開業してから5年目のゴールデンウィークが終わって現時点の進捗状況を見ると、やはり例年と同じく売り上げが伸びていない。こういうことは思い込みによるものなんだと、自分に言い聞かせ囚われないように気持ちを入れて続けて来たが、データーを分析してみると確かに依頼件数・1日当たりの売上金額、いずれも今までの月と比べて何故か少ないのである。
今月の傾向として気になるのは今までは凡そ1週間、或いは10日前あたりに予約が入っているのだが、今月は何故か数日前に入るのである。その為グループとしては受けられるのだが、私自身が受ける件数は例月の8割程度になっている。例年この5月は自動車税・ストレッチャー車の車検などで1年で一番支払いの多い月なのに売り上げは逆に一番悪い月なので会社に対して個人の所持金からの持ち出しが多少ではあるが発生するのである。ゴールデンウイークならぬ 身の凍るでんウィーク である。
愚痴はここまでとして、新たに新規開業して当グループに参加してもらった『ぷらっとケアタクシー』さんも少しづつ依頼が入りだして来て、緩やかではあるが上昇気流に乗り出した感がある。その先輩である『福祉タクシー心咲』さんは固定客も出来てコンスタントに仕事が入りだしたようである。実際、私も尻に火が付いてきた感がある。元々は私の顧客であった人が彼女を気に入って直接依頼をされるようになったものも少なくない。確かにやきもち的な思いが無いと言えば嘘になるが、ゆくゆくは私の顧客を全て引き継ぐつもりでいるので嬉しい思いの方が強い。
しかし人間は欲なもので、3人でグループ組んで仕事を共有すればほとんどの依頼を断ることなく受けられると考えていたのだが、各人がそれぞれに受けた依頼とグループ代表として私が受けた依頼との日時の重複が結構有るのだ。その為、皆んなが「あと一人か欲を言えば二人アルバイトでもいいから人員がいればなぁ…」と言い出した。もちろん、そうできれば私は現場を離れて各方面からの依頼の窓口を専業にして各人に仕事の割り振りと、人数応援の必要な依頼や急きょ依頼分の対応などで動けるようにしたいと大きな夢はもっている。取引先の医療機関や施設のスタッフさんから「おたくに依頼したらほぼ断ることなくグループ内で手配してもらえるし、どうしても難しい場合でも同業他社さんに問い合わせまでしてもらえるから本当に感謝しています。」と言って頂けるのが心底嬉しい次第である。