ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

お茶摘みのシーズンです

2020-05-18 20:09:04 | 四季の話題
見出し写真は昨年、京都新聞で紹介された宇治茶の初摘みイベントでの光景。
日本人が信じてやまない「茶摘み」の風景ですが、もはやこれは、ある意味でファンタジーの世界です。

ここ古河は、猿島茶、商業的に栽培される北限の茶産地です。

昨日のブログでも紹介した写真、ちょうどお茶のシーズン。二番茶くらいですかね。

私の母校は、京都市立春日野小学校から分離独立した日野小学校です。
京都市域ですが、宇治市に隣接されるエリアで、40年前は学校の周りも宇治茶の茶園が広がってました。
玉露の生産でしょうか、、渋味を抑え甘味を上げるためコモをかけて直射日光を遮るなど伝統的な茶園が広がってました。
当時の茶摘みは人手によるところが多く、春から初夏は季節的な臨時の雇用が発生します。
経済的に厳しい家庭では、母親が茶摘みに出てしまうので、小さい弟や妹がいる児童は、登校できずに欠席が続くということもありました。

さて先日、古河ケーブルテレビで紹介された茶摘み風景。

古河市内の茶摘み風景ですが、すっかり機械化されています。見出し写真の茶摘み風景とは全く異なる…

画像は乗用タイプの茶刈機ですが、大手はこの三社でしょうか。いずれも静岡のメーカーです。
おそらく最大手は、

カワサキ機工。

そして、ケーブルテレビで出ていたのは…多分、

落合刃物工業、「まるこ」なんて名前がついています。静岡だけにちびまるこ?
昨日、古河市内のネーブルパーク隣の茶園で稼働していたのも落合刃物工業のようでした。古河でのシェアが高い?

もう一社は、寺田製作所。

寺田製作所は食品製造にも使用できる汎用機器も生産しているので、仕事でもお付き合いができました。
教えていただいたのは、伝統的茶園は減少し、その一方で伊藤園に代表させる茶飲料需要にシフトしている。
伝統的茶園は高級品に、それ以外は大規模大量生産に二極化し、伴って工業的な大型装置の需要があるとのこと。

さて、カワサキ機工さんが、茶刈機での作業の様子をyoutubeにアップされています。

巨大なバリカン付きの乗り物、「茶摘み」ではなく正に「茶刈り」です。