OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。

●目先の利益。

2021年10月26日 | アマチュア無線<全般>

アマチュア無線関連商品は『高価』な印象があるらしい。まぁ、高額なものは、それなりの価値があるから『相応の価格』で販売されている。これは、アマチュア無線に限ったことではないと、私は思うのだが。

【写真:欲張ったら、いくらカネがあっても・・・だが】
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◆世の中に、高いものなんてない。
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値段が高いとか安いとか、そういうのは『相対比較』の話しだ。

 

まぁ、高額な品は『高い価値を提供してくれるからこそ』である。

無線のラグチュー(雑談)を聞いていると、

高いの安いの、通販がどうしたこうした・・・よく耳にする。

 

今、1割、2割、安く買って助かったとしても・・・。

 

さほど、情報も知識もない人ほど『高い安い』を言っている。

しかし、安モン買いの銭失いに気づき、

たいてい、5割、10割のソンをしていることが往々にしてある。

 

これは、趣味に限らない。

 

例えば、運送屋さん。

今、お願いしている出入りの運送屋さんより2割安くしまっせと、

別の運送屋さんが営業にきたとしよう。

 

あなたなら、どうする?。

 

個人宅配とかなら大した話ではないが、

これが、あなたのお商売が『業者取引』としたら?。

 

運送屋さんは、単にモノを運んでいるのではないのです。

 

・あなたのところの商品を

・どこから仕入れて

・どのくらいの数を

・どこへ運んでいるか

・受け渡しの中身を熟知している唯一の外部の人間が運送屋さん

 

よく『信用』って言いますやろ?。

 

事故なく遅滞なく運んでくれるのが信用?。

そんな考えでは、甘いです。

要は、仕事の中身、

つまり『オタクの品に関わる一切の守秘義務を当たり前に守る業者か?』ですな。

 

そこをわかっている人は、趣味の世界でも安易に値切らない。

 

・アンテナはA店で直接買う

・小物はB店の通販で買う

・無線機はC店の通販で買う

 

アンテナは長尺モノが多く運賃がかかるから、店で直接買う・・・。

 

こんな買い方をやっている限り、

あなたの趣味の幅を広げてくれる『いい情報』なんて、

なかなか手に入らない。

 

そーゆー人が多いから、ムセン界のレベルがどんどん下がっているのです。

 

どんな分野でも『プロショップ』がありますな。

せっかく始めた趣味でも、

懇意にできるお店、つまり『趣味の仕入れ先』を決めていますかな。

 

仕入れ先がなけりゃ、たいていの商売は成り立たないですわな。

 

こーゆー、当たり前のことが、

仕事ではきちんとできる人たちばかりなのに、

なんで趣味になったらデタラメになるのでしょうかね?。

 

じゃあ毎日、同じものを食いますか?と、問われたこともある。

 

はい、おかず変えますが『ごはん』は、

毎日、家で炊いたのを3度食べていますよ、私は。

こーゆーのって、意外と仕事ぶりやら、

暮らしぶりにも、現れているんじゃないかな、と、

ふと、思うのであります。

 

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※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
 公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。
※このブログは、筆者の『思考の格納庫』です。
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●目的や目標と手段を混同すると、取り返しがつかない。

2021年10月22日 | アマチュア無線<全般>

アマチュア無線の運用を俯瞰してみると、ただの通信手段が目的化しているケースが結構多いなぁと感じる。バンド・モードなどは、冷たい言い方だが『ただの手段の選択肢』に過ぎない。どうも、この辺がわかっていない局が増えたように思うのは私だけだろうか。

【写真:CW(電信)も、通信手段のひとつに過ぎないのだ】
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◆目的→目標→目標達成の手段選択、というのが本質ではないか?。
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辞書で『手段』を調べてみたら、

目的や目標を達するための、具体的なやり方と載っていた。

まぁ、普通語で言えば『手だて』『術(すべ)』ってなところだ。

 

では、アマチュア無線の『目的』とはどんなものだろうか。

 

金銭上の利益のためでなく、専ら個人的な無線技術の興味によつて自己訓練、通信及び技術的研究の業務を行う無線局(同規則第4条第1項第24号)

