福祉タクシー二郎丸

下関市で福祉(介護)タクシーをやってます❣オーナーは新.中.自動車販売・整備・レンタカーをやっている会社です。

経営というものは情なんて口先だけなのかなぁ

2023年04月29日 | 日記

              

5月からコロナが5類に引き下げられることもあり、医療機関や各老人保健施設などにおいても施設内への出入りがかなりスムーズに出来るようになった。それに伴い入院患者の他医療機関への通院・老人保健施設の外出やそれぞれへの面会等も徐々に緩和されて来ている。それに伴い今月初め頃から問い合わせや予約が連日入ってきており、もう一人でやれる限界に達した感が有る。そのためお断わりすることが多くなり、(これを断ったら次回から依頼が来なくなるのではないかなぁ…)と不安になる。私としては2名体制にするには、月の売り上げが粗で70万以上が見込める時点でと思っていたのだが、つい先日あるタクシー会社の会長さんから「どうかな?頑張っているようだなぁ。」と励ましのお電話を頂いた。実は福祉タクシー二郎丸を現オーナーと開業する準備を進めている時に「うちに来て介護タクシーを任せるからやってくれないか?」とのお誘いを受けていたのである。この会長さんとは非常に気が合い、以前勤務していたタクシー会社に在籍していた時、タクシー協会の管理者部会に出席する度に「うちに来いよ!」と非常に可愛がって頂いていた。

                

 一人で限界を感じているのだが、人を雇うような財力も権限もないので今後の仕事の進め方を悩んでいることを打ち明けた。会長曰く「もう一人雇える位の売り上げが見込めるなら雇う…そんなに世の中は甘くないぞ。あんたが二人分の売り上げを死に物狂いでやれそうなら、経営者としてはわざわざ新たに人を雇うよりあんたに倒れるまで頑張らせればいいのだからな。経営というものは情なんて口先だけだよ。本当にこの事業に掛けているのなら、どこかの時点で勝負掛けて人を入れて二人でやってみる。それによってあとから結果がついてくるものだろう。そのためには、こいつならと思える人材を探しておく事だ。誰かいるのか?」

                

 う~んかなり厳しい助言であるが、そうなのかもしれないので反論すら出来なかった。やはり協会の大御所と云われた人だけに凄いとしか言いようがなかった。「彼が来てくれたらという人物は一人います。」と言うと、「なんで来てくれと頼まないのか?」「まだ人を雇えるほどの売り上げにはなっていないので…」「そんなこと言ってたら一生雇えないよ。その人物と一緒にうちに来てやってみるか?」「それは勘弁してください。不義理なことはしたくないので…恩はちゃんと返してから考えさせてください。」「まあ、あんたはそんな人間だからな。もう少し待つとしようか 」「スミマセン…

                                         

 どうしてこんな話しになったのかわからない。元々、私が以前いたタクシー会社がコロナの影響や人員不足・車輌関係経費の過大な負担増もあり5月末で廃業するということで古巣に誰かいい後輩はいないかという話しだったはずだ。私自身も16年間お世話になった会社がなくなるのはかなりつらい出来事ではあるが、そこの社長から数年前にいずれタイミングをみて廃業する気持であることを打ち明けられていたので覚悟はしていた。もちろんそれが私が退職してこの仕事に入るキッカケでもあったのだ。

 私を望んでくださる方がいることを誇りに思い、弱音を吐いてはならないぞと自分に言い聞かせた。

                     


忙しいを言い訳にしないぞ ❣❣

2023年04月08日 | 日記

 先月3月は開業して初めて採算ベースを越えて粗売り上げで40万を突破した しかしここで、喜んでばかりもいられない。売り上げに対する燃料費の割合が12%前後となっている。同業他社さんも苦労はされてるようだがネット等で調べてみると、本来は8%以内が理想だとある。現在ガソリン価格の高騰で大変だとはいえ10%以内に抑えないといけないと思ってる。

                

 原因の大きなものは前回も書いたように動線に無駄が有ること。例えば顧客の要望により車イスを持参する。しかし次の顧客は車イスは自前のものが有るので必要ない。こういった場合、最初の医療機関に送った時に「この車イスをそのまま使ってください。後からお迎えに来るときに乗り換えるのも大変でしょうから」と言ってお貸ししたままにする。ほぼ先方さんも「いいの?ありがとう」となるのでこちらとしても車イスを降ろしに行く無駄が省ける。

                    

 しかし逆の場合は次の顧客の為に車イスを事務所に取りに戻る必要が有る。開業した当初はまだ顧客が少なくて時間に余裕は有ったが、とにかく無駄な行き来が非常に多かった。その為、最近は取引先で懇意にしてる業者さんの空きスペースや義姉の自宅倉庫、母親宅の駐車場などに事前に配置してかなり無駄はなくしている。それも有って現在車イス4台、セミリクライニング車イス1台をフルに使ってる。ただ、ストレッチャー車の依頼が来た時の乗り換えはどうにもならない。欲を言えば市内の真ん中辺りに駐車場を借りれば最高なのだが、そんな予算はない  

                          

 また、応援に来てもらってるドライバーさんも大変だろうと、なるべくお願いしなくていいように予約の受け方を考えているのだが、どうしても断りにくい依頼が来たら、つい「あの人に頼むか…」と受けてしまう。それがのちになってバタバタする原因になるのである。それと応援のドライバーさんも結構高齢で、顧客の中には「あの人は耳が遠いし時々手が震えてるので怖い。」と私の対応が出来る日に変更される方もおられるのが大きな問題にもなっている。まだ正社員を雇用できる状況にはないので、予約は増える一方なのに逆に私一人でやれる範囲に抑えないとならない矛盾に腹立たしくなる。

                    

 さて話しは変わるが、この頃急に医療機関の出入りが楽になって来た。以前は入口にスタッフが必ず立っていて院内への立ち入りは極力抑えようとする方向であったが、規制の緩和が発表されて以来徐々にではあるが出はいりが楽になって来ている。マスク着用は今後も変わらないであろうが、老人保健施設からの外出や医療機関での通院・入退院数がコロナ前のように戻ってきている。当然我々に入ってくる各種依頼件数も目に見えて増加しだした。

                  

 忙しくてblog更新の時間が取れないなんて日が来るのはいつの日であろうか…(今はただ忙しさにかこつけてサボってるだけ…