
ボクは若いころからオードリーのファンでした。
といっても彼女はボクの両親と同年代だし,初めて主役を演じた「ローマの休日」が1953年公開ですから,ボクはまだ生まれていません。
初めて彼女の映画を見たのが1970年代だったと思います。
それをきっかけに「永遠の妖精」いう表現がピッタリの彼女のファンになりました。
先日新聞でこのドキュメンタリー映画が公開されることを知り今日映画館に足を運びました。
彼女が主演した懐かしい映画のシーンを振り返り改めて彼女の魅力を感じました。
ボクは初主演の「ローマの休日」と1961年公開の「ティファニーで朝食を」が特に好きですが,この7年の間に彼女はずいぶん変わりました。
ベスパにまたがっていたボーイッシュな少女がジバンシィのコートを着こなし,アップに結い上げた髪が似合う淑女へと。
しかし,1953年の「ローマの休日」からわずか14年で表舞台から離れることになります。
彼女は子供と家庭を大切にしたかったことをその理由としていますが,二度の離婚を経験して晩年は癌を患い63歳という若さで旅立ちました。
しかし,子育てを終えた彼女はユニセフ大使として多大なる貢献を果たしました。
日本でも彼女がソマリアで活動する姿が報道されていましたね。
飢餓に苦しむ子供を抱いている姿が印象に残っています。
そしてラルフローレンのポロシャツを着ていたことをよく覚えています。
高級なジバンシィばかりでなくこうした姿も素敵でした。
今回の映画にもそうしたシーンが使われていました。
改めて彼女の魅力を感じさせてくれた映画でした。
世界中の人々に愛されたオードリーをぜひご覧いただきたいと思います。
「オードリー・ヘプバーン」のHP