 

このようにアマチュア無線局の目的が電波法で定義づけされている。

 

CW(電信=モールス通信)に関しては、

何とかギリギリ『自己訓練』と『技術的・・・』に該当すると考える。

だが、やはり『無線通信の探求』となれば『手段』に過ぎない。

 

1、目的設定

2、目標設定

3、手段の選択

 

こうやって書くと、

いちいち個別に目的設定しないといけないように見えるが、

すでに、電波法で定義づけしてくれているのだから、

考える手間が省けるので、『目標設定』と『手段の選択』だけでいい。

 

1、戦略

2、戦術

3、作戦

 

どんな場面でも『この流れ』を守るべき事柄だ。

 

戦術の失敗は、戦略でカバーできるが、

戦略の失敗は、戦術ではカバーできない。

これは、先の大戦で日本は痛いほど味わった。

 

私は、無線運用の90%をFT8(デジタルモード)を使っている。

 

このモードはSSBが占有する3kHz(3,000Hz)の間に、

計算上60局が運用できる。(1局=50Hz占有×60局=3,000Hz)

まぁ、ここまでだと、CWと比較しても『ふーん、そうなの』だ。

 

おもしろいのは、ここからである。

 

私がCQ(不特定多数呼出)のデータ送信を行うと、

電波が届いている限り、3,000Hz内にいる『全アマチュア局』が、

私のCQをデコード(解析)してPC画面上に表示される。

聞いているのは60局どころではない。

もう、ほとんど大陸間弾道弾で絨毯爆撃をするようなもの。

 

戦時中のB29が本土空襲で絨毯爆撃を狙ったとき・・・。

 

『敵機編隊約100機が紀伊水道を目下北上中。

 間もなく大阪に到達するものと思われます。以上、中部軍司令』と、

空襲警報のラジオ放送が流れたと聞くが、

B29は戦略爆撃機と呼ばれるくらい『戦略に特化した爆撃機だった』。

 

戦略とは何か?。

 

ビジネス書の多くは『将軍の知恵』と書いているのだが、

これだと、なんのことだかよくわからない。

私風に解釈すると『戦いを省略する、つまり戦わない戦い方』だ。

 

CWやSSBなどのレガシーモードは・・・。

 

残念ながら、とてもじゃないが戦略爆撃機にはなりえない。

せいぜい、航空母艦から飛び立った小型のグラマンあたりで、

できることといえば、局地的な機銃掃射程度である。

 

米軍は、B29を戦略爆撃機と定義づけたのは・・・。

 

日本の高射砲も迎撃機もやってこない10,000m上空から、

クラスター状に束ねたナパーム弾をくまなく投下し、

町全体を無差別に焦土化して日本人の戦意を喪失させられる。

さらに、生き残った市民も無差別にやっつけるために、

戦術型のグラマンを飛び立たせ機銃掃射を食らわせた。

 

・B29=戦略爆撃機=FT8などのデジタルモード

・グラマン=戦術戦闘機=CW、SSBなどのレガシーモード

 

どっちが優れているとか、そういった相対比較の話しではない。

要は、FT8であれ、CWやSSBであれ『目標達成のための「手段」』だ。

 

1、アワード(特にDX系)

2、自作、実験

3、ラグチュー(電信電話ごっこ)

 

アマチュア無線を長続きさせるには、

できれば、上記3つをバランスよくこなしながら運用することだ。

どれか1つに特化しても、ある程度は続けられるが、

やはり、何十年も飽きずにアマチュア無線を長続きさせている局は、

アワードを主目標に置いている。

 

今は、FT8はじめデジタルモードが優勢で相当に普及している。

 

なぜなら、戦略爆撃機的要素が強く、

アワードを進めるための『速度』が、

従来のレガシーモードとは比較にならないくらい速い。

CWやSSBだと3年かかるアワードが、

デジタルモードだと、3か月で達成できることも珍しくない。

実際、私もやってみて、達成速度の速さに仰天した。

 

CWやSSBのレガシーモードを否定しようというのではない。

 

アワードをやっていると、

同じ局とでもFT8とSSBでは交信できているがCWがまだ、そんなこともある。

それを『マス埋め』で埋めていくのだが、

そのためには、事務処理能力も多少は要求される。

 

