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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急恩田通信・復活1003F構内試運転編

2012-12-15 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 いよいよあと3ヶ月後に迫った東横線の大変革により、日比谷線直通運用を失う1000系は全車離脱し、短編成化のうえ池多摩線への転属や地方私鉄への譲渡が大々的に進められることが誰の目にも明らかな今日この頃ですが、既に1000系日比直用8連は運用減に伴い一部が離脱していたのも周知の通りです。その当該編成のひとつである1003Fは、元住吉を離れて約1年。リンク頂いております『Kereta Api』様と『Kereta dan Kucing』様により、先頭車は一時テクノに入場していたことが伝えられるなど、てっきり地方私鉄向け改造が進んでいるものと思われました。しかしその割には、恩田留置線の奥の方に眠る1000系の数が減らず、「テクノの改造能力もあるにせよ、随分と長い放置だな」と思ったものでした。ところが豈に図らんや!……1003Fが約1年の離脱から復活し、再び8連を組む日が来ようとは!!



 その背景にあるのは恐らく、あと3ヶ月で日比直が終了するのを前に検査切れで離脱する編成が現れるため、その代役として1003Fに復活の白羽の矢が当たったということなのかも知れません。それはあたかも、8039Fが廃車前提の長期休車の憂き目にあったものの、予備車不足解消のために不死鳥の如く蘇ったというストーリーを思い出させるものです……。というわけで、昨日恩田を訪れたところ、たまたま復活を控えた構内試運転シーンに遭遇し、猛烈にアツいものを感じて激写しまくった次第です (^O^)。しかも、恐らくこれが1000系8連最後の恩田構内試運転?!
 もっとも、出場を控えた光景とは言っても、屋根・クーラー・下回りは汚れた状態であり、「とりあえず最低限の点検整備を施し、あと3ヶ月問題なく走ってくれれば良し」という方針を見てとれるのも事実。まぁそりゃそうでしょうか (^^;)。そして3ヶ月を経た後、改めて恩田に入り、いよいよ転属・転籍に向けた新たな動きに入るのでしょう。何はともあれ、こうして奇跡の復活を遂げた編成を交えつつ、東横線大変革に向けたラストスパートの期間が始まろうとしています……。