福祉タクシー二郎丸

下関市で福祉(介護)タクシーをやってます❣オーナーは新.中.自動車販売・鈑金・整備・レンタカーをやっている会社です。

最近考えること…💦

2022年02月26日 | 日記

 この頃、今までにはなかった新規の病院やケアサービス業者さんなどからのご依頼や問い合わせが増えて来たように思える。それまでは私の手作りのチラシを見てからのお問い合わせがほとんどであった。もちろん開業当初より市内の約100件以上にコツコツと訪問して配って行った成果によるもので、つくづくありがたいのは言うまでもないのである。

                     

 しかしこの半月を振り返ると、訪問したことのない病院や老人介護施設、さらにはケアプランセンター、ケアサービス施設などからの新規の依頼が出てきているのである。その理由を調べてみると、市のホームページや市医師会のホームページに「福祉タクシー二郎丸」が掲載されるようになったのが第一の原因と思われるが、エリア的にどう考えても当社に依頼するのが不思議だと思える依頼先もみられる。これはほぼ当たり前の事なのかも知れないが、初めは各々の担当ケアマネさんから依頼が来ても、それ以降は各々ご本人やご家族から直接ご依頼が来るようになる。とすると、自動的に当社の顧客が増えて来るのであるからありがたいことである。ただ一つ不安になるのが、営業範囲を広げ過ぎたのではないだろうか…ということである。

    法的な営業範囲は下関市内全域をやらなければならないし、遠方だからと断ることは問題がある。現に今は東は小月近くから、北は川棚手前、南は彦島とかなりの広範囲に顧客を保有している。したがってお迎えに30分かけて実車距離は10分以内というのは珍しくないのである。私としては遠い近いだけでお客さんを選別することはしたくない。しかし会社側から「これだけ燃料代を使ってこれだけの売り上げなのか?」と尋ねられることもある。やむを得ず時々自腹で燃料補給をして会社への燃料負担を抑えようと、多少バカバカしい努力もしている。

                      

 話しは少し変わるが、一時期このblogをきっかけにご依頼いただいた方も複数おられたのだが、2回目以降のご利用が少ないように見受けられる。「どこがいけなかったのだろうか…?」と悩む時もある。今まであれだけ頻繁に使って頂いていたのに、最近は全くなくなった施設には「どこかヘルパーさんの気に入った業者が出たのかなぁ…悔しい。」などとネガティブな心境にもなる。

                                     

 でも気持ちは前を見て明るく心掛けたいものである!ネガティブな心は顔に出るものであるから、作ってでもポジティブな態度で行かなくてはと思う。

                  


24時間営業の問題点 ❣

2022年02月13日 | 日記

 昨年10月より24時間対応可能ですと言い続けてきたが、ここになって色々な支障が出てきだした。初めは「ご予約は24時間対応」と8時~18時の間に限らず夜でも電話は取りますからお気軽に、という趣旨で行ってきたのだが、ある救急夜間対応の病院の看護師さんから「救急車で搬送されてきた患者さんが処置終わり入院せず帰宅してもらわないとならない時に、一般のタクシーでは困難で介護タクシーや寝台タクシー(ストレッチャー)を呼ぼうとするのだけど、どこに電話しても夜は対応してないと断られる。おたくに対応してもらえないかなぁ」と相談が有ったのがきっかけで「夜の場合は、自宅から事務所まで車両を取りに行ってからのお迎えになるのでそれなりのお時間を頂ければやりますよ。」とお答えしたのだ。

                  

 その後、いざという時の為に帰宅後の飲酒も考え、事務所の車両もすぐスクランブル出来るように車庫の一番前、燃料のチェック、常時の点検も欠かさず行っていた。可能性の高い土曜日は前日の帰宅時に営業車で帰るようにしてた。そして5か月が経過して出動回数は2回、この2回はいずれもストレッチャーの対応で、先方さまからは大変に感謝された。ところがつい先日、携帯をマナーモードにしたまま就寝していたので、23:30に「介護タクシーをお願いしたいのですが…」とかかって来た電話に全く気が付かなかったのである。もちろんこの電話があの救急対応の病院であったかどうかは不明ではあるが、おそらく看護師さんが「ここに電話すれば対応してくれると思いますよ。」と言ってくれたものと思われる。

            