1、情報力

2、事務処理能力

3、分析力

 

こうやって並べると、普通の社会人なら誰もが持っているスキルだ。

 

ひとつのモードやバンドに拘る(こだわる)のも結構だが、

拘りが出た時点で、多くの人が思考停止に陥ってしまう。

こうなると周囲が見えず『井の中の蛙大海を知らず』である。

 

目的や目標と手段を混同すると、取り返しがつかない。

 

かつての7MHz帯は7.000~7.100MHzのたった100kHzしかなかった。

・CW=7.000~7.030の30kHzに500Hzごと交信=60局分

・SSB=7.030~7.100の70kHzに3kHzごと交信=23局分

・FT8=7.041と7.074、それぞれ3kHz帯域に50Hzごと=各60局×2=120局分

ものすごいことが、2017年を境に始まったといっても過言ではないだろう。

 

FT8でDXを伸ばしつつ、レガシーモードも楽しむ。

これが、バランスの取れた運用法だと、私は思っている。

ひとつに偏って、長続きした人を私は知らないのである。

 

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●購入商品への疑問は、買ったところに聞く。

2021年10月20日 | アマチュア無線<全般>

あるラグチューを聴いていたら『楽天で3.5MHzのアンテナを買ったのだが、SWR(定在波比)が高く使い物にならない。そんなことってあるのですか?』と、ニューカマー局がOM局にたずねていた。

【写真:同じアンテナを10年間、アドバイスを受けつつ使い続けている】
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◆何でもポチれば手に入るが。
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前述の『そんなことってあるのですか?』だが、

要は『カタログスペックどおりの性能が発揮されないのはどうして』という類である。

 

アマチュア無線という道楽目線でいえば、

『まぁ、そういうことは、ままある』ことだ。

 

私が言いたいのは『そーゆーこと』ではないのである。

 

新品を買って性能が発揮できないなら、買った店に聞くべき。

 

例えば、コジマでエアコンを買ったとしよう。

そのエアコンが冷えないときに、

友だちに相談するだろうか・・・?

 

普通なら、購入店に『エアコンが冷えないぞ』とクレームをつける。

 

なぜ、道楽の品となると『おともだち』に聞くのだろう。

さらに言えば、その質問に真面目に答えるOM局の対応もおかしい。

私なら、主たる原因が予測できても『買った店に聞けば?』と答える。

 

わからないレベルなのに、いちびってポチるからいけない。

 

私自身、道楽の品をはじめ生活に必要な品も、

めったなことで通販を利用しない。

どうしても急ぐ、あるいは店舗に出向けない、

あるいは『通販でしか入手できない品』くらいしか、

通販を使うことがない。

 

どこで買おうが勝手だが、とりわけ通販は『自己責任』の度合いが強い。

 

くだんのニューカマー局は、短波の3.5MHzに出たいらしい。

出たい理由は詳しく知らないが、

どうやら、3.5MHzのどこかで名簿取り(ロールコール)をやっていて、

そこに出てみたい、そんなところのようだ。

 

3.5MHzの場合、波長は80mもある。

 

これが車載用に97%も短縮されたアンテナである。

アンテナが同調する範囲は『ものすごく狭帯域』だ。

同調している帯域が見つからず、あるいは見落としも考えられる。

 

どうあれ、購入時に期待した性能が発揮されていない。

 

・クレームを付けられない店でモノを買うか?

・他所で買った品を、おともだちに性能発揮の仕方を聞くか?

・そもそも、調整スキルが伴っていないレベルの低さを認識しているのか?

