【写真:こんな運用していたら、あなたの『恥』です】
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◆OMさんの運用も『怪しい』ですな。
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CQ誌・1月号付録の『HAM-NOTE BOOK』に、
アマチュア無線用語として『チャンネルチェック』が載って久しいです。
まぁ『絶対あかん』とは言いませんが、
ろくにワッチもせずに『チャンネルチェックぅ!』と、
いきなり妨害してはいけません。
・スケルチ開放にして(FMの場合等)
・少なくとも1~2分はワッチ(受信)して
・発するなら『手短』に
スマートなやり方は、きちんとワッチして『お使いですか?』で十分。
私の交信で、
『ジャパン、フランス、ナンバースリー、
トウキョウ、ボストン、メキシコ、JF3TBM門真管内モービル・・・』なんて、
聴いたことがある人は、いないはずです。
かつては『F』を『フロリダ』とか言いましたが、今は滅多に言いません。
CQを発する際、
・ジュリエット
・フォクストロット
・スリー
・タンゴ
・ブラボー
・マイク
これを『2回』繰り返し、最後に『JF3TBM』『受信します』です。
法令集に記載されている『フォネティックコード』を使用するのは、
フォネティック警察(要はポリティカル・コレクトネス:ポリコレ)対策でもなく、
特に呼出周波数の周辺では『きちんとやらないと、ニューカマーが真似をする』からです。
私たちも『古株』『OM』と呼ばれる域に達してきて、
自分流アレンジの勝手なフォネティックコードを使用していません。
CW(電信)の資格を取った頃は『送信試験』がありました。
誤字は『3点減点』です。
間違ったときに『トットットットッ』と、
実際の運用時に『便宜的な訂正符号?』を打つ人も多いですが、
現在も送信試験があるとして『・・・・』を打つと、
『・』が1個で『3点減点』になり『・・・・』だと、
『・』が4個で『3点×4か所=12点減点』です。
送信原稿に『E E E E』もしくは『ヘ ヘ ヘ ヘ』が書いてない以上、
送信試験で、余計なコトを打つだけで『不合格』になる場合もあったのです。
同じ内容が、CQ誌・2月号・CWステップアップのコラムでも書かれていました。
どうも、最近の交信は『緊張感が、なさすぎる』と感じます。
国の制度や法改正で『2級まで講習会で取得可』になったのはいいですが、
かつての2級資格者とは『程遠い、かつての4級以下の運用』も目立ちます。
これでは、古参の局が『最近の430MHz帯・FMは、あかん』と、
だんだん、CQ出すのも敬遠しがちなのも仕方がないのかも知れませんね。
・CQ、CQ、CQ
・こちらは
・ジュリエット(以下略)2回
・JF3TBM
・受信します(本来は、どうぞ)
これでいいのです。
・JA3QRZ、こちらは、JF3TBM、お声がけありがとうございます
・レポートは、59です
・私の名前は(QRAではない!)おおたです
・おおさかのお、おおさかのお、たばこのた、太田です
・JA3QRZ、こちらは、JF3TBM・太田です。こんばんは、どうぞ
いかがでしょう、スマートじゃないですか?
・了解。
・JA3QRZ、お名前は、たなかさんですね
・59ありがとうございました(本来、復唱はいらない)
・こちらの運用地は、大阪府大東市です。(常置場所だのとか言わない)
・JCCナンバーは、ふたごーふたふた、2522、大東市です
・さて、交信証は、いかがしましょうか
・JARL(BURO)、ノーカードでも結構です
・また、eQSLやLoTWにも対応しています
・ご指定ください
・JA3QRZ、こちらは、JF3TBMです。たなかさん、どうぞ(名前省略可)
テキパキやるのがコツです。
CQを出して『複数局』から呼ばれているときもありますね。
そういうときは・・・
・了解
・JA3QRZ、こちらは、JF3TBMです
・たなかさん、交信証はBUROですね。
・もう少しお話したいのはやまやまですが、
・多くの局に呼ばれていますので、本日これでファイナルを送ります
・JA3QRZ、こちらは、JF3TBM、ありがとうございました、どうぞ
CWやFT8の交信に慣れている私は『これでも長いなぁ』と感じます。
・複数局に呼ばれていない
・何か、話題が合いそう
・少し、ネタを振ってみる
ここらは『ケースバイケース』で判断します。
・休日は、HFで(7MHzで)下手ながらCWもやっています
・出勤前のちょっとした時間に、7MHzの国内向けにFT8を運用しています
・目下、JCC-600を目指しています。現在570まで到達しました
・ALL JAPAN AWARDにも挑戦しており『区』も少しずつ埋まってきました
・平成の大合併で『JCG』の難易度が上がりましたね
