松岡徹の「一生懸命」

日本共産党・熊本県議「松岡徹」の日々の体験・活動、「県政だより」などを発信します。

諫早干拓開門不履行、農水省に抗議

2013-12-24 16:33:10 | 日記
 福岡高裁確定判決である諫早干拓排水門開門調査を期限までに履行しなかった農水省に対して厳しく抗議しました。「よみがえれ有明海訴訟を支援sる熊本の会」のメンバーとして。
 抗議文は以下のとおりです。

農林水産大臣 林芳正様
         よみがえれ 有明海訴訟支援熊本ネットワーク
                  代表      藤野糺...
     
国の開門義務不履行に厳しく抗議します

1、2012年12月に確定した福岡高裁判決は、諫早干拓排水門の開門と開門調査を求めました。
 しかるに貴職は、確定判決が定めた2012年12月20日までに、これを履行しませんでした。
 日本国憲法、三権分立の下で、これまで、裁判所の確定判決を国が守らなかったことはありません。こうしたことが許されるなら裁判所は要らず、日本の裁判制度、民主主義が壊れてしまいます。
 国の福岡高裁確定判決不履行は、法治国家においてはあるまじき、前代未聞の暴挙であり、厳しく抗議するものです。

1、長崎地裁開門阻止不履行決定を理由にした開門不履行は、決して正当化できるもので張りません。
 開門阻止決定は、福岡高裁確定判決に対して、真っ向から異を唱えているものでなく、被害の出ない開門準備ができていないことを問うているのです。
このことは、これまで、「農業、漁業、防災共存の開門を」求めてきた私たちの要請を無視し、開門準備をサボタージュしてきた農水省の無責任さによるものです。

1、以上のように貴職と農水省の責任は重大であり、次のことを強く求めます。
①自殺者も多数出るような甚大な漁業被害の解決に希望を託し、開門調査を一日千秋の思いで待っていた漁民を裏切ったことについて謝罪すること。
②開門判決を無視、敵視する姿勢を改め、「農業、漁業、防災共存」の方針を積極的に打ち出し、地元との合意形成をはかるよう全力をあげること。