福祉タクシー二郎丸

下関市で福祉(介護)タクシーをやってます❣オーナーは新.中.自動車販売・整備・レンタカーをやっている会社です。

福岡空港に行ってきました。

2024年08月18日 | 日記

 お盆もようやく開けます。今年は世間でいわゆる盆休み期間といわれる8/10~8/18は1日に2件程度の仕事でした。日頃に比べればサッパリひまというところでした。しかし物は考えようで、「いつもやろうとして中々出来てないことをこの時期にゆっくりとやればいいさ」と割り切って休息期間だととらえてました。期間中に急きょの依頼が有ったときの体制を整えていましたが、実際に依頼のあったのは8/16(金)のみでした。それ以外も来週以降の予約は結構多く入りました。ただ、休み明けの8/19(月)午前中にかなりの依頼が集中したため、重複が有って「申し訳ないのですが、すでに予約があってどうにも対応できないですね。時間の変更は無理ですか?」というのが複数あったのが残念でした。結局、今年の盆期間は8/18の本日のみお休みということになりました。そのため、今こうしてblog記事を書いてる次第です。

                             

 さて8/16(金)に突然入った依頼はおそらくこの仕事をした中で大変ではありましたが、忘れられない記憶として残る仕事でした。この日は金曜日でもあるので、多分当日の急な依頼が有るだろうと8時30分からスクランブル体制で自宅におりましたら、覚えのない携帯電話からの着信でした。よくある「すみませんタクシー1台○○にお願いします。」という一般タクシー会社と間違えて掛かって来たかな…と思いつつも「はい!二郎丸です。」すると、「こちらは現在下関に停泊しているクルーズ船の添乗員ですが、日本交通さんにご相談したら二郎丸さんをご紹介頂きまして電話さしあげました。」「はい、ありがとうございます如何されましたか?」と答えると、「実は中国の上海からご乗船されたお客様が体調を悪くされ救急車で搬送して処置が済んだのですが、船に戻られたらスタッフから、このような状態では今後乗船をお続けいただくことは危険を伴いますので下船願いますと言われたのです。その為、同伴のご家族と一緒に福岡空港から飛行機で上海に帰国しないとならなくなり車イスタクシーをお願いしたいのですが如何でしょうか?」(やった!いい仕事がきた~!)と「よろしいですよ、お乗りになるのは車イスの方の他に何名ですか?」「他に3名です。」……「あのう、車イスタクシーは車イス以外には2名しか乗れないのですが…💦」「ええ~どうしようか。どこか3名乗れるタクシー会社ないですか?」…どうにもならないなぁと考えてた時、(そうだ、福祉タクシー心咲のストレッチャー車なら乗れるはずだ。連絡してみよう!)「チョット待ってください。私と一緒にやってるグループの車なら可能なはずですからお時間下さい。」「ありがとうございます。10時くらいまでに手配出来ればいいのでお願い致します。助かりました。良かった!!」

                             

 それから心咲さんに電話して段取り完了。しかし心咲さんから「福岡空港国際線に行ったことが無いし、博多の街も詳しくないのでついて来て~っ。」と言われ同乗することになりました。10時15分に指定のホテルに到着すると、電話頂いた添乗員が待っていて「今ご家族と担当者が出入国管理局に手続きに行ってますので戻って来られたら出発します。」とのこと。手続きと同時に飛行機のチケットを手配しないとならないので思った以上に時間がかかり、出発したのは11時30分過ぎてました。道案内するために本来なら助手席なのだが、同行の添乗員さんの体格が大きくて私が一番後ろの狭いスペースから指示することとなったのですが、さすがに中国人観光客はとにかく大きな声で終始しゃべりまくっていて運転席に声が届かないのです。

                              

 そのうえ上海に残っている長女から国際電話が来て「帰りのチケット代が高い、安いチケットなら3万円であるのに、なぜ4万5千円も払うのか。チケット手配する前にどうして家族に了解取らないのか!!」と大クレーム。添乗員さんが「出国手続きにやっとで、さらに当日に上海に帰るという無理な要望を必死に頼み込んで手配したのに格安チケットを今日手配しろと言われても出来ません。また最初からやり直しですよ。本日中に上海に帰れなくなりますがいいですか?」と泣きそうな顔で答えてた。それからしばらくして諦めたのか少しおとなしくなった。

