FT8/FT4を『どうせ、インターネット通信でしょ』と誤解している方が、意外に多いのには仰天しています。D-StarやWiresのような『一部、公衆回線を使っている』のとは異なり、目の前のPCとRIGをUSBケーブルでつなぎ、RIGからは、他のモード同様にアンテナから電波が出て、相手に届ける・・・この交信は『USB(SSB)のデータ通信』で、双方の電波を受けて交信する点では『他のモードと何ら変わりがない』のです。ま、見えない局と交信する『他のテクニック(笑)』もあるとは聞いていますが・・・。
【写真:カナリア諸島って、どこかわかりますか?】
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◆Phone、CWも『砂嵐』。でもデジタルモードは活性化。
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それだけ『世界中のDXerが熱中している』ということです。
各バンドのFT8/FT4の周波数に、
世界のDXerが『群がっている』状態です。
やったことがない方に『わかりやすく』いうと、
433.000をワッチしていたら『わんさか各局が押し寄せて交信が見える』、
そんな感じです。
たった3kHz(3,000Hz)の帯域に『わんさかDXerがいる』のです。
今は第三級資格を持った方が多く、
IC-7300M(50W)+多バンドバーチカルでも、
結構な数のDXを身近に感じられるくらいに交信ができます。
やらない方が『なんで、やらないのか』私にはわかりません。
・Phoneこそ、無線交信だ!
・CWが、イチバン飛ぶ!
まぁ、お気持ちはわかりますが、
コンスタントに、10,000kmを確実に飛ばし、
DXと交信するために、PhoneやCWだと、
FT8でも『やっとこさ』のWkdなのに、
どうやって、PhoneやCWの電波を飛ばしてWkdに持ち込めますかね?。
そもそも、何W必要なのか、わかって言うてんのかな・・・と思います。
まぁ『これが自分の遊び方なのだ!』は尊重しますよ。
でもね、コンディションがイマイチなときですと、
PhoneやCWで聞こえてくるのは『砂の嵐』しかありません。
いくらワッチが大事とはいえ『ヒマ過ぎ』やないですか?。
PhoneやCWが開いてくるまでの間でも、
FT8やFT4では『それなりにDXと交信のチャンスがある』のです。
今は特にFT8が込み合っていますが、
FT4に移れば、意外とすいていて、
EUあたりとは『あっさり、こっさり、サクッと』交信が成立することも多々。
WSJT-XやJTDXをPCに入れているが『眺めているだけ』の局も多いです。
いきなりDXの多いバンドに出ても、
デジタル通信の『練習』もせずに、いきなり出ても、
PC時計の時間が『ズっている(ズレ)』と、
よく見えているのに、交信できないこともあります。
7.041MHz等『国内中心の周波数での練習』も必要でしょう。
国内もバカにできません。
JCC、JCG、KU、AJAのスコアも伸ばせますし、
FT8のソフトを新バージョンにアップした際も、
動作チェックを兼ねて運用すれば、
相手局も多いことで『正常に動作するか』の点検もできます。
PhoneやCWこそ、ムセンだ!
お気持ちはよくわかります。
ダイレクトに伝わるのは感慨深いものですし、
CWでDXと交信する際『ショートパスとロングパスの両方が聞こえる』、
つまり『エコーが伴った電信』は『地球規模を肌で感じられる醍醐味』も。
とはいえ『それ、毎日、体験できますか・・・?』。
結局、PCが苦手な局がEs発生時にPhoneでCQを出しているのを応答・・・。
せいぜい、飛距離は1,000~2,000km程度です。
21MHzあたりですと、VKとかは楽に交信できることもありますが、
それは『過去のお話』で『そのVKの局の多くもFT8に移行』しています。
Es中心の半径1,000kmに『いくつのエンティティがあるのでしょうか?』。
FT8で50W、これをCWに換算したら500W以上、SSBだと5,000W以上。
はっきり言えば『第一級で落成検査を通した、ほんのわずかな局』のレベルです。
そもそも、JAで5kWの落成検査は通りません。
となれば『よほど、コンディションがいいチャンスにタイミングよく出られるか』。
ほとんど『博打』に近いと思いますよ、私は。
それが、第三級でも扱える『50W』で『世界各国と交信できる』のですから、
ちょっとの工夫でできるものを『やらない』のは『もったいない』と感じます。
眺めてばかりいないで、思いきって『CQの応答』から始めてみましょう。
やってみたらわかりますが『ハムログへの自動書き込みの仕方』とか、
交信した局へのeQSLやLoTWへデータを送るために必要な『ADIF生成』、
相手から届いたeQSLやLoTWでのログマッチングの確認と把握。
けっこう、事務的な作業も伴います。
従来、ムセンは『電気の趣味』の要素が強かったですが、
今は、事務作業を伴うと『文化的趣味の要素』を実感します。
半径1,000kmに、いくつのエンティティがありますか?。
やっぱり、コンスタントに10,000kmを確実に飛ばす方が面白いです。
しつこく書いていますが『半径10,000km以内に100を超えるエンティティがある』。
せっかく手にした資格、有効に使いましょう。
わからないことは、わかっている人に『素直に教えてもらう』のも大事です。
誰かさんの言葉を借りれば『今のDXCCは、アホでもできる』のですよ。
ま、出る周波数帯によっての『難易度』は異なりますが、ね。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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