、若い頃に関西に行かれて近年まで今と同様な福祉タクシーの会社を始められ社員も多数雇用して企業としては大きくされたらしい。また福祉事業に関連する色んな業種にも手を広げられて成功を収められたようでした。その後、信頼できる人物に会社を託し奥さんの故郷である豊田町へ戻り、ここで新たに関西の会社と同じ会社名で立ち上げられたらしい。

 聞いていると、私など足元にも及ばないような努力と苦労をされていたのがわかる。物事を具体的なデータで見据え、人間の心理というところまで追求して論理的に物事を捉えているのだと感じた。しかし、やはり私が常々感じている「下関地域の人はまだまだ福祉タクシーに対する価値観が低すぎる。これでは新たに開業する人も出ない。」ということを全く同じように述べられていて嬉しかった。

            

 料金体系についても一切隠すこともなく具体的に金額も表示していただき感謝した。と、同時に私自身が、もっと付加価値というものを強烈にアピールしていかなくてはダメなんだと恥ずかしくなった。安ければいいという人にはそれなりの対応でいい、価値を認めてくれる人はそれなりの料金を納得してもらえるから精一杯にやらせてもらおう。これに尽きるなと考えを変えることにした。

                                  


冷や汗ものでした ❣

2025年07月20日 | 日記

 つい先日のことだが、グループのぷらっとケアタクシーさんがK病院の入院患者さんの診療で午前中にS総合病院へストレッチャーにて搬送をお受けし、「終わられたらお迎えに参りますからお電話ください。もし入院になられたときにもご一報ください。」とお伝えしてその場を離れ次のお迎えに向かったとのことでした。私自身も当日はかなり忙しくて全く気にもしていなかったのですが、午後になってぷらっとさんから「もうかなり長い時間になるのだけれど、一向にお迎えの電話が来ない…。もし入院になる場合も連絡いただくようになってるからおかしいのですよ…。」と相談が来たのだ。「可能なら病院のロビーに行ってみて探してみたら?それでも見当たらないならこちらから電話出来ないの?」と伝えた。

          

 それからしばらくしてぷらっとさんから連絡が有り「ご家族の方がタクシーでk病院に連れて帰ったと言われました ❣ 行きの料金が思った以上に高かったから帰りは普通のタクシーで帰ったのじゃあないでしょうかねぇ…。」「そんな、ストレッチャーで搬送しないとならない患者さんが普通のタクシーに乗れるはずはないと思うけど…💦」「料金が高いというけどいくらだったの?」と尋ねたら、私が今まで搬送した料金に比べれば確かに高かったのだが、彼の車輛は同業他社の車輛と同じ大型車タイプであるから大差はないのである。「入院ではなかったの?」「いいえ、連れて帰ったと言われました。」「……」

              

 もしそれが事実となるとこれはとんでもないトラブルになるのは目に見える。それから身震いがするほど恐ろしくなった。「ご家族が一緒に降りられたときの態度に何か変わったところはなかったの?」「いいえ、私自身が少し高かったかなぁとは思ったのですけど…相手にそんな雰囲気はなかったと思います。」それからしばらく色々な状況を想定してどのように対応すれば事が大きくならないで済むかという考えに執着した。ここはまず第一にk病院の連携室の担当者さんにお詫びをしに行かなくてはならないと、大急ぎで向かったのだが「担当者が不明で事のいきさつがわからないから、わかったら連絡差し上げます。」と返答され、「では明日改めてお伺いしますので都合のいいお時間をお知らせ願えますか?」「はい、では明朝こちらからお電話致します。」とのことでこの時はがっかりとして引き上げました。

 そして翌朝連携室の責任者さんから「本日は午後2時以降に役員がお待ちしておりますからどうぞ。」(えええ…これはやっぱりダメだ。かなりお怒りの様か…これで取引は出来なくなるなぁ)

                    

 それからはどのようにしてお詫びをしたらいいだろうかとか、取引中止を言い出されたら素直に受けるべきか、それとももう一度チャンスを頂きたいとお願いするかなどを考えていて午前中に仕事はほとんど身に着かなかった。午後2時を15分過ぎた頃に覚悟を決めて挨拶に伺った。

