goo blog サービス終了のお知らせ 

福祉タクシー二郎丸

下関市で福祉(介護)タクシーをやってます❣オーナーは新.中.自動車販売・整備・レンタカーをやっている会社です。

旧郡部の仕事をやってみました ❣

2025年07月05日 | 日記

 前回、旧郡部の依頼をお受けできない理由を述べていましたが、都合いい断わり方と取られるのも悔しいので、具体的にやってみました。ちょうど良いタイミングに昨日7/3に1~2カ月に一度依頼の来る顧客から「どこに頼んでも断られるのでどうしようかと悩んだのですが、自宅の永田郷(吉見地区)から豊浦済生会病院まで母をお願い出来ませんでしょうか…💦」…(来たか~困ったなぁ)と悩んでいると「帰りは何時間でも来れる時まで待ちますから ❣」と、人情的に断れない辛い言葉を聞いて「わかりました。段取りを組むので少し待ってくださいね。」と言ってしまったのでした。💦

            

 料金的に考えると11kmでメーター料金は4,000円~、それに介助料を足すと5,000円以上で往復で1万円以上になるので決して悪い条件ではない。しかし、他の仕事のない日なら別として、この日は下関医療センターに顧客を送っていたので、そちらの迎えも午前中に有るのだ。豊浦済生会病院から下関医療センターまで27km有る。

 今回は利用者さんが起き上がるのも難しく横になったまま移送しなくてはならない状態であったのでフルリクライニング車イス(簡易ストレッチャー)を使い「福祉タクシー心咲」さんの応援をもらって2名体制で動くことにした。行程は以下のとおりである。

10:30 永田郷の顧客宅に心咲さんと合流し簡易ストレッチャーに移乗して心咲さんが豊浦済生会病院へ搬送。

  ⇓

10:35 下関医療センターの顧客より予想外に早く終わったと迎えの電話。

  ⇓   11:00 心咲さん豊浦済生会病院到着の電話。

11:10 下関医療センター到着。

  ⇓   11:15 心咲さんよりお帰りの時間が判明するまで現地で待機する旨の電話あり。

11:40 武久病院で空車。

  ⇓   

12:00 豊浦済生会病院の顧客より13時より点滴に入るので終わりが16時以降と連絡あり。

  ⇓   心咲さんに午後に新規の依頼が来たとの事なので一旦こちらに戻ってもらう。  

15:00 彦島迫町迎えで彦島江の浦町の浅野整形外科送り。

  ⇓   心咲さんは15:30 安岡の老人施設に迎えで付き添い業務(診療中も離れられない。)

15:50 浅野整形外科の顧客よりお迎えの電話。

  ⇓

16:10 彦島迫町で空車後直ちに豊浦済生会病院に向け出発。

  ⇓   途中豊浦済生会病院の顧客より終了の連絡。

17:00 豊浦済生会病院到着。心咲さんも終了したので永田郷へ向かうとの電話。

  ⇓

17:30 永田郷で心咲さんと合流して顧客をベッドに移乗して終了。               

 この顧客の対応でほぼ一日が終わって二人で実感したのは「旧郡部を受ける時は通常の営業エリアへの搬送なら大して難しい事ではないが、逆に更に遠方への搬送ならかなりの覚悟がいるということ。」であった。

                            


営業エリアの問題に悩みが尽きない ❣

2025年06月30日 | 日記

 だいぶ以前にアップしたことが有り、数カ月前には市会議員さんを通して公共機関の対応の改善も直訴してみたが、結局何の進展もないままである「旧郡部地域における介護(福祉)タクシーの対応の問題点」である。当方の知名度が上がったことに寄ると言われるのは非常にありがたいことではあるが、この最近豊浦町からの依頼が非常に多くなってきた。綺麗ごとで中途半端なお断わり方は良くないと思い、単刀直入に「本当に申し訳ないのですけど、そのご依頼内容では当方も採算が取れませんのでお受け出来ませんです。」と真実を述べているのですが、相手側は当然「こいつ近かったらお断わりというのか ❣」と言わんばかりの反応である。非営利活動法人のNPO法人でさえ必要最低限の利益は認められているらしいが、我々は利益を求めて営業活動をやっているのだから、どう考えても利益は認められないし、それによって多くの損益が発生すると考えられるものをお断わりすることを非難される理由はないはずである。

             

 具体的に説明すると、営業所から15km有る老人施設に約30分かけてお迎えに行く。そこから3∼4kmの医療機関に10分程度で送る。終わる時間は通常なら1時間30分~2時間であろうとは思うが、そこで待機している余裕は全くないので至急次のお迎え場所に戻らなければならない。当然ほとんどの場合40~50分かけて必死の思いで走るのは先方に待ってもらってる場合が多い。その顧客を送り終わったら息つく間もなく「終わりました、お迎えお願いします。」と掛かってくる。「ごめんなさい、まだ〇〇にいますからそちらに着くのはやはり1時間近くなりますがよろしいですか?」と答えると「え~そんなに待つの~急いでくださいね!」と、ほぼ同じ口調である。こちらはお受けする前にこのことをちゃんと説明して納得してもらってお受けしているのだが、そんなに掛かるとは思っていなかったという口調。結局、合計4,000円前後の売り上げの為に4時間くらいの時間を取られるのである。最悪の場合は、とても市内の顧客の迎えに間に合わないので、同業者に依頼して諦めることも少なくない。

