サービス精神。

仕事でホテルに宿泊した場合、朝食は大抵、洋食のビュッフェを選ぶのだけど、
先日大分に宿泊したときには、珍しく和食にしてみました。
シーンとした店内は、サラリーマン風の男性が一人静かに食事をしていた。
たまにはこういうのもいいよねん。

美味しく和食を楽しんでいたところ、朝粥についていたレンゲがちょっと大きくて
食べにくいので、普通のスプーンを所望してみた。

配膳の女性は、ちょっと不思議な顔をしたあとに、にっこり笑って「お待ち下さい」
と言って裏に消えていった。

シーンとした店内に、裏の方から「このスプーンじゃ変でしょー・・えー？これー？・・」
という数人の女性の声が聞こえてきた。わー・・普通のでいいんだけどと思いながら、
一体どんなスプーンがくるのかわくわくしながら待っていると、しばらくして女性再登場。

手に持ったお盆の上には、木のスプーン・先が割れたスプーンなど５種類のスプーンが
並んでいて、「どれがいいですか？」とにっこり微笑んでいる。なんかほのぼのしていて、
いいなーと思ってしまった。
ふと、今日そんな事を思い出したのでした。