中国から地中海に通じるシルクロードは、誰も知る世界規模の通商路ですが、当地にもシルクロードと名を冠する通商路があります。
群馬県桐生の絹糸を八王子に運び、八王子では絹糸を色染めや機織りして反物にしたものを横浜港まで輸送する通商路を「絹の道」と称して、今でもその道が残っています。
里山の中を抜ける細い踏路ですが、その昔は通商路だったことを伺える景観です。
桐生から横浜まで通る絹の道は、八王子を過ぎてからは今の16号線に変わってしまいますが、桐生から横浜までの長い道が通商路としてあったのです。
トレッキングシューズを履いて、今も残る里山の中の「絹の道」の一部を踏破したことがありますが、昔の人はこの狭く凸凹した道を、反物を積んで荷車を進めたと思うと感心します。
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