地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京都駅出張鉄2020 (1) GV-E400甲種

2020-01-16 21:49:00 | 貨物列車 (甲種輸送)


 JREでは新津のキハ40系列を全廃とするべく、最新鋭GV-E400の本格増備に乗り出しているところですが、先日京都に出張したついでに約1時間ほど駅撮りした際、本当に偶然の極みですが、甲種輸送を撮影出来ました。いやホント、ただ単に「そろそろ中線に113系が入って来る頃かな?」と思いつつ階段を登ったところ、イキナリ大阪方からEF510がやって来まして、ぶら下がっていたのはGV-E400でしたのでビックリ仰天 (爆汗)。暗かったこともあり、大慌てで露出を合わせてズーム流ししました。



 そして、真横をGV-E400が通過して行くさなかに「そういえばケツ打ちした方が良いのか」と思い、やみくもに後追いでもズーム流ししまくったものの、とにかくまあ全ては突然でしたので、結果は傾きまくってメチャクチャ。↓に、後追いの結果をアップしましたが、思い切り傾いたのを回転させてトリミングしましたのでカツカツ……(滝汗)。
 何はともあれ、キハ40系列の大量製造から40年のあいだの技術やデザインの激変を反映するかのようなGV-E400によって、磐西・羽越の鈍行旅は全く違ったものになり、只見線にも余波が押し寄せようとしています。そんな過渡期を、遠く離れた京都にて、期せずして痛感するひとときとなりました。
 それにしても、関東で甲種が走れば、撮りやすそうな駅はヲタ殺到となりますが、京都駅のこの位置で撮影したのは私一人。しかも待ち時間ゼロ! こういう点でも、関西は本当に良いところです……。



東急1000系、総合車両から長津田に戻る

2014-02-13 00:00:00 | 貨物列車 (甲種輸送)


 早いもので約一年前の話となりつつある東横線の副都心線直通開始ならびに日比谷線への直通廃止の結果、1000系の余剰車が総合車両に入場したものですが、本日そのうちの6両が長津田に戻って来ました。そこで、今日は上手い具合に昼時に時間を確保出来たことから、八王子からの到着シーンを撮影してみました。DE10による東急甲種の牽引そのものは見慣れた光景ですが、徐々にJRFが新型罐HDD300の配置を増やしている昨今ですので、今のうち……といったところでしょうか。



 それにしても今回長津田に戻って来た1000系、いろいろとナゾが多い……。とりあえず3連化され、渋谷方から1503+1603+1703と改番された3両は、徹底的に床下をいじられているだけでなく、赤帯を外して銀色まっさらとなっていますが、これは要するに池多摩線投入にあたって新7000系と似たグリーン濃淡帯をまとうことになるのでしょうか? また、性能的にも新7000系に準じたものになっているのでしょうか?? 形式名も7000→7700や7200→7600の事例に倣い、1500系と呼ばれるようになるのでしょうか?? 個人的には、最早使う機会がないということで潰された種別幕の部分にデカい車番が付いているあたり、どうも違和感ありありなのですが、まぁこれもいずれ見慣れたものになるのでしょう。
 いっぽう、赤帯を巻いたままの1000系中間車3両は、床下も全くいじられていないようですが……一体何故わざわざ甲種輸送の費用を払って金沢八景まで行ったのか全くわけが分かりません (汗)。一応改造するつもりであったものの、やはり予定を変更して手を付けず、現役1000系延命用の部品取り車にするべく再び戻って来たとか……? まぁいずれ詳しい真相が明らかになることを期待したく存じます。

※12日午後のアップですが、13日付記事とさせて頂きます。


 しばらくこのまま何も帯を貼らずに営業運転をして頂ければ結構楽しめそうですが、さすがにそれはないか……。今のところ、少なくとも3本が登場することが明らかとなりましたが、最終的に何本になるのか、中間車の先頭化改造もあるのか、要注目でしょうか?


