地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

雪・味・鉄な北東北紀行 (予告編)

2008-01-30 21:57:38 | ノンジャンル


 上野駅の先端が大変だと思ったら……こんなカマが牽引していたとは (^^;



 ニス塗り・ストーブ・雪景色! でもすきま風が……。



 お子様だけでなく、レア列車に群がる大きなお友達の集団にも (爆)。



 樹海を泳ぐタキの大群!!!!!!!!!!!!

-----------------------------------------
 いつも当ブログをお楽しみ頂き誠にありがとうございます。数日間更新を休止しているあいだ、北東北をウロウロして参りました。その成果をこれからぼちぼちアップして行きたく存じますが、なにぶん撮影したカットが膨大で、整理に時間がかかりそうですので、まずは帰宅早々、ほんのダイジェスト版ということで (^^;
 なお、旅行中にはコメントなどでお世話になっております「ドクターJ」さんと、短時間ながらミニオフ会を開催し、「焼肉冷麺鉄」(?!) なひとときを味わうことが出来ました。心より御礼申し上げます!! m(^^)m

秩父1000系国鉄色出揃う! (ブルー)

2008-01-26 20:42:49 | 地方民鉄 (秩父)


 3色の国鉄色が出揃い、既にHMも外されている秩父1000系。特に、神奈川県民としてはスカイブルーとイエローに強烈に惹かれるものがありまして、何とかして頻繁に通いたいものだ……と思うのですが、他にも撮りたい路線は多く、特にこの年末年始は東横線8000系のために多くのエネルギーを注いでしまい、結局秩父鉄道へは一度しか行けませんでした。しかも、その日は風景が開けた武州荒木周辺を訪れ、青空バックのスカイブルーを!と期待していたのですが……そういうときに限ってスカイブルー1001Fは故障のため、広瀬川原の奥へ引っ込んでいました (号泣)。そこで、すっかり前の話になってしまいましたが、昨年11月24日のイエロー臨時急行運行当日に撮影したブルー1001Fの姿をアップしてみたいと思います。
 この日は一応、土日ブルー特定運用の最終日ということで、私が訪れた午前中の熊谷・羽生口に1001Fが姿を現したのは、羽生着8:20 (1512レ)→羽生発8:27 (1513レ) の1往復のみ。そこで、超順光な条件で余計な影が落ちることなく、しかも短時間で撮影場所を変えるための移動を強いられることなく、効率的に、変化のある撮影を行おうと思えば……結局はお気に入りスポット・武州荒木駅で撮ることしか思い浮かびません (笑)。



 というわけで、まずは羽生行の発車シーンを完璧に決めまして (1枚目 ^O^)、折り返しの三峰口行もケヤキの木立や農業倉庫をバックとして完璧に決めました(*^^*)。線路脇の標柱・標識がちょっとだけイマイチですが、まあこのくらいは気にしない……と (^^;
 うーん、それにしてもこの日の朝は寒かった! 何せ東北方面では11月としては珍しいほどの積雪を記録した日の朝ですから、北関東そのものな田園地帯のド真ん中にある武州荒木駅周辺は非常に冷え込み、カメラを握る手が思い切りかじかんで難儀しました (^^;)。それでも今後春先まで、寒ければ寒いほど名物のからっ風で空はすっきりと澄み渡り、1001Fのスカイブルーと青空の組み合わせも絶品となることでしょう! そこで、今度はどの立ち位置でHMなしスカイブルー1001Fを完璧に決め、リベンジしてやろうか……と妄想を巡らせております。あるいは、そういうときが一番楽しいものなのかも知れません。

京急新1000形ステンレス車・試運転を撮る

2008-01-25 18:21:00 | 大手民鉄 (京急)


 首都圏のあらゆる路線で車両の世代交代が進みつつある中、京急のステンレス新1000形は1073Fの1本が現れただけで、賛否両論の物議を醸しながらも静かな (?) 状態が続いていたような気がするのですが、ここに来て年度末を控えて増備が再開され、2本目の1081Fがついに本線上に姿を現しました。
 個人的には、ステンレス新1000形のカラーリングは当初違和感がありながらも、京急バスの白+赤バージョン車体のようなものだと思えばまあ納得 (^^;)。ドアの押さえ金のショボい雰囲気を除けば、あらゆる「走るんです」系車両の中でも最も上出来な車両なのではないか……と思いまして、京急沿線住民の皆様がつくづくうらやましい限りです。それでも、ステンレス新1000形の増備再開は、ただでさえ相当減った旧1000形の激減への道を示しているわけで……小学生の頃杉田界隈に住み、旧1000形の黄金時代をつぶさに眺め親しんだこともある私としては、この上なく複雑な気分です。先日公式HPで発表された往年の塗装復活計画も、旧1000形の今後がそう永くないことを暗に意味していると思います……。



