野生のキノコは旨味や香りが強くて、同じキノコでも市販のモノとはまったく違います。
例えばエノキダケは白くて細い束になっていますが、天然のエノキダケは500円玉ほどの茶色の傘で、茎元は黒くて、本来の野生のエノキと市販エノキは別種と言っても良いほど、形も味も違います。
一方で、市販モノと天然モノがまったく同じと言うのがシイタケです。
シイタケは、菌床栽培と原木栽培の2種がありますが、天然モノは原木栽培と同じ条件ですから、シイタケに限っていえば、野生も市販も同じ味と香りということになります。
キノコの菌を染込ませた駒菌が流通するようになって、今ではシイタケだけではなく、ナメコ・ヒラタケ・マイタケ・シメジなどが売られています。
菌駒を打ち込む原木さえ入手できれば、自宅で野生と同じようなキノコが栽培できます。
ブナや椎や楢といった原木が手に入ればいいのですが、最近では里山が無くなってしまったので、原木を手に入れることができません。
菜園の一角でキノコの原木栽培にも挑戦してみたいと思っています。