『地粉の店 やどり木』の店主のつれづれ日記 ~心をこめて毎日を送る人たちへ~

岩手県奥州市水沢大鐘町1-3-2
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第9回 風土・Food・風人~ばあちゃん家の夏のお台所~に参加してきました!

2016-08-29 18:39:29 | 日記
こんにちは。
岩手・奥州水沢の小さなパン屋「やどり木」の
店主のつぶやきブログへようこそ(^o^)/

昨日は『第9回 風土・Food・風人~ばあちゃん家の夏のお台所~』に
参加してきました!




気が付けば私も6回目の参加となっておりました。
いつも呼んでいただいてありがとうございます!!

今回も岩手のおいしいものと
それをつくる料理人、
そして料理人のたまごたち
そしてその技を習って、食す私たち―
とっても楽しくておいしいイベントでした!

やどり木としてマルシェにも参加させていただき
たくさんの方にパンや焼菓子をお買い上げいただきました。
ご利用下さいましたみなさま、ありがとうございます!


では、写真たちをずら~っと・・・

やまぼうし。食べられるんですよ。ちょっと、マンゴーみたいな味。



マルシェ










他にもまっちゃんたまごさんやおやつ屋さん、ファーメンステーションさんなども♪


なたね油がハーブオイルに♪



みんなでつくるおいしいごはん。




貞子さん、胡麻どうふをレクチャー中。御年88歳でもごまを摺る手の動きが早くて写真がブレるっ!


伊藤シェフも調理課の生徒さんたちに切り方をレクチャー中。








新茶屋の若旦那も。



↑これだけでもおいしそうなのに、魚介がたっぷり入り・・・

どどーーーーっん!!とパエリア!!
お米は胆沢産の無農薬玄米♪


この鉄なべ、どれくらい大きいかというと・・・

男性2人で運ばなければならないほど!!


そしてみんなでお食事。



ワンプレートに盛るの大変( ̄▽ ̄) 食べたいの多すぎて全部乗らないから・・・(笑)


油麩となすとみょうがが入った夏らしいお味噌汁



そして、講話。







講話より(なぐり書きしたメモを解読できないものもあったので、聞いて感じたことなども含む)

・一日一生
一回一回の食事を大切に、本物を食べ、旬を食べる。本気で食事に向かい合うことが一生を大事にすることになる。

・昔は自然に合わせて仕事も生活もしていた。

・そういう生活は”貧しい”と言われてきたけれど、そうではなくてとても”リッチ”な生活を実はしていた。

・「人のつながり」が「社会の資産」になる。


これくらいしかメモしていなかったことが悔やまれるほど、いいお話しが聞けたのです。

女性の社会進出によって、家でのごはん・おやつがインスタントに変わってきた。
”我が家の味”がお母さんの作るものでなくて、
忙しいお母さんが買い与えたポテトチップスの味になってしまうことを危惧して、
食の匠・渡辺貞子さんは料理の世界に入ったという。
それが、40年前―
そんなに前から食の大切さを訴えていた方がこの岩手・奥州(当時の胆沢町)にいらしたというのは
本当に誇りですね。

江刺・新茶屋の若旦那、和賀さんも料理界の修業の大切さについてお話しされていました。
調理課に通う高校生たちにとってだけでなく、もう社会に出てだいぶ経った私たちにとっても
わが身を振り返るきっかけをくれるいいお話しでした。


下は1歳、上は88歳までの4世代が参加するこのイベント。
本当に毎回毎回、勉強になります。
毎回毎回、少しずつ忘れていることもあるのですが
伝えたいことは一緒なので、こうして繰り返し体験できることが
頭で覚えていなくても体が覚えて身についていくんだな、と感じます。
それを伝えられるのは人と人のつながりであり対話でしかないんだろうな
と、思います。

こんな機会に恵まれて、やっぱりやどり木店主はしあわせものでございます。

また、次もぜひ参加したいと思います!!




*****

第8回の様子

第7回の様子

第6回の様子

第5回の様子

第4回の様子


それにしても、私エライ!!(自分で言う(笑))
こんなに毎回ちゃんとレポートにしている!!
時間ある時にぜひ、見てみてくださいね♪

*****












おばあちゃん

2016-08-10 07:37:05 | 日記
こんにちは。
岩手・奥州水沢の小さなパン屋「やどり木」の
店主のつぶやきブログへようこそ(^-^)