 先日まで携帯電話のみで対応しているので、事業としての信頼度もしかり、電話帳、ネット検索では「福祉タクシー二郎丸」は出て来ないのである。(現在はおかげさまでネット検索でも二郎丸がすぐ出てくる)それをオーナーに頼んだら事務所に福祉タクシー二郎丸専用の固定電話を付けてくれて、Googleに専用のサイトを設けてくれた。おかげで一気に間口が広がって今まで掛かってこなかった施設や病院から問い合わせがきだしたのである。中にはこのblogを見ていたのでかけてみたという方も結構いらした。

 

 しかし、思いもしなかった問題に直面している。なぜか、タクシーを検索した東南アジアらしき人が「タクシーオネガイシマスゥ…。」「ええ、介護タクシーですよ。いいですか?」「ゴメンナサイイイデス。」とか、24時間対応だけを見てどこかの居酒屋らしき店から「すみませんタクシー1台お願いします。」「介護タクシーですよ‼」「ならいいです。」なんてことも時々。それと一番困るのが、いたずらと思われる非通知の電話が深夜何回も掛かってくることです。

                   

 やむを得ず非通知には出ない設定をしたのですが、それでも着信は点滅で表示されるので、深夜気が付くと飛び起きてしまいます。これでは睡眠不足になって翌日の勤務に支障が出かねないと思い就寝時にマナーモードにすることにしましたが、お陰で着信音で飛び起きることはなくなりましたが、良く考えたら留守電ではないので着信音が鳴らないのですよ ❣ 

 知らなかったのですが、このガラケーは仕事用で通話だけしか出来ない為、留守電設定は出来ないのです。結局、寝ていても頻繁に携帯に着信がないかを目をやる始末です。翌日以降のご予約を24時間受け付ける体制をと考えたのは欲張りだったのでしょうか…❓

                   


親を思う心と子を思う心

2022年02月04日 | 日記

 昨年4月に地域包括支援センターより依頼を受け通院や諸事外出をずっと介助していた一人暮らしのお婆ちゃんが娘さんの嫁ぎ先の埼玉県へ引き取られることになり、2月4日、50年間暮らした下関を離れて行かれた。

                    

 夏頃から娘さんが、家族を関東に残してずっと下関に滞在し、身の回りの世話や通院、そして下関市内の老人ホームへの入居をご本人が希望されていたので、三人であちこちを見て廻るお供もさせてもらった。私も可能な限り情報を集めて一緒に廻ってみたが、こちらが希望しても緊急連絡先が県外だからと断られ、結局娘さんが引き取る事になった。

                                                 

 実は、私の仕事で知り合いになった「ケアサポート下関」という、身内が市内に居住されていない方の緊急連絡先やあらゆる付き添い、更には身元保証も引き受ける業者さんがいたのでその方にも相談していたのだが、最終的に娘さんが「施設に入居させる費用にその費用を考えると、とても一般サラリーマン家庭ではやり繰りしていけません。」と断念されたのであった。そしてご主人様のご理解によって、取りあえず埼玉の自宅に引き取って、近所で入居出来る施設をゆっくりと探そうとなったらしい。この娘さんが、本当に純朴で控えめな可愛い女性で、中学生の娘さんとご主人のご理解とご協力で10か月も下関の母親のもとで滞在していたのである。学校を卒業してすぐに下関を出て東京の方に行かれてたのであろうか、母親を大変大切に思っておられた。もし、この娘さんと若い頃に知り合っていたら私は夢中になっていたかも知れないな…と考えたこともあった。この年になると、恋愛感情ではなく男女の別はなく人間として惚れていた。

 しかし下関を去る前にご自宅を取り壊さないとならず、家財の廃棄処分と家屋取り壊しの見積もりを業者さんにお願いしたところ、事情を知ったその業者さんが「費用が結構掛かかりますから、地主さんと話し地代を私どもでこれからも支払いしますから、家をタダでください。家財もこちらが責任もって処分します。」と驚くような提案をされたらしい。やはりこのような人物だから人も情が移るのでしょうね。

 お二人に取っては夢のようないい話で、結局埼玉行がわずか数日で決まったようだ。私としてはかなり寂しいが、祝福して送り出してあげないといけない立場となった。小倉駅新幹線口の改札口まで見送りして駅員さんに引継ぎする際に、「今まで大変お世話になりました。これはほんの気持ちです。」と言ってちょっと早いバレンタインチョコ(当然義理だよねー)とお気持ちの品を手渡された。娘さんは晴れ晴れしたお顔であったが、お母さんと私は多少、うるうるした気持であった。

                    

 このblogを投稿している頃には新天地での生活が始まっていると思うが、どうかお幸せな余生を送ってもらいたいものである。