松岡徹の「一生懸命」

日本共産党・熊本県議「松岡徹」の日々の体験・活動、「県政だより」などを発信します。

買い物難民800万人、身勝手なイオンの閉店

2010-08-20 16:24:20 | 日記
 近所の店・商店街がなくなって買い物ができない高齢者がふえています。「買い物難民」が新たな社会問題になってきています。内閣府調査では「買い物難民」が600万人、帯広畜産大杉田教授の調査では800万人にのぼるそうです。郊外の大型店に車で買い物に行けている人も、年をとって車が運転できなくなると、近所に買い物ができる店・商店街が必要になります。「買い物難民」問題は、高齢者や障害者、商店だけの問題ではなく、国民全体の問題です。高齢者が買い物ができないということは命に関わる問題です。そんな社会、地域であっていいのか。「買い物難民」問題は、みんなで考え、解決へのとりくみをすすめる課題ではないでしょうか、
 イオン九州がジャスコ宇土店・玉名店を来年1~2月に閉店すると突然は発表しました。散々地域の商店・商店街をつぶして、ちょっと都合が悪くなると撤退ーというわけです。私が住んでいる熊本市渡鹿地域も、ニコニコ堂が出店し地域の商店・商店街に大打撃を与え、しばらくすると閉店しマンションが立っています。今は義理の母と同居していますが、以前は妻が1週間分、10日分と買いものして実家に届けたりしていました。
 「イオンに身勝手は許せない」と日本共産党福田馨一宇土市議、前田正治玉名市議らと、7月30日熊本県庁でご蒲島郁夫知事に対して、「大型店の都合だけで一方的に撤退することは許せない。高齢者などの「買い物難民」の問題、従業員の雇用、テナント・取引業者の問題など大変な問題生じる。知事として、イオン九州に対して『閉店の中止』を強く求めるべきだ」と申し入れました。さらに大型店の一方的な出店・撤退を規制するために大型店立地法の抜本改正を国に求めること。県として、地域の店・商店街の再生への援助を格別に強化すること等を要請しました。

義母に喜ばれた2時間のドライブ

2010-08-09 12:05:20 | 日記
 私が現在居住しているのは熊本市渡鹿です。義理の父が亡くなり88歳の義母一人が渡鹿に住む状況になりました。娘である妻が一緒に住むのが一番いいということになりました。私は県議(1期)時代も含め熊本市長嶺に住み、地元での応援も受けてきただけにずいぶんと悩みました。しかし「もし義母が一人で住んでいて何かあったら(現に危うく火災を起こそうとしたこともありました)」と思い、長嶺の地元の人たちには事情を知ってもらう挨拶状を届け、2年前に渡鹿に転居しました。
 義母の介護では妻も大変ですが、実の母子のやり取りやふれあいを聞いたり、接したりしていると、「やっぱりこうしてよかったなー」と思ったりします。そんな義母が、デイケアに行ったり、家にいたりのなかで、「外に出たい」といいます。義母は義父が元気なころは車であちこちに行っていたので、車でうろうろするのが大すきなのです。多忙ななかなか義母のその思いになかなか応えられないできました。特に最近は参議船などの関係でやっていませんでした。
 「2時間プラン、熊本港から金峰山越えコースのドライブ」を妻と立て実行しました。熊本港岸壁では「いわし」が釣れていました。釣り好きだった義父を思い出すのか大変うれしそうでした。河内へ向かう道路沿いで、「回転饅頭」と「たこ焼き」を買いました。饅頭を「うまい。うまい」と食べてくれました。金峰山の道沿いでは、ブドウ、ナシ、桃を買いました。2時間ちょっとの義母、妻、私のドライブでした。「港とか金峰山にはもう行けんと思うとったけん。今日はよかったー。とおるさん、アリガト」と義母が大変喜んでくれました。「忙しくても、こういう孝行はチョコチョコせんといかんね」と妻と話したことでした。。

地元の夏祭り

2010-08-09 11:40:53 | 日記
 8日(日)は地元(熊本市渡鹿)の夏祭りでした。朝7時から公民館長さん、自治会長さんをはじめ大勢で2時間かけて、テント張り、ちょうちんや万国旗の飾りつけなど祭りの設営に汗をかきました。祭りでは、踊りの好きな妻が楽しくがんばりました。途中から日本共産党熊本市議の上野美恵子さんも駆けつけました。党支部長の永富さんは例年どおり焼き鳥の販売にがんばりました。祭りのなかで地域のいろんな人とあいさつを交わし、話ができました。祭りのあとは片付けです。公民館などに収納してしまうころにはさすがに残ったのは10人足らずでした。早朝から夜の片づけまで肉体的には疲れたけれど快い汗をかいた夏祭りの1日でした。
 