 お宅たちは何ということをしたの ❣ と言われる前に先に口を開こうと「このたびは本当に申し訳ありませんでした。彼も反省をしております。今後のお取引が出来なくなるのは覚悟してますが、お許し頂けないでしょうか。お願い致します。」と、役員さんの口が開く前に一気に畳みかけるように話し始めた。

                  

 すると、「はぁ…?ちょっと待って、こちらこそぷらっとさんに謝らなければいけないのよ。もし入院になる時でもちゃんと連絡してあげてくださいよとあれだけ念押ししてたのに、忘れて自分だけさっさと帰ってたのよ、ずっと待ってたのでしょう?」私は「????? あの~入院されたのですか?」「そうよ、ご家族かぷらっとさんのどちらかが言い間違いか聞き間違いをしてるのよ。あなたが昨日来られた後に電話してそれがわかったのよ。ごめんなさいね。」私はガクガクっと力が抜けてしまった。何だ、ちゃんと話しを聞いていなかったのではないか ❣ 多分自分の気持ちの中に申し訳なかったという思いが有って、高かったから怒って普通のタクシーで帰ったのだと決めつけてしまったのだろう。

 それから役員さんにはこれを機会に料金設定について詳しく説明し、しっかり納得いただけたので結果オーライとなった。そしてこれからも我がグループを主体的に使っていくというお約束も頂いて「禍を転じて福と為す」という万々歳な出来事でした。


旧郡部の仕事をやってみました ❣

2025年07月05日 | 日記

 前回、旧郡部の依頼をお受けできない理由を述べていましたが、都合いい断わり方と取られるのも悔しいので、具体的にやってみました。ちょうど良いタイミングに昨日7/3に1~2カ月に一度依頼の来る顧客から「どこに頼んでも断られるのでどうしようかと悩んだのですが、自宅の永田郷(吉見地区)から豊浦済生会病院まで母をお願い出来ませんでしょうか…💦」…(来たか~困ったなぁ)と悩んでいると「帰りは何時間でも来れる時まで待ちますから ❣」と、人情的に断れない辛い言葉を聞いて「わかりました。段取りを組むので少し待ってくださいね。」と言ってしまったのでした。💦

            

 料金的に考えると11kmでメーター料金は4,000円~、それに介助料を足すと5,000円以上で往復で1万円以上になるので決して悪い条件ではない。しかし、他の仕事のない日なら別として、この日は下関医療センターに顧客を送っていたので、そちらの迎えも午前中に有るのだ。豊浦済生会病院から下関医療センターまで27km有る。

 今回は利用者さんが起き上がるのも難しく横になったまま移送しなくてはならない状態であったのでフルリクライニング車イス(簡易ストレッチャー)を使い「福祉タクシー心咲」さんの応援をもらって2名体制で動くことにした。行程は以下のとおりである。

10:30 永田郷の顧客宅に心咲さんと合流し簡易ストレッチャーに移乗して心咲さんが豊浦済生会病院へ搬送。

  ⇓

10:35 下関医療センターの顧客より予想外に早く終わったと迎えの電話。

  ⇓   11:00 心咲さん豊浦済生会病院到着の電話。

11:10 下関医療センター到着。

  ⇓   11:15 心咲さんよりお帰りの時間が判明するまで現地で待機する旨の電話あり。

11:40 武久病院で空車。

  ⇓   

12:00 豊浦済生会病院の顧客より13時より点滴に入るので終わりが16時以降と連絡あり。

  ⇓   心咲さんに午後に新規の依頼が来たとの事なので一旦こちらに戻ってもらう。  

15:00 彦島迫町迎えで彦島江の浦町の浅野整形外科送り。

  ⇓   心咲さんは15:30 安岡の老人施設に迎えで付き添い業務(診療中も離れられない。)

15:50 浅野整形外科の顧客よりお迎えの電話。

  ⇓

16:10 彦島迫町で空車後直ちに豊浦済生会病院に向け出発。

  ⇓   途中豊浦済生会病院の顧客より終了の連絡。

17:00 豊浦済生会病院到着。心咲さんも終了したので永田郷へ向かうとの電話。

  ⇓

17:30 永田郷で心咲さんと合流して顧客をベッドに移乗して終了。               

 この顧客の対応でほぼ一日が終わって二人で実感したのは「旧郡部を受ける時は通常の営業エリアへの搬送なら大して難しい事ではないが、逆に更に遠方への搬送ならかなりの覚悟がいるということ。」であった。