健康食品化と観賞用に期待
水産施設工事業の関東プラント建設(千葉県船橋市)は、坊津町でタツノオトシゴの養殖に乗り出し、今年に入り約1万匹を産卵させた。観賞用に加え、将来は健康食品化を目指している。
タツノオトシゴ養殖は、金島博社長(60)が「人がやっていない事業に取り組もう」と長い間温めてきた。千葉など全国の海を調べ、水質や個体数の多さから坊津が最適と判断。地元漁協の協力も得られたため昨年3月、同町久志に「海馬事業所」約50平方メートルを建設、水槽30個ほどを設置した。
産卵は6月から9月ごろまで。だが昨年は産卵後、えさのプランクトンを食べなかったため次々と死に、成長したのは500匹ほどにとどまった。えさの改良などを重ねた結果、今年は順調に成長。漢方薬の原料として知られているため、金島社長は「最終的には漢方を目指したい」と話している。
海馬事業所では現在、高知大学大学院でタツノオトシゴを研究する加藤紳さん(33)ら4人が従事しているが、今後は事業を拡大し地元雇用を増やす方針。同事業所=0993(59)6208。ホームページ=http://kaiba-co.jp
南日本新聞 2005年7月16日
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水産施設工事業の関東プラント建設(千葉県船橋市)は、坊津町でタツノオトシゴの養殖に乗り出し、今年に入り約1万匹を産卵させた。観賞用に加え、将来は健康食品化を目指している。
タツノオトシゴ養殖は、金島博社長(60)が「人がやっていない事業に取り組もう」と長い間温めてきた。千葉など全国の海を調べ、水質や個体数の多さから坊津が最適と判断。地元漁協の協力も得られたため昨年3月、同町久志に「海馬事業所」約50平方メートルを建設、水槽30個ほどを設置した。
産卵は6月から9月ごろまで。だが昨年は産卵後、えさのプランクトンを食べなかったため次々と死に、成長したのは500匹ほどにとどまった。えさの改良などを重ねた結果、今年は順調に成長。漢方薬の原料として知られているため、金島社長は「最終的には漢方を目指したい」と話している。
海馬事業所では現在、高知大学大学院でタツノオトシゴを研究する加藤紳さん(33)ら4人が従事しているが、今後は事業を拡大し地元雇用を増やす方針。同事業所=0993(59)6208。ホームページ=http://kaiba-co.jp
南日本新聞 2005年7月16日
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