富山地鉄行8590系・授受&連絡線での表情

2013-07-11 00:00:00 | 貨物列車 (甲種輸送)


 従来、東急から地方私鉄へと譲渡された車両は、長津田から発送される時点で譲渡先の仕様に変更されていることがもっぱらであると記憶しているのですが、今回富山地鉄へ向かった8590系は結局最後の最後まで帯色を変えず、現状渡しの部品取り車と思われるデハ8181を除いて大井町線ステッカー・車番・社紋を外したのみであるという点で非常に特異であると言えるかも知れません (顕著な変更点はCPなど新調した一部機器でしょうか。ドアボタンも無い!)。しかしそれだけに……お迎え役のDE10がやって来る直前の5連の表情は、大井町線グラデ帯5連でありながら大井町ステッカーが無いという、「こんな感じならばもっと良かったな~」「ちょうど秩父7500系の色違いだ」と思えるような姿となったのでありました♪ Kucing様のお話によりますと、大井町線グラデ帯が登場した当初のごく短期間の間は大井町線ステッカーが存在しなかったため、今回のシーンはまさにその再来とのことですが、私自身は田都利用者でありながらも大井町線と接続するニコタマはほとんど車内で座ったまま通り過ぎてしまい、グラデ帯化当初の記憶が極めて曖昧ですので、この5連の姿を一瞬「最初で最後」と勘違いしてしまったという……(^^;)。



 それはさておき、間もなくDE10が連結され、これまでにないほどテキパキと順調な作業で準備が整いいよいよ出発! その姿は、単にDE10先頭で撮るのみならず、当然のように後追いでも撮るわけですが、私自身の脳内ではまだまだ新しい車両である8590系が早くもこうして「三途の川」を渡り、東急の線路からは永遠に別れる光景を眼にして、改めて鉄道車両の車生にしても人生にしても何時どうなるか分からないものよ……という感慨が湧かずにはいられません。
 しかし、それほど車齢が高くないにもかかわらず地方の鉄道に譲渡されたということは、その譲渡先での第二の車生が自ずと長くなるということでもあり、とりわけ富山地鉄といえば稲荷町の高い技術力を以てして、古い電車を半世紀持たせることが得意技! したがって、今回発送された8590系4両 (8181を一応除く) も、間違いなく今後四半世紀近くにわたり、北アルプスの秀峰を望みながら日々快走することになるでしょう! というわけで、まずは美しい帯色 (とにかく出来れば雷鳥色希望! 先日『おんぷちゃんねる』にアップされた個人提案 (?) 構想図は、思わず「素晴らしい!」の一言で激しく唸ってしまいました!……しかし実際にこれになるわけではないのが残念……) に貼り替えられたうえでのデビューが楽しみで仕方がないのですが、その前に……早速逢いに行きます! (謎爆) 


 何と本日の34Kは8695F!!
 というわけで……2連化された8692Fと感動の別離シーン実現!!
 まさか、これを計算に入れて8695Fを34Kに入れたとか……? (^O^)


富山地鉄行8590系・別離のDE10甲種入換

2013-07-10 00:00:00 | 貨物列車 (甲種輸送)


 東急東横線の副都心線乗り入れに伴う9000系の大井町線への玉突き転属をうけて居場所を失い、長らく恩田に留置されていた8692・8693Fの先頭車は、富山地鉄に譲渡されるという意外な事実が明るみになって趣味界に新鮮な衝撃をもたらしたものですが、その恩田から長津田への移送パターンも従来の地方譲渡車と比べて大幅に変更となり、一部のハードコアな東急ファンのあいだで衝撃を以て受け止められたものです (そんなことはないか ^^;)。しかし、雑誌に記載された甲種輸送の当日はさすがに予想の範囲内で事が運び、八王子から迎えに来たDE10 1553 (準原色♪) によって授受線から「三途の川」もとい二社連絡線を通って横浜線側線に移され、1泊2日の富山への輸送劇が順調にスタートしました!