 

無線界に限らず『こういう非常識な消費者が増えている』のである。

 

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●アマチュア無線を長続きさせるには。

2021年10月16日 | アマチュア無線<FT8>

日本アマチュア無線連盟会員の70%が70歳以上の『高齢者』だ。現在、毎月1,000局ずつ自然減しているのが、アマチュア無線の現状で『年間12,000局減』である。さらに、70歳以上の高齢者が多くを占める以上『今後10年間で、ハム人口は50%減』という試算もある。現在400千局を割り込んでいるのだから、10年後には200千局を割り込むのは必至だ。しかし、海外に目を向ければ、新興国をはじめ『まだまだ増加の国』もあり、デジタルモードが普及している昨今、国内向け運用から海外向けへシフトしておくのは賢明だと考えている。当たり前だが、70歳以上の人は10年後は生きていれば80歳代。アマチュア無線どころか、介護の世話になっている人が相当数見込まれる。今は、電信も堪能であっても老いには勝てず『思ったように符号が打てない』ことも容易に想像がつく。私は『あなた方の人生の思い出作りに付き合うほどのヒマ人ではない』のである。

【写真:Club Logでチェックが入ったDXペディション局(3D2CR)】
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◆自分の遊び方を持つということの解説(私見ですよ)
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アマチュア無線が『キングオブホビー(趣味の王様)』と言われて久しい。

私が思うに、アマチュア無線を趣味の王様と思っているのは、

アマチュア無線家の一部の人だけだと感じる。

 

無線もカネはかかるが、他にもカネのかかる趣味は山ほどある。

 

例えば車だと何千万円もする高級外車を乗り回す趣味もあれば、

オートバイでも、KAWASAKIのZシリーズなどは年収くらい吹っ飛ぶ。

最近流行りの旧車も、貨物トラックですら300万円というのをみた。

 

また、音楽の分野だと・・・

 

受注生産のグランドピアノで何百万円は普通で、上を見たら天井知らずだ。

ビンテージもののバイオリンは何億もするのがある。

エレクトーン(電子オルガン)の高級機は1百万円級。

 

アマチュア無線がキングオブホビーなんて『おこがましい』にもほどがある。

 

まぁ、そんなことはどうでもいいとして。

 

せっかく始めたアマチュア無線を長続きさせるには、

いつも言っている『自分なりの遊び方をもつこと』なのだが、

これが意外に抽象的でわかりにくい。

そこで大きく3つに分けてみた。

 

1、アワードを目標に置く(できればDX系)

2、自作、実験を楽しむ(今は、せいぜいアンテナくらいか?)

3、ラグチュー(電信電話ごっこ)

 

これらを『まんべんなく』かつ『バランスよく』やるのが、一番いい。

しかし、なかなか『バランスよく』というのが難しいらしい。

となれば、どれかに特化しておく方がよさそうである。

 

私は、アワードを目標に置くのが、いちばんラクだと思う。

 

それも、できればDX系、国際的なアワードの方が飽きがこない。

代表的なDXCCをはじめ、

eQSLやQRZ.comにも有料会員向けにアワードが用意されている。

また、従来からある『JARL』の紙のアワードもある。

私は、日本の社団局が作っているアワードより、

国際的なアワードを追いかける方が、楽しいと個人的には思っている。

 

これからのアマチュア無線は『文化的趣味』の要素が強くなる。

 

今までのような『電気工事士的な職人趣味』は流行らない。

ここでいう『文化的』という区分けは、

学生の『体育会系と文科系』なんてショボイ分け方ではない。

 

もっと、国際的な相互理解につながる有意義な遊び、という意味だ。

 

チャットのようなラグチューも楽しいとは思うが、

そういうものは『息抜き』や『暇つぶし』と考えた方がしっくりくる。

Twitterをやっているアマチュア無線家の多くは、

ほとんどtweetでラグチューしているのが、何だか微笑ましく思える。

 

DX系で遊ぶには・・・。

 

1、情報力

2、事務処理力

3、分析力

 

ざっと、このような『能力』が求められる。

 

とはいえ、アマチュアコードにあるように『良き社会人』であれば、

こんなものは『努力目標』ではなく『現代人』なら、

誰もが持ち合わせているスキルじゃないか、と思っている。

 

QSLカード発行の是否が議論されるが・・・。

 

私は、アワードをやらない人は、

無理にカード発行などしなくてもいいと考えている。

また、DXCCは従来の紙カードでの申請よりLoTWでのログ照合が主流だ。

本来ならばJARLもLoTWに準拠したログ照合サイトでも作っておけば、

海外からのアワード申請も増えて、申請料収入も入ってくるのだが、

何を考えているのか、エコ推進の時代にかかわらず、

まだ『紙カード』にこだわって『思考停止』しているのが信じられない。

 