 そんな中、先日とある方から1081Fの試運転開始に関するお知らせを頂きましたので (この場を借りて心より御礼申し上げます! m(_ _)m)、横浜で用事があったついでに時間を割いてちょいと撮影してみました。ふだん新車を撮るといえば甲種輸送ばかりな私も、せっかくの機会だから過渡期の記録だと思いまして……(^^;)。
 それに、京急沿線に住んでいる幼稚園児の甥っ子が、如何にもありがちな成り行きとしてステンレス新1000形大好き幼児でありまして、ふだん私の家に遊びに来た際に新しく撮った画像を見せてやりますと「おじちゃんのすきなでんしゃは、ふるいでんしゃばっかしでつまんないよー。カッコイイでんしゃないのぉ?」という生意気な口を叩くようになった手前 (爆……まぁ順調に鉄道少年になりつつあるのは叔父冥利に尽きうれしいのですが ^^;)、たまには「おじちゃんもたまには撮るんだぞ!」と喜び驚きビビらせてやらなければなりません (笑)。
 というわけで撮ってはみたものの……1発目の谷津坂、もとい能見台での後追いはまあ良かったのですが、2発目の杉田では、如何にも試運転でありがちなことですが、下り坂で思い切り減速してブレーキ性能を確認したあと、駅前踏切の手前でイキナリ猛加速しまして、すっかりビビってうろたえた私はフレーミングを誤り、ギリギリ・カツカツなカットになってしまいました……(^^;

雨の近江訪問記 (5) 主力の800形

2008-01-24 20:20:03 | 地方民鉄 (近畿)


 昨年10月の関西出張鉄シリーズも再開です (いろいろたまりまくり ^^;)。
 彦根でのミュージアム参観、もとい土砂降りの中の保存車両ひとり激写大会 (爆) を終えたあとは二駅ほど移動しまして、近江を訪れた際には必ず外せない (?) 多賀線の220形を楽しんだのですが、その話題は次回のお楽しみということで (^^;)……多賀から一気に貴生川へ向かう際に、高宮で時間を設けて撮影した近江の主力・800系をアップしてみましょう。
 近江800系は西武401系を大量に譲り受け、例によって彦根工場でのスローペースな改造を経て、ぼちぼち増え続けている車両です。西武401系といえば、かつて西武新宿線系統を中心に、増結・分割運用の主力として活躍していたはずだ……と記憶しているのですが (西武には疎いもので、間違っていたらスミマセン ^^;)、401系の現役当時、たまに山手線の車内から見かけるたびに「何で701系と同じ性能なはずなのに切り妻車体なのだろうか?」という愚かな印象を持ったものです (笑)。あとで、401系は釣掛の赤電411系をカルダン化した車両であることを知るに及んで初めて、切り妻であることに納得しました (^^;;)。そして今や、近江や三岐に流れてきたことによって、高度成長時代の西武釣掛切妻テイストを想像することが出来る……という感じでしょうか。



 但し、西武顔のままで残る車両 (820・1820番台) は少数派で、しかもホームとの接触を避けるため車体に切り欠きがあるのはちょっとだけ惜しいような気もします (^^;)。まあ逆に、少しだけ改造を受けたことによって、近江オリジナルな雰囲気が増したと考えることも出来るでしょう。
 これに対して、多数勢力となっているのが正面全面改造グループ (800・1800番台)。正面下部の切り欠きがない代わりにオリジナルな顔となっています。これにライオンズカラーを塗った801Fを一度撮ってみたいのですが、なかなか当たらないですね……(-_-)。この顔で黄色一色というのは、まあ親会社と同じ色だと考えれば納得も行くのですが、何やら間延びしているようにも思いますので、そこで是非オレンジ+グレー帯の旧塗装を是非よろしく……と思うのは私だけでしょうか (^^;;)。
 まあいずれにしましても、結構ナイスなモーター音と心地よい揺れまくり方を披露してくれるのが西武401・701系の最大の特徴なわけでして、今後ますますの湖国での活躍を祈りたいところです。
 ちなみに、同じ西武401系を出自として、1編成だけデラックス車として活躍している700系「あかね号」につきましては……今回は乗りそびれました (^^;)。いずれ是非撮りたいとは思っているのですが……この車両のデヴューは近江鉄道100周年の1998年ということで、110周年の今年はもう1本デヴューしてくれないかなぁと思っています (種車はまだ彦根にあるようですが、ムリですか……^^;)。

ソウル電車漫遊録 (1) 京仁急行万歳!