 そこで個人的にも、富山へ向かう途上における一度きりの名場面の数々を撮影してみたいのはやまやまですが、どうしても仕事との折り合いがつかないことから、辛うじて時間を確保出来た長津田での入換シーンを撮影してみた次第です♪
 今回は長津田出発が非常に遅い時間であることに加え、8590系の恩田からの輸送が夜間に行われた経緯からして「授受線への押し込みも夜中にやるのだろうか……?」と思ったため、DE10のお迎えもかなり遅い時間なのだろうか、とにかく死ぬほど暑いため余り早くから行ってもしょうがないなぁ……といった雑念がいろいろと湧いたのですが、とりあえず早起き……もとい早着は三文の得だと思いまして、十分早めに長津田へ。少なくともDE10のお迎えは過去の地方譲渡車発送時と余り変わらない時間に来ましたので、いや~早めに出掛けて正解でした♪ 日陰がない陸橋の上は猛烈な暑さで、しかもまさにド逆光に近い感じですが (滝汗)、夏草がキラキラと輝きながら8590系の永遠の旅立ちを見送っているかのようなドラマチックな光景を記録出来ましたので良しとします (^O^)。
 この後は横浜線沿線に繰り出し、さらに八王子駅での留置シーンも撮影しようかと思っていたのですが、授受線シーンを撮影しただけですっかり満足してしまったことに加えてとにかく暑い!ため、早々に退散した次第……(^^;)。まずは無事富山に到着することを祈るばかりです。
 なお陸橋上では、gtrtrain様及びKucing様とお会いしまして、地獄のような暑さの待ち時間にも一服の涼の如き楽しいひとときをご一緒させて頂きました。どうもお世話になりました~m(^^)m そして、明日の上越~信越沿線における武運長久を祈念申し上げます!

※9日夕方のアップですが、10日付け記事とさせて頂きます。

東武634型・甲種輸送の模様@逗子

2012-09-28 16:08:00 | 貨物列車 (甲種輸送)


 昨日甲種輸送の実施とともに公式HPでも正式発表がなされた東武6050系改造の展望電車「スカイツリー・トレイン」ですが、公式HPの表現では634「系」ではなく「型」になっているようですね……。そこでそういえば、8000系の館林以北ローカル用3両固定バージョンも800・850「型」であるのを思い出しました。要するに、様々な形式・バージョンを含んだ枠組みとしての「系」に対して、改造スペシャルバージョンとしての「型」という捉え方を東武はしているのではないかということで、厳密には「6050系634型」と表現するのが妥当なのではないか?と独り合点した次第です (^^;)。そこで、この記事からは「型」と呼ぶことに致します~。



 さて、そんな東武634型ですが、神武寺と逗子でそれぞれ赤い反射円盤が装着された姿を撮影したとなれば……DE10に牽引されて逗子駅まで引き出されて来たシーンを撮っていないはずがありません (笑)。特に多言を要さないでしょうが、こんな感じであったということでご笑覧下さい~。今回のJRF担当罐は、長津田への東急甲種でも毎度お馴染みな気配が強いDE10 1554ということで、やったぜ原色系! (^O^) まぁ、大胆にイメチェンを果たした634型の牽引機として、JRF新色罐でも似合っていないことはないと思いますが、恐らく最初で最後となるであろう珍車の甲種輸送においては、原色系罐の方が当たり!と思う方は多いはずです (笑)。
 とりあえず、逗子への入線シーンと、恒例の「発車待ち展示会シーン」を撮った後、横須賀線内で撮影するのもまぁ悪くはなかったのですが、天気予報とは裏腹に上記2シーンをド順光で撮影出来てしまい、横須賀線内では基本的に逆光となってしまうことから、2枚目を撮影した後は目の前に停車していた千葉行きのボックスシートに乗ってしまい、車窓越しに北鎌倉前後のヲタ集結をのんびり眺めたのでした。そして藤沢で美味いラーメンと餃子に舌鼓を打ち、東武史に燦然と輝くであろう珍車の御披露目シーンをしかと見届けたことの余韻に耽ったのでした……!