お久しぶりの更新となりました。
やどり木店主です。

前回のブログにも書きましたが
先週、祖母がなくなりました。
お声おかけくださった方、メッセージを寄せてくださった方
ありがとうございました。

おかげさまで葬儀と初七日の法要を終えることができました。
ありがとうございます。

病気らしい病気を抱えていたわけではなく
事件でも事故でもなく
ただただその時が来て、逝った
そんな静かな死でした。

亡くなる2日前に見た異常なまでに輝く夕日は
数え歳98歳の祖母の魂の最後の輝きで
その反対側にあった大きくてまるい虹は
祖母を迎えに来てくれた仏様の後光だったのだと思います。

魂はやっぱり輝いているんですね。

98歳、大往生。
亡くなるその日の朝までご飯を食べて、静かに眠るように逝く―
老衰。

病気で薬漬けでぐちゃぐちゃになって死んでしまうより
そっと、静かにほろほろに枯れて死んでいきたい。

大好きなおばあちゃんは死に方まで私に魅せて逝ってくれました。


そして、本当にすごいなぁ~と思うのは
亡くなってからのすべての行事にちゃんとかかわらせてもらえるように
配置してくれたこと。

たったひとつ、イベントをキャンセルしなければならなかったのですが
そのイベントがあるためにその日にご来店予定だった方を
イベントがあるため別の日に替えてもらった後の出来事だったこと、
(おかげでその日は仕事の心配をすることなく告別式に参加できました)
亡くなったその日も夜中にいろいろな手続き取り決めをして解散した後
すぐにお店に向かい、翌日の営業は通常通りすることができて、
月曜日もお店と配達と葬儀と重なったのにも関わらず
スタッフフル動員(2人ですが)して私は葬儀に行くことができて、
その後の七日ごとの法要(お寺で拝んでもらうもの)も
定休日にあたる、水曜日にちょうど重なったこと・・・

お線香を絶やさずにいなければならないので
夜中に交代で起きていたのですが
それも何度かさせてもらえました。

「月山マルシェ」をひとつキャンセルするという
スイッチひとつですべてが”カチッカチッ”と
もうひとつの定位置にきれいに収まる、
そんなことを体験したのでした。

なんだか、あの日(6月の満月)の月山への旅も何かにつながっているような気がしてなりません。



そして、これは私だけが感じたことなので証明できるものではありませんが
足腰が自由に動くうちは毎朝晩、仏壇に手を合わせていた祖母。
家族みんなの幸せをお祈りしていたのですが
子世代(私から見た両親)があまり仏さまにあいさつしないと思っていたところもあり
不満も聞いていました。
そんなことがあっての入棺式―
和尚さんがお経を唱えて親族みんなが手を合わせるその場に
祖母はいました。
その部屋の後ろのほう天井近くに浮いて
みんなが手を合わせているのを満足そうに”うん、うん”と眺めていました。
(見えませんよ。でも、確かに感じました)
”おばあちゃん、喜んでいるな~”と私まで嬉しくなったのでした。

そして、翌日の火葬前のおつとめの時には
家の中でなく空のほうへ
火葬の時にはもっともっと上のほうへ
その魂というか、私が”おばあちゃん”と認識できるエネルギーは
昇っていきました。

静かに、自分の死を受け入れて、
光の世界に帰っていくのを感じられて
本当にいい死に方だったな~と思います。


年を取ってから逝く人はそれまでにたくさんの人の死を見てきているから
亡くなる時は苦しまずに逝かせてもらえる
それがその年まで生きてきたことへのギフトだそう。

昨日、配達に行った先で祖母のことを知った方がそう教えてくださいました。
ちょっと泣きそうになりました・・・。

寂しい気持ちはたくさんありますが
その一方で呼んだらいつでも来てくれる心強いサポーターを得た気持ちもあります。

きっと、おばあちゃんはいつでも応援してくれている♪

今まで、ありがとう!!


そういえば、線香守りをした翌朝(その日は何も行事がない4日目の日だった)
お店も休みででもちょこっと仕事があって行かなければならなくて
眠いしなかなか思うように動けなかったのですがお店に向かいました。
9時にやることがあってその前にちょっとした事務仕事を・・・
やってもやっても時間がまだある。
さぁ、いよいよ今やらなければならないことも終わったなー
何時かな?と時計を見てもまだ、時間がある。
”ん?”
とタブレットを開いたらなんと、9:22!!
時計が止まっていました。

祖母が亡くなった時間で。。。

どうりで動けなかったわけです。
電池を外してまた付けたら動き始めました。
(今も動いています。電池切れではなかったよう)
その時計とともに私の時間も動き始めました。

朝の時間か夜の時間ははわかりませんが
そんな時間で止まる!?
(亡くなった翌日は普通に動いていた)
火葬、告別式の後の出来事です。

祖母はいつも
「今日もパンこしぇ(つくり)してきたの?」と
気にかけてくれていたのですが
きっとお店にも様子見に来てくれたんですね。

ありがとう(*´▽`*)


この1週間、急きょキャンセルしてしまったイベント関係者のみなさま
そして手伝ってもらう予定で仕事を休んでくれた友人
マルシェに遊びに行く予定を組んでくれていた方
パンを焼く以外の仕事を丸投げしたのにも関わらず受け入れてくれたスタッフ
間にあったスラックライン体験会のスタッフを代わってくれた仲間
みんなみんな、ありがとうございました!!