 そして福岡空港国際線ターミナルに到着したのだが、ビル付近が工事中もあって肝心な私の誘導もミスってしまい空港内を大回りさせてしまった。ようやく到着して車イスのお客さんを降ろして集金となったが、案外おとなしくスーと代金を支払ってもらった。最後に添乗員さんに「あともう少しの辛抱ですよ。我慢してね!」「ありがとうございます。もう少しの辛抱です。またお願いすることが有ると思うのでよろしく。」と名刺交換をして空港をあとにした。帰りの道中、心咲さんと「やはり中国の観光客はすさまじいね。たまに娘のお店にも中国人と思う人が来られるけど、たぶんあの人たちは台湾の人なんだ。マナーあるよ。」と笑いながら下関へと向かった。ああ、疲れた!

                                                             


お互いを思いやる気持ちを忘れないようにね

2024年08月09日 | 日記

 1ヵ月前に自分の技量を過信してギックリ腰をやらかすという大失敗をして以来、徐々に回復してきているのだが、やはり寝起きの時には相変わらず「あたたたっ」と言いながらの毎日である。こうなってからでは遅いのだが己の健康管理の適当さに情けなく思う。その為、最近では「階段があるのですが…」とか「一人で出来るかどうか…」などの問い合わせにはピリピリして対応している。というのも、ある居宅介護支援センターからの依頼は、他所で断られた案件をこちらに回してくるとしか思えないほど毎回「どうやって対応すればいいか…💦」と考えさせられるものばかりなのである。でもまだそれはいい方かもしれない。担当者によっては「難しい部分はないです。ただ歩行介助さえしてもらえばいいです。」と聞いて安心して依頼先に伺えば、「冗談じゃないですよ、起きることも出来ないし自分で歩けるのならお願いしません!」というものさえ珍しくない。私一人で対応できる程度ならいいのだが、たまに「これでは応援がいなければ不可能だよ~」というのもあり、依頼先の居宅介護にその場から電話入れて「あんた自分の目で確認してから依頼しなさいよ。すぐに応援回して!」と大文句言うことも有る。

                  

 それとは別だが、依頼者さんの病院受診を依頼され病院に到着すると、「車内でそのまま待ってください。看護師さんが来ますから!」私は「ハァ、どうして?」ヘルパーさん「発熱でコロナかもしれないので」チョット待ってよ~♬ そんなの聞いてないよ!!! もし私に移ってたらどうしてくれるの? いい加減にして~♬ (と歌ってる場合じゃあないでしょう。)

                 

 こんな時、我々はどう対処したらいいのか、自分たちさえ守っていれば業者はどうでもいいのかといいたくなる。市内の各施設によって対応はかなり違い、ある施設は発熱のある利用者の搬送は業者には絶対に依頼せず自社の車で医療機関に行くと聞いた。また別の施設は発熱を伝えて、もしかしたらという条件でもよろしいならお願いしますと言ってくる。一番質の悪いのが全く普段どうりの通院のように見せかけて病院に到着したらコロナかもと言い出す施設も少なくない。そんな中にも危険手当を出しますのでお願いできませんかと依頼される施設があるのはありがたい。もちろんそこまで言われると覚悟を決めて受けようともなる。「発熱というと断られるから黙っておこう。」という考えが本当に腹立たしくなる。当然そんな依頼があった施設には以後は厳しい対応で臨むようにしてる。

 話しは変わり新規参入して仲間となった「福祉タクシー心咲」さんも中々順調に進んでいるようだ。私自身も手が回らない分の応援をしてもらってかなり助かっている。そのおかげで事務所の雑用的なものもゆっくり出来るようになり、とにかく事務所で休憩を取る時間が出来た。

                                             

 ただ彼女を見てると、とにかく一生懸命に動いている上に娘さんのお店も手伝っていて、身体が大丈夫なのかが心配でたまらない。自分勝手なことだろうが、彼女が体調を悪くされたら私も休息の時間が取れなくなるので無理をしないで欲しいとお願いしてる現在である。