この頃、コロナ関連への社会全般の対応が変わってきたせいなのか、わが業界においても需要が右肩上がりで増えているように思える。自社においても午前中に４件～６件という日が週に２,３日有る。しかしどうしても月曜日、金曜日に集中していて断わらざるを得ない依頼が結構発生している。先月２月後半から今月中旬のあいだに同日同時間帯の依頼で、どうやっても対応不可能なものをお断わりしたのが２０件は下らない。今まで時々応援に来てもらってたバイトさんも、最近はほぼ連日の依頼になってる。コロナ初期時期に開業して、予想外の仕事のなさに唖然とした当時、必死で訪問活動を続け市内一円を走り廻った。そのせいかどうかは自分ではわからないが、ようやく成果が出て来たのではないかと思う、というか思いたい。
しかし、市内の端から端まで問い合わせや依頼が来ていて（欲を出して手を広げ過ぎたか…💦）と悩む面もある。片道３０分掛けてお迎えに行って１０分足らずの医療機関に送る。その次に３０分掛けて次のお迎えに行き、２０分以上ある医療機関へ送る。そうこうしてたら初めのお客さんから「終わったので迎えに来て欲しい」との電話。今度は４０分掛かって到着。そして１０分足らずの送り。これでは経費ばかり掛かりその上に焦りが伴い事故の危険率も高くなる。先輩の同業者が悩んでたのと全く同じことで悩んでる。
毎日帰宅したら風呂、夕食の後はＰＣの前に座り翌日の行程表を作り如何に無駄のない動線で走るかをあれこれと思案している。ただ、どんなに計画を立てても、送りはある程度こちらの都合で時間割組めるが、帰りの迎えはお客さんの迎えの電話が有ったときに動けるかどうかの賭けみたいなもの…。もちろんこの問題は同業他社さんも同一の問題である。
新規の依頼も、かなり遠方からの問い合わせも出てきている。おそらく日頃使っている業者さんの予約が取れなくてやむを得ず数件かけてみた中の１件だっただけの事だろうけど、それでも電話頂いたことには感謝している。私としては、日頃から良く電話頂く医療機関や介護支援事業所・介護施設さんの依頼は基本自分がキツイ思いをしてでも受ける対応をしてる。しかし、どう考えても「どこもなくて仕方なく掛かって来たな」と思われる先方さんの場合は「出来なくはないな」という時も「無理はしない」を前提に対応している。汚いと思われるかもしれないが、それが日頃からお世話になっている方への感謝の気持ちだと考えてる。
良いお付き合いをさせてもらっていると指定時間のない時には「そちらの都合いい時間に来てもらったらいいよ。」とか「何分位ずらしたら来れる？」などと涙の出るような対応を頂けることが有るからなのだ。
これからはコロナもひと段落し、忙しい時期がやってくることを大いに期待して薄利多売の精神でやっていくしかないと思ってる ❣