『地粉の店 やどり木』の店主のつれづれ日記 ~心をこめて毎日を送る人たちへ~

岩手県奥州市水沢大鐘町1-3-2
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第8回 風土・FOOD・風人に参加してきました♪

2016-03-23 06:56:52 | 日記


先日、毎度おなじみとなりましたイベント
『風土・FOOD・風人』に参加してきました。

同日にクラフターズ・マーケット2日目というハードスケジュールの中
そちらはスタッフにおまかせし店主はこちらへ―。
前回のクラフターズ・マーケットでは前日に怪我をし
当日は何もかにもいきなりおまかせする形となっていたのですが
その経験が今回とっても役に立ちました!!
店主、安心しておまかせ♪(スタッフのみんな、ありがとうー!!)

さて、風土・FOOD・風人に戻ります。
このイベントは食の体験イベントとでもいいましょうか
この土地の風土とこの土地で採れたものを通して
他の土地から来た人と集う、そんなイベントです。

今回のテーマは『豆』

岩手はお米だけでなく、豆もたくさん生産されていますね。
以前聞いた話ですが、岩手の大豆は全国的に見てもとってもおいしいのだとか!
いつも普通にあると気がつかないものですよね・・・

というわけで
豆と旬の野菜を使ったお料理のオンパレード。

ばっけ(ふきのとう)

ばっけにオスとメスがあるのを始めて知りました。
見にくいですが右側のカップに入っているのがオス、左側がメスです。

下処理をする高校生

この辺りでは今や人気の学科、水沢一高の調理科のみなさん。
料理家のたまごたち。


豆しとぎをつくる二戸の食の匠・安藤直美さん


タミパン(豆入り)


伊藤シェフと高校生



そして毎度おなじみのぬか釜ごはん


今回はこれ以外にも「ササニシキ」もありました!
こんなに食べられませ~ん・・・全部食べ比べしたかったなぁ・・・


そして、奥州市は南部鉄器のふるさと。
鉄鍋にサラダ!!

か、かっこいい!!
こういうの、伊藤シェフらしいとほれぼれしてしまいます。

植木鉢のお花があるな~
と思ったら

サラダに!!
素敵☆素敵すぎます!!

そんなこんなで総勢70人くらいでつくるお料理の中から
つくったワンプレート


まめいっぱいスープ(奥にちょっと見えているのは呉汁)


もちろん、ごはんも「まっちゃんたまごかけごはん」にしていただきました♪


はぁ~ おなかいっぱい!


そして、今度はお話を聞く時間。
これもまた、いいお話でした。

食の匠・安藤直美さん


県北ではよくつくられる「へっちょこだんご」
これは昔、収穫の最後の最後に食べるだんごだったそう。
”へっちょはいだね~”と言いながら食べるものだったのだとか。
”へっちょはぐ”とはねぎらいの言葉。
大きな鍋に作ってみんなで食べていたようです。

今は住宅事情が変わり、家族構成も変わり
みんなで集まることや
大きな鍋で何かをつくることも減ってきていますが
こうしてみんなで集まれるのがいいのですよね。
みんなでつながれる、そういうのが。

地元に残る伝統や文化を理解しながら伝えていく
それが大事だとおっしゃっていました。

そして医食同源のお話もされ
食べることの重要性と
生きることの重要性は同じことじゃないかなとも。

これは、以前渡辺貞子さんもおっしゃっていました。→第6回 風土・FOOD・風人


この、安藤さんのお話は本当に興味深く聞かせていただきました。
話を聞くというのに紙もペンも持っておらず
(取りに行くにも前のほうに陣取ってしまったものだから身動きできず・・・(^^ゞ)
あわててタブレットを使ってメモをとる私。
”あの人、話聞かないで遊んでる”と思われてたりして・・・

でも、本当にこの前読んだ本の中に書かれていて”おお~!”と思ったことや
この翌日に行ったセミナーで同じような話を聞いたりとか
いろいろとリンクするものがあって
これはまた自分の中で大きく渦を巻いて何か深く高く大きくなっていくことのような気がしました。

うまくまとめられる時がきたらまた書きますね。


さて、お次はまっちゃん農園の松本崇さん


こちらもいつも聞いているお話のはずがまた新しいお話を聞くことができました。

にわとりさんは毎日たまごを産みます。
ごはん(餌)もたくさん食べます。
そのにわとりさんが産んでいるたまごの大きさを人間に換算すると
毎日500gのたまごを産んでいることになるとか!
(何キロの人間に換算したのか、忘れてしまいましたが・・・(^^ゞ)
”そりゃぁ、お腹へるよな”
と。
500gですよ!毎日!
にわとりさんてすごいお仕事してますね!
それを安いお値段で買っていませんか?
そう考えると安すぎるくらいですよね。

そして地域循環型の畜産(?)をしている松本さん。
にわとりさんの餌にくず野菜も使うそうなのですが
これも農家さんにとってもいいそうなのです。
農家さんから出たくず野菜。
これをそのまま田んぼや畑にまいてもやがては肥料になりますが
そのくず野菜をいったんにわとりさんの体を通して
鶏糞にしたほうが使いやすくなるそう。
おお~ なるほど~!です。
そしてそこで採れたお米や野菜を人が食べて、その残りをにわとりさんが食べる。
なんて地球にやさしいのでしょう♪

環境はお金にならないと言われていた10年前―
今やこれがスタンダードになりつつある。

エライ人たちが言うことも飛び越えて
宇宙のエネルギーは宇宙にとっていい方向へ引っぱっていってくれてるんですね。

ここに集ったみんなの”気”がすごくて
みんな楽しそうで、これが間違いなわけがないと思います。



そんなこんなで今回もとても楽しい時間を過ごさせていただきました。
係わってくださったみなさま、ありがとうございます!!

マルシェもたくさんの方にお買い上げいただきました。
ありがとうございます!



次も楽しみなやどり木店主です♪

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