2008-01-23 12:08:44 | 韓国の鉄道


 昨年9月に訪れた韓国ソウルでの撮り鉄記録もしばらく途絶えてしまいましたが (^^;)、シリーズ名を改めまして、ソウル首都圏で活躍する抵抗制御車・チョッパ制御車の意外と濃いぃ魅力をご覧に入れたく存じます。
 まず、何はさておきご紹介するべきは、日本の103系の技術を移転した車両として広く知られる (?)、韓国国鉄 (公社化され、正式名称はKORAIL) の元祖通勤電車・1000系でしょうか。もちろん、103系をモデルにしたとはいえ、所変われば品変わるわけで……国鉄線内は交流電化であるのに対し、乗り入れる地下鉄1号線は直流電化ですので、屋根の上は関連機器が賑々しく、デッドセクションを通過する際には車内の照明も消えます。また、標準軌であることを活かして車体の幅が広く、一瞬「あれっ? これは相鉄新6000系か?」と思うほどです (笑)。また、103系風の田の字窓の車体に301系に近いデザインの正面を持つ初期車 (日本から直輸入されたものと、技術移転をうけて韓国で製造したものの2種類あり)は既に「新造後25年を経た車両は廃車」という方針に従って、ほとんどの車両が引退済みですので (韓国鉄道博物館に現存)、現在走っている1000系、特に先頭車は車体デザインが変更された中期・後期車で占められています。また、車内は大邱地下鉄火災ののち難燃化改造が加えられ、ステンレスの椅子に真っ白な壁など、相当殺風景になりました……。
 それでも、台車の雰囲気はそのまんま103系ですし、走行音も「本場103系と比べれば少々静かかな?」という印象がありますが、相当なデンジャラスさです (^O^)。そして……ごく少数ながら、田の字窓の初期車の中でも車齢が若い車両が辛うじて中間車として組み込まれていることがあり (↑の画像)、運良く撮影・乗車できれば宝くじ大当たりモノな気分です!



 ただ、韓国国鉄・首都圏電鉄線の最大勢力はすでにVVVF車の5000系へと移行し、1000系の活躍の範囲は狭められつつあるのが実情です。特に、京釜線の首都圏電鉄区間の南端が水原の南・餅店から一気に天安まで延長されて以来、京釜線は5000系の天下とされてしまった模様……(滞在中、九老以南の京釜線で1000系を一度も見かけませんでした T_T)。また、日中は20~30分間隔で1000系が走っていたなぁ……という記憶があった京元線の龍山~清涼里~回基間も、中央線との直通運転開始以来、1000系が走るのはラッシュ時のみ、日中は5000系の交流専用バージョン (?)・6000系の天下となってしまいました。
 そこで、1000系に乗ってその走行音を楽しもうと思ったら、京仁線・仁川からソウル中心部を通って京元線・議政府or東豆川or逍遙山に至る《京仁~京元線各駅停車》か、ソウル市内の龍山と京仁線・東仁川の間を走る《京仁急行》に乗ることになりますが、特にオススメなのが京仁急行!! 何故なら……本数が多いだけでなく (朝ラッシュ時は5~6分間隔、日中も10~12分間隔)、1000系の使用比率が高く、運用区間も短いため、結果的に1000系が頻繁に行ったり来たりする格好になるからです。それに何と言っても、100km/h前後で思い切り飛ばしてくれますので、常磐線の103系快速を思い出させるデンジャラスな乗り心地も全開! 
 但し、スピードがノリノリな分、急行通過駅での撮影はハードです……(^^;)。上の画像は、最近新設された (?) 素砂[ソサ]駅にて。背景も如何にも韓国のありふれた街っぽくて気に入っているのですが、ここを急行が通過するのはほんの一瞬 (汗)。いっぽう下の画像は急行が停まる松内[ソンネ]駅にて。103系サウンドも高らかに、勾配を一気に駆け上がって駅にすべり込んでくるシーンは、迫力満点です……(*^^*)。