              

 だから、旧郡部迎えで旧郡部の医療機関への送迎はお断わりするしかないのである。ただし旧郡部にお迎えが有っても、旧市内方面の医療機関への送りならお帰りの迎えの際にすぐ直行出来るし、その前後のお客さんにお待たせする時間も心配するほどではないから基本お受けしている。現在、対応可能なエリアを旧市内を中心に北は吉見付近、南は彦島全域、東は才川付近としている。王司、小月エリアからの依頼も有るが、長府以西までの利用なら対応してるが、近辺の利用はお断りしている。何故なら通常の営業エリアからしたら王司、小月は旧郡部と変わらない距離になるからである。 

                

 人によっては「金・金・なんだねぇ」と嫌味を言ってくる場合も有るが、ボランティア活動しているわけではないし、生活するための最低限の利益でやらせてもらってるのだから、「頼んで乗ってもらってるのではないから、嫌なら結構です ❣」と言いたいときも有る。

                    

                      


ご焼香させていただきました。

2025年06月27日 | 日記

 数日前のことでした。時々ご利用いただいてる利用者さんのご子息から着信があったのですが、たまたま介助の真っ最中で手を離すことのできない状態にあり着信音が鳴り続けていても取れなかったのでした。すべて完了した後に掛けなおし、「申し訳ありませんでした。ちょうど介助の真っ最中でどうしても取れませんでした。通院のご予約ですね。いつでしょうか?」と尋ねたところ、「実は3日前に母の容態が急変し救急車でS総合病院に運ばれたのです。ありとあらゆる手を尽くしたのですが、最終的に先生から『これ以上は手の施しようがありません。延命治療を続けますか?』と言われました。生前に母から『もし手が付けられない状態になったら延命治療はやめて楽にさせておくれ。』と言われていたので家族で話して延命治療を停めてもらうことにしました。そして今日母を火葬しました。二郎丸さんには大変お世話になったからと母も感謝していたので、出来たら本人の遺骨に線香をあげて頂けないだろうかとのお願いだったのです。」私は考えられないような急変に大変驚きましたが、それよりどうして私のようなものに焼香のご依頼をいただいたのかが全く理解できませんでした。

                       

 そもそもこの方は半年くらい前に救急車で運ばれて処置を受けたあと、入院の必要はないからと帰宅するように促され介護タクシーを探しておられたのですが、時間が18時くらいだった為、どこからも断られていたようで「来てもらえるなら何時間でも待ちますからお願いします。」と泣きつくような電話だったのを覚えています。その時は「もう予約の電話も来ないようだからぼちぼち帰るとするか、ダラダラと残ってるととんでもない電話が来そうだから…。」と思いながら事務所の戸締りを始めたばかりでした。その矢先に覚えのない携帯番号からの着信が有りました。医療機関の番号は全て登録しているから個人からの問い合わせなんだろうと軽い気持ちで取ったのでした。すると疲れた元気のないような声で「あの~福祉タクシー二郎丸さんですか?今、S総合病院の救急にいるのですが、今日お願い出来ませんでしょうか?ダメですか?時間はいつでもいいです。」ありゃ~来ちゃった~どうしよう…というのが本音でしたが、「まず間違いなくどこからも断られているのだ。ここで断って帰宅してもず~と気にしたままで、俺はひどい奴だと後悔するかもしれないなぁ。」と悩みつつ「どこまでですか?車はご自宅のすぐそばまで着きますか?玄関まで車イスが押せますか?時間を頂くことになりますがお待ちになりますか?」その返答が「病院から20分くらいでマンションの3階です。いくらでもお待ちします。」もうそうなったらぐずぐずしていてもしょうがない。さっさとやろう ❣ というのが最初のキッカケでした。その利用者さんは結構大柄のどっしりタイプのお母さんという方でした。ですから当初は肥満が原因の病気だろうくらいに軽く考えていました。それがきっかけで以後数回通院にご利用いただいたことは有りましたが、何回かは容態急変で救急搬送になりご自宅迎えが突如キャンセルになったり、診察の結果急きょ入院になったりと、波乱の状況ではありました。

                   