・JCC-500で、JCG-100、そんな比率で推移しています
・現在使っているアンテナは、自作の4分の1波長のGPを使っています
・地上高は、約10mです
・よろしければ、お使いのアンテナ等、教えていただけないでしょうか
何か『話しの接点を見つける』のも『Phoneならではの楽しみ』です。
例えば、FT8の話題に食いついてきた局ならば、
FT8の話題で盛り上がりますし『困りごと』があれば、
解決できそうなら、主観的ですが『アドバイスも可能』です。
あるいは、CWの話題に食いついてきた局ならば、
どんな運用が多いのか、技術習得に苦労したとか、
欧文のみなのか、599BK式なのか、コンテスト専門なのか、
あるいは、和文も欧文も楽しむ『根っからのCW愛好家』なのか。
要は『アドリブ』対応なのです。
私は、夜勤のタクシー乗務員をやっています。
お話いただけるお客さまとは『何か接点』が見つかるものですし、
観光で大阪にお見えのお客さまには、
それこそ『地元タクシー運転手しか知らない?レアなお店紹介』もやります。
また『京都出身』ということもあり、
『明日は京都に行きます』というお客さまには、
観光ガイド(本やサイト)には載らない名所、旧跡、飲食店も案内します。
やはり、アドリブ対応なのですね。
話しのきっかけづくりは『気候』から入ります。
暑いの寒いの・・・これで『ノッてくるか?』を見極めます。
受け答えで、酔客ならば『吐くか吐かないか』の見極めもします。
私ら『古参』が『痛いな、残念だな』と思う局・・・
例えば、アンテナ紹介。
よく『ダイヤモンドのX-7000を使っています』とかいうアレ。
無線をやっていない人が聴いたら『宝石でできたアンテナなのか!』とか、
わけのわからない解釈もされないとも限りません。
無線をやっている横で、家族の人が聴くでもなく聴いているケースもあります。
・メーカー名は、いらない
・型番も、いらない
正直なところ、私ら『X-7000』とか言われても、
いちいち『第一電波工業のカタログ』を引っ張り出して、
スペックを確認しないと、中身がさっぱりわからないのです。
430MHz・FMでの交信ならば・・・
・5/8波長×8段GPです(自作か!、と、一瞬思ってしまう!)
・利得は、カタログスペックにですが『11.7dBiです』(約9.5dBdですね)
・メーカー製で、第一電波のX-7000という型番です(なるほどね)
これなら『どの程度、実効輻射電力なのか』が想像つきやすいです。
・約10dBdの利得があるのですから
・1/4波長GP(0dBd)の10倍の電力比としたら
・0dBdのアンテナで50Wが、10dBdなら10倍の500W相当の実効輻射電力か?
話しが、はずむ場合もあります。
せめて、ご自身がお使いのアンテナスペックくらい、知っておくべきでしょう。
やみくも運用で『どこまで飛ぶかやってます』って言っても、
ご自身のアンテナの性能がわからなければ『まぐれ期待』しかないでしょう。
なぜ、こういうことを言うかというと・・・
多くの交信を聞いていて、
『レポートは、ごじゅうきゅう、ぷらす、20デービーで、きょーりょくに』
『全文了解しましたぁ』(うそつけ、そんなに記憶力がいい人はいない)
『リグはFT991、アンテナはX-50』(スペックがわからんじゃないか)
『3回目のQSOですねぇ』(だから?)
『お名前の漢字解釈を教えてください』(カナでいいやん)
『QSLカードは、島根経由で1年後に届くと思います』(余計なコト)
『セカンドサード、ロングで』(つかみがないのに、ロングですか?)
『他のバンドでもよろしくお願いします』(何を・・・?)
こんな交信、何がおもろいですか・・・?。
無線機やアンテナの型番を聴いて『どうしろ』と・・・。
せっかく、Phoneの特性を活かすならば、
・ネタフリ
・つかみ
・アドリブ
こうやって、話の中身を膨らませていくのです。
おもろい営業マンは『このコツ』を知っていますね。
仕事の話は『5分』、あとは『世間話』。
こういうデキる営業マンの会話を研究してもいいと思います。
また、慇懃無礼な言いまわしは不要(ご指導ご鞭撻、ベリーベスト・・・)
マンネリ・・・3か月も運用したら、
そのバンド・モードの新規局は『一巡』します。
すると『お馴染み局』に呼ばれます。
こうやって『仲間内のなあなあ』に陥ってしまうのです。
私は、マンネリで飽き、無線をやめた局をイヤというほど見てきました。
マンネリにならないコツ、ぜひ試してみてくださいね。
毎度おおきに。ほんじゃーね!
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※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
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