吉永小百合被爆65周年の広島・長崎ーに感動

2010-08-07 17:51:58 | 日記
 8月6日夜,NHKが放映した「吉永小百合被爆65周年広島・長崎」は、吉永さんの核兵器廃絶への強い意思、いのちを失った火たちへの深い思い、そして悲しみ、怒りが伝わる、胸がいっぱいになる感動的な内容でした。「愛と死の記録」で競演した渡哲也さんとの対談も胸を打ちました。なんといっても「慟哭」の朗読でした。涙が止まりませんでした。年を重ねるごとに、吉永さんの思いが強くなっていく、そう感じた番組でした、それゆえ感動も深かった番組でした。
 個人的には、サユリスト歴が日本共産党員歴(45年)よりも長い私です。高校生時代、目の病気などで通算4ヶ月余休学し、「受験競争」に遅れ、鬱屈としていました。そんななか「ガラスの中の少女」「泥だらけの純情」で大の吉永小百合ファンになりました。以来の「サユリスト」です。すべてとは言い切れませんがほとんどの作品を鑑てきました。女優ととしての成長、成熟はもとより、「愛と死の記録」「夢千代日記」「母べえ」など」をつうじて、原爆詩の朗読をつうじて、核兵器問題や平和や民主主義についての吉永さんのしっかりとした足取りを確認しながら、サユリストを貫いてきたことへの誇りというか、喜びというか、そういうものも感じています。

川辺川ダム中止で370億円~44億円の地元発注の治水事業

2010-08-04 13:51:57 | 日記
 1昨年9月の蒲島知事の「川辺川ダム中止」「ダムなし治水の極限までの追究」表明を受けて、国交省・熊本県・球磨川流域市町村長による「ダムによらない治水を検討する場」が開かれてきました。6月23日に開かれた「第8回ダムによらない治水を検討する場」で国交省九州地方整備局は、川辺川ダムなしで、「治水安全度・地域防災力を向上させるためただちに実施する対策」とその「個別対策ごとの現時点で想定される事業費及び工期」(案)を明らかにしました。長期にわたって「川辺川ダム建設」に固執していた国交省が、堤防かさ上げ、宅地・道路のかさ上げ、河床の掘削、築堤など、ダムによらない具体的な治水対策を提案し、その費用は約370億円から440億円と示しました。  
 熊本県政の重要課題として永らく問題になってきた「川辺川ダム問題」は、「ゼネコンもうけのムダと環境破壊のダム建設」から、熊本県内の業者などの仕事と雇用に100%結びつく「ダム以外の治水対策」の具体化の段階にはいってきました。
 問題は、民主党政権が予算をつけるかどうかです。国土交通省の提起に対して、蒲島郁夫熊本県知事は、「スピード感を持って事業に着手して欲しい」「事業規模・予算規模を、早期完成のために拡大して欲しい」と述べています。370億円~440億円の地元発注の国の事業が実施されるということは、熊本県内の仕事と雇用確保、県経済の活性化のためにも大きな力となるものです。
 8月4日、日本共産党熊本県委員会・同南部地区委員会連名で、「川辺川ダムなしの治水対策を」を本格的に、早急に推進する予算を国がつけるべき」と国交省に求めました。また熊本県に対しては、「ダムなし治水の早期推進のために、予算の大幅増額を国に求めること」を要請しました。国交省は、ダム推進に熱を上げているときは、100億円から150憶円を毎年組んでいました。以前の国交省の説明では、ダムの総事業費が3300億円で、残事業費が1135憶円、ダム本体関連が900億円となっています。前原国土交通大臣は、「球磨川のダム以外治水対策はモデルケース」と述べています。「思い切って予算を組むべきだ。そのことが県民の仕事と雇用につながる」と強調し、訴えました。申し入れには、南佳代子党県南対策委員長、橋田芳昭党南部地区委員長、笹本さえ子八代市議、本村れいと人吉市議、久保田悦子多良木町議も参加しました。