 しかし、急にお亡くなりになるような状態であったとは思ってもいなかったです。自宅のベッドまでお連れするのも大変苦労はしましたが何度か行くうちに情も移ります。息子さんたちのご苦労がひしひしと感じられますので、こちらも徐々に本気ムードになって行ったのはたしかでした。でも、お線香をあげてやってもらえませんかと申し出が有ったときはショックに近い驚きでした。私をそこまで思って頂いていたのかと申し訳ない気持ちになりました。どうか天国では苦しむこともない穏やかな日々をお過ごしいただきたいと願うばかりです。

                       


福祉タクシーグループのチラシを作成しました。

2025年06月22日 | 日記

 4月に久しぶりに『福祉タクシー二郎丸』のチラシを新しく作り直したのだが、それに並行して日頃からお互い協力し合ってる同業2社(福祉タクシー心咲・ぷらっとケアタクシー)と正式なグループ化の話しを進めていて、取引先の医療機関や福祉施設の担当者さんや現場の看護師・ヘルパーさんなどにその内容を説明し、どのような反応を示されるかを見てみた。その反応としてはほぼ皆さんが大賛成だという事と、早くやって欲しいとの事であった。また「あなたのお客さんを他社に依頼したりすると以後取られる心配はないの?」と気にかけて下さる方が多くおられたのは感謝に堪えなかった。自分としては取った取られたという考えには全くならないし、もし自身の顧客が他の業者さんに移ったとしたら、それはお客さんが気に入って選択したことであるから仕方のないことであると思ってる。

              

 以上の事があって、新しいチラシを配布することはほとんどなかった。うちの事務所で3者が集まりグループ化した後の依頼分の共有、対応可能な日と時間帯の提示、対応完了後の顧客情報の報告などをグループLineを作ってここで連絡し合おうということになった。それらがお互い納得した時点でグループのチラシを作って至急配布しようとなったので、二郎丸のチラシ配布はいったん中止とした。このチラシ作成には取引先から強い要望が有ったからでもある。それに、以前配布したチラシも医療機関の壁などに貼っていただいてるものも、ほぼ破れかけていたり、色あせていたりでみっともないという意見を頂いたことが有ったからでもある。その為、今回はチラシをラミネート加工して配布することにした。

 そして、今月の中旬に完成してさっそく配布を始めました。まだ配布先は少ないですが、反応は上々のようです。中には「これ頂いていいんですか?それならナースステーションに貼らしてもらいますよ。」と言って頂きありがたいばかりであった。

 以下にそのチラシを掲示させてもらいます。どうか「チラシをくれませんか?」というお問い合わせが来ることを期待してます 。 


やはり凍るでんウイークだった😞

2025年05月24日 | 日記

 開業してから5年目のゴールデンウィークが終わって現時点の進捗状況を見ると、やはり例年と同じく売り上げが伸びていない。こういうことは思い込みによるものなんだと、自分に言い聞かせ囚われないように気持ちを入れて続けて来たが、データーを分析してみると確かに依頼件数・1日当たりの売上金額、いずれも今までの月と比べて何故か少ないのである。

                

今月の傾向として気になるのは今までは凡そ1週間、或いは10日前あたりに予約が入っているのだが、今月は何故か数日前に入るのである。その為グループとしては受けられるのだが、私自身が受ける件数は例月の8割程度になっている。例年この5月は自動車税・ストレッチャー車の車検などで1年で一番支払いの多い月なのに売り上げは逆に一番悪い月なので会社に対して個人の所持金からの持ち出しが多少ではあるが発生するのである。ゴールデンウイークならぬ 身の凍るでんウィーク である。

                     

 愚痴はここまでとして、新たに新規開業して当グループに参加してもらった『ぷらっとケアタクシー』さんも少しづつ依頼が入りだして来て、緩やかではあるが上昇気流に乗り出した感がある。その先輩である『福祉タクシー心咲』さんは固定客も出来てコンスタントに仕事が入りだしたようである。実際、私も尻に火が付いてきた感がある。元々は私の顧客であった人が彼女を気に入って直接依頼をされるようになったものも少なくない。確かにやきもち的な思いが無いと言えば嘘になるが、ゆくゆくは私の顧客を全て引き継ぐつもりでいるので嬉しい思いの方が強い。

              

 しかし人間は欲なもので、3人でグループ組んで仕事を共有すればほとんどの依頼を断ることなく受けられると考えていたのだが、各人がそれぞれに受けた依頼とグループ代表として私が受けた依頼との日時の重複が結構有るのだ。その為、皆んなが「あと一人か欲を言えば二人アルバイトでもいいから人員がいればなぁ…」と言い出した。もちろん、そうできれば私は現場を離れて各方面からの依頼の窓口を専業にして各人に仕事の割り振りと、人数応援の必要な依頼や急きょ依頼分の対応などで動けるようにしたいと大きな夢はもっている。取引先の医療機関や施設のスタッフさんから「おたくに依頼したらほぼ断ることなくグループ内で手配してもらえるし、どうしても難しい場合でも同業他社さんに問い合わせまでしてもらえるから本当に感謝しています。」と言って頂けるのが心底嬉しい次第である。