ログ照合でOKなら、NO-CARD派の局への風当たりも激減する。

 

私は、『自分なりの遊び方』を探している方、

つまり『アマチュア無線界での自分探し』をしている方には、

ぜひデジタル系(FT8/FT4など)を軸に、

国際的なアワードを『目標』にされればいいのじゃないかと思っている。

 

電波伝搬の不思議も追求でき『アマチュア無線の目的』を追える。

 

ラグチューも楽しいが、所詮は『電信電話ごっこ』(旧電話局ごっこ)だ。

確かに電信(モールス)でラグチュー(雑談、チャット)も楽しいだろう。

とはいえ、これをやろうとしたら欧文では限度がある。

なぜなら、母語ではない英語で日本人がチャットを楽しむスキルは乏しい。

となれば『和文電信』に傾倒していくことが『必須』となり、

せっかく、HFでDXのパスが開いている時間帯にもかかわらず、

和文愛好家が夕食後に出てくる時間帯を、

国内しか通じない『暗号電文』に振り回される。

 

DXのパスが開く時間帯に、近隣のロールコールに時間を取られる。

 

ここで気づけば『ロールコールに出る頻度』も調整可能なのだが、

多くの和文愛好家は、

ほぼ毎日開催されるロールコールを追いかける羽目に。

 

こうなれば『無線する=ロールコールに出る』になってしまう。

 

多くの局を、この45年間見てきたが、

ラグチュー主体で残る局は5%程度で、95%は5~10年で自然廃局。

電信をやっている局は、長続きするとかいうが、

そもそも、今の時代『電信は、もうレガシーモード』になった。

さらに、やっている人の70%が70歳以上の高齢者で、

ほとんど『祭りの保存会』と同じ状態である。

 

アマチュアは『良き社会人』だったのが『年金受給者』である。

 

私の主張は『あなた方の人生の思い出作りに付き合うヒマ人ではない』だ。

これくらい、ビシっと言わないと、

今のジジババは、はっと気づかないだろう。

 

長続きさせるならば、DX系アワードにチャレンジするに限る。

 

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●私のサイドトーン。

2021年10月08日 | アマチュア無線<CW>

音楽を少しかじったせいか、CWのサイドトーン(ピッチ周波数)は440Hzに設定しています。メーカー出荷初期設定は確か600Hzだったのですが、ピーピーうるさいので、音楽の音合わせや調律で使う標準周波数のA=440Hzに下げたら、心地いい音色になりました。

【写真:オーボエって、こんな楽器です】
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◆A=440Hzか、A=432Hzか・・・。
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吹奏楽などでは、音色の変化が少ないオーボエで『♪ラ~』を基準に、音合わせをしますね。金管楽器は温度変化で金属の収縮もあり、

オーボエの『ラ音』に合わせることが標準のようです。

440Hzでゼロインすると、ゼロインが少し離れている局長さんの信号が、
やたら気になってしまいます(笑)。

ちなみに、432Hzは、少しマイナー音ですが『癒し系』『ヒーリング系』の音楽の基準音になっているとか。

余談ですが、A=440Hzの身近な例は、

ラジオのNHKの時報が挙げられますね。

みなさまご存じの『プップップッ(予鈴)、ポーン(本鈴)』は、
A=440Hzの音が3回鳴った後、A=440Hzの1オクターブ高い880Hzが1回鳴っています。

また、440Hz+880Hz=1,320Hzで、この平均(50%)が660Hzになり、
機器の工場出荷初期設定が600~700Hz設定になっています。

私は、絶対音感こそありませんが、A=440Hz(♪ラ音)を聴き続けているので、ゼロインズレがわかる程度の『相対音感』は身に付きました。

初期設定で耳が痛くなったり耳障りを感じられる方は、
試しにA=440Hzにピッチ周波数を変えられてみてはいかがでしょうか。
また、諸説ありますが『人間の内耳はA=432Hzが一番落ち着く』のだそうです。

CQ呼び回り専門のためCWのフィルターは、250Hzでやっています。

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