ジージのドイツ花便り

ドイツで撮った花の写真を紹介したいと思います。

水害について

2020年07月12日 | 特別編

これは花のブログですけれども
重要だと思うので、書かせてください。

このところ九州地方に水害が多発していますね。
災害に遭った方々には心よりお見舞い申し上げます。

行政は治水にばかり頭が向いていますけれど、
水がどこに流れ込むのか理解していないようです。
水面が住宅地よりも高いのを
天井川と言います。
天井川だと水は低い所から高い所には流れないので、
大変危険です。
堤防が決壊すると、住宅地に流れ込んだ水は
排水できないのであっという間に冠水してしまいます。
それを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。
川底を浚渫(しゅんせつ)して、
溜まった土砂を掘り起こすのです。

河川は多くの場合多県にまたがっているので、
多くの県の共同作業が必要になります。

これはドイツの話ですけれど、
10年ほど前、ライン川沿いのある町が冠水してしまい、
水が引いたあと、ライン川観光船が
その町に残るという事態が発生しました。
ドイツは調査した結果、水底が上がっていることを突き止め、
長いライン川を浚渫しました。
ライン川の河口はオランダなので、
オランダと連携作業をしたのでしょう。

日本人は物事を正確に把握する
力が欠けているのでしょうか。
そんなことはない、と僕は信じています。
遅くはありません、たとえ水害があっても
すぐ川の浚渫作業を始めるべきです。

おそらく長年河川の浚渫作業をして
いなかったでしょうから
時間がかかると思います。
やがて台風シーズンが来るので、
その前にももう1度川の浚渫作業をするべきです。
川底の浚渫によって水害が起こらない、
という事は言えませんが、
現状よりも数段被害は少なくなるはずです。
金銭的な問題は、水害が起こってからの
復旧作業よりも安く上がると思います。

これは多くの人に知ってもらいたいし、
もちろん行政に携わっている方にも
知ってもらいたいので、
拡散希望しています。



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