数年前、爺ちゃんがヤリイカを釣って、
生きたまま持ち帰って来たことがありました。
体調が50cmほどもあって、「パラソル級だ」と言っていました。
鮮度が良かったので刺身で食べたら、
咬むたびに「パッキン」と棒を折るような音がしたことを覚えています。
この時期のヤリイカは旬なので、魚屋の店頭でもよく見かけますが、
生きたままを食べられるのは、とても贅沢なことです。
2月から3月にかけて、ヤリイカは産卵のために
沖合から港湾の藻場に入って来るので、波止場から釣れるこの時期は、
どこの波止場も釣り人でにぎわいます。