おかげさまで大好きなおばあちゃんを見送って
私自身も他のことに気を取られることなく満足にそのいろいろを感じることができました。
ありがとうございます。

そして、これからもよろしくお願いします!!


2016.8月
暑い日々でした。


明日の月山マルシェについて

2016-08-05 10:36:52 | 日記
こんにちは。
岩手・奥州水沢の小さなパン屋「やどり木」です。

お知らせしていました、明日開催される月山マルシェですが
都合により出店を取りやめることになりました。

楽しみにしてくださっていた方、申し訳ありません。

イベント自体は開催されますのでぜひ、楽しんできてください。

イベント主催者さまには大変ご迷惑をおかけしまして
申し訳ありませんでした。
また機会があれば参加させていただければと思います。


~~~

これは個人的なことではありますが、
大きなイベントをキャンセルせざるを得ないことでもありましたのでここにお知らせします。

やどり木店主の祖母が昨晩、亡くなりました。

やってあげたいことはやった後だし
今日が山場、なんて言われながらもまた少しよくなったり
が続いていましたし
もう、97歳ですので
大往生。
お疲れさま、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

亡くなった話を聞いた時には何も感じなかったのですが
ふと
”あ~ この前の夕日は魂が最後の輝きを放っていた光だったんだ!!”
と気付いたら泣けてきました。




そして、妙にまん丸くて気になったあの虹は
後光だったんだ・・・と。




神様はこうしていつも私にいろんなことを気づかせてくれます。
私だけに見せてくれたあの強い強い光―
命の燃え尽きるその瞬間のまぶしい光―

ありがたい。ありがたい。


そして、自宅へ向かう夜の道
信号待ちで見た前の車のナンバーは「9999」
その後にもすれ違った車が「999」
エンジェルナンバーを調べてみたら
「9」という数字は物事が終わりを迎え、そして使命に目覚めること。
9999
などなど・・・・。
(ライトワーカーの話はまたいつか。これ、書きたいけれどうまく表現できないでいるもののひとつです)

なんだか、次のステップへ向かうところのようです。

これもまたいつか、具体的になったらお知らせしますね。



おばあちゃん子の私ですが、大丈夫です。
人は”どうせ死ぬ”んですから。

私もおばあちゃんみたいに生ききって老衰で死んでいきたいなぁ・・・。


~~~

お店の営業は通常通りです。
店主がいない時間もいつも以上に多いかもしれませんが
そのうちにいつものペースに戻ります。


これからもやどり木をよろしくお願いします。(^-^)


夕空

2016-08-02 20:15:12 | 日記
なんだか忙しい日々が続いています。
今日で小休止。(明日は定休日です)
そんな日に、すばらしいものを見せていただきました。

こんにちは。
岩手・奥州水沢の小さなパン屋「やどり木」の
店主のつぶやきブログへようこそ(^-^)

今日もご注文やら(昨日もだった♪)企画ものやらでバタバタ・・・
今日の「ちびっこパン教室」も楽しかったです!
詳細は別記事で書きますね(^_-)


そんな今日の夕方―

角を曲がると両側が建物で覆われたその道のど真ん中、その先に
金色に輝く夕日が現れました!
まぶしくて、まぶしくて・・・
でもなぜか”あそこへ(あの世界へ)行きたい!!”とつぶやいていました。

どうしても立ち止まって見てみたくて
ビルの屋上へ―

すると、

夕日を見るつもりで行ったら大きな大きな虹!!

しばし心を奪われる

秒単位で濃くなっていく虹―

そして振り返ったら、山に沈んだ夕日がまだ残り火を放って
まだ青い空と暗くなってきた青かった空と合わさって
まるで宗教画のような景色!


時々この屋上からゆっくり空を見たいな~と思っていたのですが
今日、叶いました。


とっても、美しくてすばらしい空でした。


なんだか、このブログを見てくださっている方にもお見せしたくて
何はともあれ、書いてしまいました。
いつもありがとうございます!!


すんごい景色のパワーがみなさまのところへも伝わっていきますように☆